2025.04.21 プレミアリーグ観戦記2024-25プレミアリーグ観戦記
【Ipswich×Arsenal】勝負を決めたのはサカ&トロサール!アーセナル、必然の4発快勝!

ミッドウイークには、クリスタル・パレスとのロンドンダービーが控えています。4月に入ってから、ニューカッスルとマン・シティに5失点で敗れているチームとはいえ、18位のイプスウィッチよりメンバーを落としづらい相手です。ベストの状態でCLに臨んでほしいプレミアリーグファンとしては、ドキドキする采配ですが、無事を祈りながら見守るしかありません。
いざ試合が始まると、アーセナルは軽快にパスをまわしており、ウーデゴーアやデクラン・ライスが前を向いて持てる形を創っています。ホームチームの5分のカウンターは、縦パスをラヤが回収。ウーデゴーアとのワンツーでサカが右から抜けた6分のチャンスは、トロサールのボレーをトゥアンゼベが体に当てました。
9分に左からカットインしたエンシーソのシュートは、ベン・ホワイトがブロック。イプスウィッチの前半のシュートは、この1本のみでした。アーセナルが先制したのは14分。ジンチェンコが右に出したロングフィードが素晴らしく、ウーデゴーアがドリブルで上がると、イプスウィッチの守備陣は混乱しています。
外にいたサカにパスが出て、ダイレクトのグラウンダーが中央のトロサールへ。モーシーのチャージを受けた19番は体勢を崩したのですが、前に立っていたダラ・オシェイの足の間に右足インサイドのシュートを通しました。読んでなかったGKパーマーの右手は届かず。28分の2点めも、トロサールのクレバーなプレイが生んだゴールシーンでした。
ウーデゴーアが左にまわり、ベン・ホワイトがサリバの脇に下がってきたため、サカの後ろのスペースが空いていました。最前線にいたトロサールはここに入り込み、両手を広げてサリバにパスを要求しています。浮き球をトラップした瞬間、2対1。縦パスを受けたサカは、引っ張り出されたCBグリーヴスを抜き去り、ニアに折り返しました。
ミケル・メリノは、ファーから走り込んできたマルティネッリをチラ見しており、無理に打たずに右足のヒールで外に流しました。足元にもらった11番は、左隅に蹴るだけでOK。0‐2となった4分後、サカの右足のかかとを踏んだリーフ・デイヴィスにレッドカードが突き付けられ、勝負は決しました。前半のシュートは1対11。後半も当然のように、ハーフコートマッチです。
サリバとキヴィオルがミドルを狙えるエリアまで上がり、包囲網を築いたアーセナルは、ベタ引きした相手を崩す練習をしているかのようです。57分にサカとミケル・メリノが下がり、ルイス=スケリーとヌワネリ。63分のウーデゴーアのミドルは、GKパーマーが右に反応してキャッチしました。CKはひたすらショートで、ボックスの脇に入り込んだ選手を活かそうとしています。
3点めは69分のショートコーナー。ウーデゴーアに預けてリターンをもらったデクラン・ライスが、ボックス左のトロサールに速いパスを入れると、ハーストの股間を通したボールが右隅に決まりました。73分にデクラン・ライスとマルティネッリがお客御免となり、ティアニーとスターリング。84分にトロサールと代わったのは、22歳のネイサン・バトラー=オイェデジです。
87分のウーデゴーアのミドルは、右のポストにヒット。直後、ウーデゴーアの縦パスをバージェスがカットすると、こぼれ球を叩いたオイェデジのボレーはパーマーのビッグセーブに阻まれました。ショートコーナーから、右にいたジンチェンコがヌワネリに縦パスを通したのは88分。中に持って放った強引なシュートは、ダラ・オシェイとバージェスに当って右隅に決まりました。
アーセナル、4発快勝。ポゼッション72%、シュート数4対24、オンターゲット0対7という余裕の勝利で、さほど消耗せずに次戦に向かえそうです。クリスタル・パレスとのホームゲームの後、中5日のガナーズに対して、ナント&ニースと戦わなければならないパリは中3日です。次こそはターンオーバーで、満を持して決戦に臨んでいただければと思います。
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