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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ヤヤ・トゥレとサネが冴えたマンチェスター・シティが、ボロを完封してセミファイナルへ!

今週末は、FAカップ準々決勝とプレミアリーグ28節が並行開催というせわしないスケジュール。TOP6は、リヴァプールを除く5チームがFAカップを戦います。ミドルズブラとアウェイで当たることになったマンチェスター・シティは、直近の公式戦10試合を7勝3分、プレミアリーグは6戦負けなしと好調です。アグエロ、サネ、スターリングの3トップがうまく機能し、ヤヤ・トゥレとフェルナンジーニョを軸とした中盤の守備も安定。撃ち合いとなったモナコ戦を除けば9試合で2点しか許していません。ペップは、自信を深めているのではないでしょうか。堅守ボロに対して、フェルナンジーニョとコラロフを休ませた以外はベストの布陣です。GKブラボ、DFサニャ、ジョン・ストーンズ、オタメンディ、クリシー。ヤヤ・トゥレがアンカー、両脇にダヴィド・シルヴァとデブライネ、3トップはいつもの3人です。

マン・シティの攻撃を最終ラインで食い止め、イーブンのまま終盤にもつれ込む…カランカ監督は、そんな展開を理想としていたのではないかと思われますが、開始から3分もしないうちの失点で苦しくなりました。ヤヤ・トゥレが右サイドのサバレタに通したロングフィードが秀逸。裏を取ったSBがダイレクトで中に折り返すと、打ち切れなかったスターリングの後ろにいたダヴィド・シルヴァがボレーで流し込みました。プレミアリーグ最少の19ゴールしか挙げていない今季のボロは、逆転勝利が一度もありません。0-1としたマン・シティは優位に試合を進めますが、足を引きずるアグエロが気がかりです。

追いつきたいボロの希望はアダマ・トラオレの突破力ですが、相棒がゲステデしかいない薄い攻撃では、マン・シティ守備陣を脅かすことはできません。15分、デブライネのスルーパスで左からゴールに迫ったサネは、クロスに蹴ったシュートがうまく当たりませんでした。デローンが押し上げ始めたボロは、20分に可能性を感じる形を創ります。後方からのロングフィードをゲステデが頭で落とし、デローンがダイレクトでシュート。高い前線が競り合ったボールのこぼれを狙う攻撃は、マン・シティが嫌がりそうです。22分のCKは、ゲステデがヘッドでジャストミート。ブラボが後ろにこぼしたボースを枠に入ったサバレタが掻き出し、アウェイチームの1点リードは変わりません。ゲステデは、腰を痛めたのでしょうか。25分に続行不可能のサインを出し、カランカ監督は急遽ネグレドを投入します。終盤、フィジカルに長けたストライカーを2枚並べるというアイデアもあったと思われますが、カランカ監督は早い時間に魅力的なオプションをひとつ失ってしまいました。

33分、ダヴィド・シルヴァがボックス右を完全に崩すもラストパスが中に合わず。直後、ダヴィド・シルヴァが右のスターリングにパスを流すと、グラウンダーに右足を振り抜いたサネのシュートはボールをこすっただけでグザンにキャッチされます。ヤヤ・トゥレの長いパスを受けて、左サイドで2人を抜き去ったのはサネ。流れるような美しいドリブルは文句なしだったものの、中が薄くフィニッシュにつながりません。ボロの反撃は36分。右からのハイクロスをヘディングで叩いたストゥアーニの一撃は、強さは申し分なかったものの、ブラボの守備範囲です。前半は0-1。厳しい状況に追い込まれたボロですが、2点めさえ奪われなければ望みはつながります。

49分、マン・シティが先制点のシーンを再現するような決定機を創ります。ヤヤ・トゥレが右に浮かした素晴らしいロングボールをダイレクトで中に入れたのは、サバレタではなくデブライネ。スターリングが打てず、裏のダヴィド・シルヴァに通ったところまでは一緒でしたが、中に持ち直して放った右足のシュートはバーを越えてしまいます。51分、デブライネのドリブルで始まったカウンターは、右サイドのスターリングのゴールに向かうグラウンダーをアグエロが軽いタッチでコースを変えると、ボールは左ポストを直撃。マン・シティらしい攻撃が続き、足りないのはフィニッシュの精度だけです。

64分、右から巻いたサネのミドルはグザンがビッグセーブ。エスピノーサまで負傷で失っていたカランカ監督は、66分にレッドビターをガストン・ラミレスと初めて戦術的なカードを切りますが、その成否がわかる前に決定的な2点めを奪われてしまいます。クリシーの縦パスで左サイドを疾走したのはレロイ・サネ。ニアを狙ったグラウンダーは完璧で、ファビオの前に入ったアグエロが得意のボレーを左隅に突き刺しました。70分に3人に囲まれながらゴール前に持ち込んだガストン・ラミレスは、ブラボが体を張ってブロック。76分にアダマ・トラオレが右サイドを崩してクロスを上げると、ネグレドが競ったこぼれ球に飛び込んだファビオがヘディングでプッシュしますが、ブラボが弾いたボールをジョン・ストーンズが足を伸ばしてクリアします。プレミアリーグで4試合連続ノーゴールのチームが、ここから2点は難しいでしょう。

80分に切り返しから左足を振り抜いたスターリングの一撃は、グザンがセーブ。今日は彼の日ではないようです。ボロはチャンスを創れず、GKの奮闘ばかりが目立ちます。ノリート、フェルナンド、イヘアナチョを投入して悠々と逃げ切ったペップにとっては、0-2は望み通りの着地だったのではないでしょうか。MVPを選ぶとすれば前線へのボールが冴えたヤヤ・トゥレ、2人選んでよければ鋭いドリブルでサイドを切り裂いたレロイ・サネを推します。FAカップベスト4進出を果たしたマンチェスター・シティは、いい状態でチャンピオンズリーグラウンド16のセカンドレグに向かえそうです。

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