候補はチェルシーから3人、ストライカーを2人…「スカイスポーツ」がPFA最優秀選手を大胆予想!
コンテ監督の3-4-3の軸となったエンゴロ・カンテ、完全復活を遂げた一昨年のMVPエデン・アザール、勝負強さが光るジエゴ・コスタ。現在プレミアリーグ得点王のロメウ・ルカクと、印象に残るゴールでチームに変化をもたらしたズラタン・イブラヒモヴィッチも候補としています。大本命は、「地球上の71%は水で覆われている。残りの29%はエンゴロ・カンテがカバーしている」と、クラブOBのデザイーさんが絶賛するセントラルMFです。異なるクラブで2年連続のプレミアリーグ制覇となれば、リーズとマンチェスター・ユナイテッドで勝ったエリック・カントナ、チェルシーからレスターとカンテの逆コースで達成した「幸運なサブGK」シュウォーツァーに続く3人めの快挙。タックル数が100を超えるのは、プレミアリーグNo.1の106回を数えるエヴァートンのイドリサ・グイェとカンテだけです。口数の少ないチームプレー志向のMFは、自分に対する称賛よりもチェルシーの優勝が大事と強調しています。
「今季の自分の出来には満足している。多くのリスペクトをもらえるのは光栄だけど、謙虚な姿勢を失いたくない。大事なのは、最終的に素晴らしい結果を残すことだからね。チェルシーに移籍したのはいい判断だったと思う」(エンゴロ・カンテ)
昨シーズンはプレミアリーグ31試合出場ながら、4月末からの消化試合のような4試合で4ゴールを決めただけと失意のシーズンを送ったエデン・アザール。コンテ監督と出会った今季は、26試合11ゴールと復調し、2回めのMVPを視野に捉えています。ドリブル成功119回はリーグTOP。マンチェスター勢やアーセナルなど、強豪の心を折る素晴らしいゴールを決めているのも印象的です。「コンテのフォーメーションでは、左に(マルコス・)アロンソがいるから自分はより中に入る。サッカーは足元にボールを置くだけじゃないとわかってきたよ。ボールを奪取したら敵陣深くまで走らないといけないし、ときにはゴールに向かう必要もある」。プレイの幅は、モウリーニョ監督の下で優勝したシーズンより確実に広がっており、戦った選手たちの票が彼に集中する可能性は低くないと思われます。
前半戦を18試合出場14ゴールで折り返したジエゴ・コスタは、2016年はMVP候補の筆頭でしたが、年が明けてからは3ゴールとペースダウン。アトレティコ・マドリードに復帰したいと懇願したため、シーズン当初はコンテ監督との関係がよくなかったと語るストライカーは、結果を出すことで新指揮官の信頼を勝ち取りました。決勝ゴールや同点ゴールが多い彼の活躍が、28試合22勝というチェルシーの驚異的な勝率を支えているのだと思われますが、インパクトが強いアザールとコンスタントなカンテには勝てないかもしれません。マンチェスター勢と当たる4月に優勝を決定づける素晴らしいゴールを決めることが、選ばれるための必須条件のような気がします。
「今季の(マンチェスター・)ユナイテッドにおける真のリーダー」(イブラヒモヴィッチ)、「ゴール前のエキスパート。24歳になる前にプレミアリーグで80ゴールを決めた4人めの選手」(ルカク)と、「スカイスポーツ」が称賛するストライカー対決なら、ダンカン・ファーガソンが持っていたエヴァートンのクラブ記録である60ゴールを更新したベルギー代表FWに軍配が上がるのではないでしょうか。プレミアリーグTOPの枠内シュート43本で並ぶ2人は、シュート数No.1のズラタンがしばしばチャンスを逃すのに対して、シグルズソンやポグバよりも打った本数が少ないルカクは、他のストライカーなら決められない場面でもあっさり射抜いてしまう印象があります。
イギリスメディアの予想は、カンテ、アザール、ズラタンの順で、ジエゴ・コスタとルカクがその次です。私の本命はアザール。「スカイスポーツ」が挙げていない選手では、デル・アリとマネを候補に入れたくなります。みなさんは、誰が選ばれると思いますか?
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カンテとアザール、甲乙つけるのが難しいところですが、この賞は近年とかく前線のアタッカーが取りがちなのでここはカンテに取ってもらいたいという希望込みでカンテと予想します笑
最優秀若手選手賞の方はアリがルーニー以来となる複数回受賞を果たすと予想します。
ルカクとポグバは対象外ですよね…?
ホタさん>
ルカクとポグバも対象ですね。若手はデル・アリとルカクの一騎打ちでしょう。