2025.04.17 チャンピオンズリーグ2024-25チャンピオンズリーグ
ミケル・メリノ、絶品2アシスト!レアル・マドリードにダブルのアーセナル、16年ぶりのCL4強!

GKラヤ、DFティンバー、サリバ、キヴィオル、ルイス=スケリー、MFトーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、FWサカ、ミケル・メリノ、マルティネッリ。開始2分にティンバーをかわしたヴィニシウスがシュートを放つと、頭で押し込んだムバッペはオフサイド。敵陣でサカを削ったダヴィド・アラバにイエローが出ると、大音量のブーイングが鳴り響いています。
6分に中に斬り込んだマルティネッリのシュートは、バルベルデがブロック。逆サイドでボールを奪い、キープしたサカがファーを狙うと、ボールはポストの外に逸れていきます。8分にカットインしたサカは、コースが空いたと見るや左足のコントロールショット。右に反応したクルトワが、外に弾き出しました。
9分のCKからしばらく経って、VARが発動。ミケル・メリノのシャツをつかんで倒したアセンシオが対象になっているようです。ジャッジはPKとイエロー。スポットに立ったウーデゴーアがサカに託すと、タイミングを外そうとしたチップキックはクルトワが触ってCKに逃れました。大ブーイングのサンティアゴ・ベルナベウは一転、歓喜の叫びに包まれています。
20分に左から入れたベリンガムの高速クロスは、ロドリゴに合わず。23分に右のルーカス・バスケスがゴール前に浮かすと、デクラン・ライスがムバッペに手をかけて倒し、PKを取られてしまいました。長いVARとオンフィールドレビューの後、PKもイエローも取り消し。ムバッペが自ら倒れたと見做されたのでしょう。
31分のムバッペのミドルはアウトに回転がかかり、ファーポストの外。34分にウーデゴーアが左からFKを蹴ると、こぼれ球をダイレクトで叩いたティンバーのシュートは浮いてしまいました。クロスをバックヘッドで後ろに送るレアル・マドリードに対して、ガナーズの最終ラインがファーが薄くなっているのが気になります。
追加タイム5分、ウーデゴーアからトーマス、デクラン・ライス、マルティネッリと左につながり、11番の左足のシュートはクルトワがセーブ。前半のシュート数は6対3ですが、オンターゲットは0対3です。ゴールレスでハーフタイムに持ち込んだアーセナルは、次のラウンドに影響を及ぼすイエローカードにも気を付けなければなりません。
後半の立ち上がりのレアル・マドリードは、右サイドを攻略しようとしています。50分のデクラン・ライスのFKに競り勝ったミケル・メリノのヘッドは、クロスバーを越えていきました。54分の右からのCKをニアで叩いたムバッペのヘディングもバーの上。2分後のカウンターから、ヴィニシウスが放ったミドルはラヤががっちりキャッチしています。

ウーデゴーアが中央のデクラン・ライスにつないだ65分のアタックは、何でもないシーンに見えたのですが…。リターンを受けた8番が左のミケル・メリノにつなぐと、絶妙なスルーパスでサカがクルトワの前に躍り出ました。今度のチップキックは、GKを越えてゴールへ。0‐1で決まりかと思いきや、直後のビルドアップでサリバがヴィニシウスに奪われてしまいました。
カットしてすぐに右足で引っかけたシュートに、前に出ていたラヤはノーチャンス。残り20分で3点差は、国内リーグならセーフティーリードです。75分、足を痛めたムバッペがリタイア。アセンシオもここで下がり、モドリッチとブラヒム・ディアスがピッチに入りました。77分、サカに代わってトロサール。マルティネッリは右にまわっています。
78分、ゴールライン際に持ち込んだのはウーデゴーア。グラウンダーのクリアを叩いたトーマスのシュートは、モドリッチがブロックしました。トロサールが中央のマルティネッリにパスを通し、右から走り込んだウーデゴーアにつながった81分のチャンスは、左足のシュートがファーポストの外を抜けていきました。
85分のリュディガーのファールに激高したトーマスは、不要なイエローで次戦を失ってしまいました。弛緩した空気が漂うサンティアゴ・ベルナベウ。90分に右から打ったブラヒム・ディアスのシュートは、ラヤがキャッチしました。追加タイムは5分。クロスをカットした後、ミケル・メリノがマルティネッリを走らせる縦パスを出したのは、94分でした。
11番のスプリントにフラン・ガルシアは追いつけず、クルトワとの1対1から右隅に決まって1‐2!残り1分で4点差はセーフティーリード…いや、予想外の結末でした。昨季チャンピオンズリーグ王者にダブルを喰らわせたアーセナルは、サリバのミスによる失点とトーマスのイエロー以外は文句なしの一戦でした。
PK失敗を先制ゴールでチャラにしたサカ、快足を飛ばして勝利を決めたマルティネッリがヒーローですが、私のMVP候補は地味な4人です。パス成功率100%のトーマス、2アシストを記録したミケル・メリノ、デュエル9勝2敗のルイス=スケリー、落ち着いて守り切ったキヴィオル。ひとりに絞るなら…リプレイを見ても惚れ惚れするスルーパスを通した23番にしましょう。
2008-09シーズン以来、16年ぶりのCLベスト4進出。百戦錬磨の王者とのホーム&アウェイで見せたクオリティをキープできれば、ビッグイヤーに手が届くのではないかと思います。グーナーのみなさん、おめでとうございます!堅守を欧州に知らしめたナイスゲームでした。主力の負傷なきまま、最後まで走り切っていただければと願っています。
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早速の更新ありがとうございます!毎日楽しみにしております。
レッズを応援してきたためノックアウトラウンドのレアルと聞くと苦い記憶ばかりが蘇ってきます。セカンドレグのサンチアゴ・ベルナベウは地獄にしか見えません。
まさかダブル達成とは!!アーセナル、よくぞ!!