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移籍ゴシップ急増!ギョケレスはアーセナルとマン・ユナイテッドの一騎打ちってホントですか?

マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルの一騎打ちという報道は、間違いないのでしょうか。スポルティングCPのストライカー、ヴィクトル・ギョケレスのお話です。26歳のスウェーデン代表FWは、今季公式戦で49試合52ゴール12アシストという驚異的な数字を叩き出しており、ポルトガルのクラブはそれなりの移籍金を積めば移籍を容認と伝えられています。

「マンチェスター・ユナイテッドの関係者が、ギョケレス獲得は決定的と語った」。何かとお騒がせな「フットボールインサイダー」のカラム・オコネル記者が、独占と銘打った記事を配信したのは4月28日でした。その翌日、「ハイジャックを目論むアーセナルがリード」と煽ったのは「Football365」のジョー・ウィリアムズ記者で、交渉は順調に進展と伝えています。

ここまでは、マンチェスター・ユナイテッドがトップランナーという主張が優勢でしたが、5月に入ってからアーセナルが獲得に近づいているという論調が増えています。5月3日に「アーセナルはレースに残っている」と書いたのは「フットボールインサイダー」のピート・オルーク記者。「マン・ユナイテッドで決まりという状況は変わる可能性がある」と控えめなトーンでした。

同じ日に「スカイスポーツ・ドイツ」のフロリアン・プレッテンベルグ記者が、「アンドレア・ベルタSDが具体的な交渉を強く推進している」と報じ、「5100万ポンドから6000万ポンドの間で口頭合意がなされた」と数字まで出しています。これをフォローした「フットボールロンドン」のキーラン・ホーン記者も、「アーセナルのリードは間違いない」と同調していました。

その翌日には、スペインメディア「エル・ナシオナル」が「アーセナルがギョケレスに対して正式なオファーを提示した最初のクラブになった」と伝え、「5110万ポンドは、スポルティングの評価額に届かない。ポルトガル王者は、バイアウト条項の1億ユーロ(8520万ポンド)を下回る金額で移籍させてもいいと考えているものの、決断を急ぐ必要はない」と続けています。

先月までは、怪しいメディアのふわっとした記事が多かったのですが、この3日間はリアリティがあるレポートばかりです。アーセナルの移籍ゴシップをチェックしてみると、最近はギョケレス以外のストライカーのネタが減っており、賑わっているのはサリバ関連とギッテンス、ルックマン、ニコ・ウィリアムズなどウインガー獲得にまつわる噂です。

アーセナルがシェシュコやオシムヘンなど複数の候補を検討している間に、速攻を決められればよかったのですが、ガチンコの争奪戦なら圧倒的に不利です。プレミアリーグ2位VS15位。あちらでもおそらくレギュラーで、出場機会が多いともいえないでしょう。サカ、デクラン・ライス、サリバ、ベン・ホワイトなど、選手が成長した事例もガナーズのほうが説得力があります。

ご本人が「CLに出場できるクラブ」を希望しているという記事がありましたが、われわれはヨーロッパリーグの結果次第で、相手は出場どころか「優勝をめざせるクラブ」です。明確なアドバンテージは「以前のボスだったルーベン・アモリム」しかありません。一連の報道が事実で、交渉のスピードでも負けているとすれば、早々に他のストライカーに矛先を変えるべきでしょう。

個人合意間近といわれるマテウス・クーニャを押さえてラシュフォードとアントニーを売却し、ルアーブルと移籍合意に至った18歳のエンツォ・カナ・ビイクやチド・オビ=マルティンを育て上げれば、戦えるチームになるでしょう。「アーセナルがシェシュコの争奪戦をリード」という記事もあるのですが…。当面は何も期待せず、ヨーロッパリーグに集中しましょう


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