2025.03.19 チームの話題(全体・他クラブ)
ECLは目標ではない!カラバオカップを制したニューカッスルは、プレミアリーグでTOP5に入れるのか?

準決勝でアーセナルを0‐2、2-0のダブルで屠ったチームは、リヴァプールをシュート17対7、オンターゲット6対2と圧倒。2-1の完勝で、56年ぶりのタイトルに辿り着きました。フットボールの聖地でトロフィーを天に掲げたその日だけは、喜びに浸りたかった選手たちにとって、インターナショナルマッチウィークの直前の開催は残念なタイミングだったようです。
カラバオカップのファイナルを控えた木曜日の夜、急遽イングランド代表に召集されたダン・バーンは、ウェンブリー・ウェイのボックスパークで開かれたパーティーを22時で切り上げたそうです。家族やチームメイト、アラン・シアラーとともに勝利を祝う最高の場を離れたのは、高いプロ意識を要求するトーマス・トゥヘルのトレーニングに参加する準備を始めるためでした。
アグレッシブな守備でリヴァプールのアタックを封じたブルーノ・ギマランイスとジョエリントンも、家族や友人との時間を楽しめず、ブラジルに向かっています。ニューカッスル・アポン・タインの目抜き通りにサポーターが集うセレモニーは、各国代表のスケジュールを終えた3月29日に開催される予定で、それまでは違うチームのために戦わなければなりません。
さて、悲願のタイトルを獲得したニューカッスルは、ヨーロッパカンファレンスリーグの出場権だけで満足するクラブではないでしょう。プレミアリーグは14勝5分9敗で47ポイント。4位チェルシーとは2ポイント差で、5位マン・シティは1ポイント上にいます。彼らは1試合消化が多く、4月16日に入った延期試合のクリスタル・パレス戦で勝てば、まとめてかわして4位に浮上します。
今後のスケジュールを見ると、ホームはブレントフォード、マンチェスター・ユナイテッド、クリスタル・パレス、イプスウィッチ、チェルシー、エヴァートン。アウェイはレスター、アストン・ヴィラ、ブライトン、アーセナルです。セント・ジェームズ・パークが多いのは好材料ですが、TOP4で終わりたいライバルとの3試合がすべて遠征なのが気になります。
ルイス・ホールのシーズンアウトとボトマンの負傷は痛手ですが、リヴラメントとダン・バーンが元気ならカバーできるでしょう。中盤と前線は全員プレイできる状態で、イサク、ジェウコブ・マーフィー、ハーヴィー・バーンズ、ジョエリントン、ブルーノ・ギマランイス、トナーリは好調をキープしています。
昨季プレミアリーグのラスト10戦は6勝2分2敗、2022-23シーズンでは5勝3分2敗、2021-22シーズンは6勝4敗。エディ・ハウ監督は3年連続で最終盤に勝ち越しており、今季を7勝3敗で終えられれば、チェルシーは6勝1分2敗以上、マン・シティは6勝2分1敗以上が必要となります。カラバオカップのパフォーマンスを継続できれば、充分めざせる数字です。
2年ぶりにCL出場権を獲得できれば、イサクとブルーノ・ギマランイスの残留はより確実になり、彼らはやがてエディ・ハウとともにセント・ジェームズ・パークの銅像になるでしょう。ビッグ6のファンに「たかが」といわれるカラバオカップですが、クラブによってその価値は変わります。ブライトンがクラブ史上初となるFAカップを制すれば、三笘薫は…!(ダン・バーン 写真著作者/SonoGrazy)
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