2025.05.12 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
ガルナチョは売るか、残すか?マンチェスター・ユナイテッドの補強&売却の最新トピックス!

バイアウト条項の6250万ポンドは、キャッシュフローが厳しいクラブにとって悩ましい出費ですが、ウルヴスは分割払いを許容すると報じられています。アーセナルやアストン・ヴィラなどライバルがすぐに動かなければ、ポール・トゥ・ウィンで獲得に漕ぎ着けられそうです。最前線の候補はイプスウィッチのリアム・デラップで、こちらのバイアウト条項は3000万ポンドです。
マンチェスター・シティのアカデミーからキーラン・マッケンナのチームに加わった22歳のストライカーは、開幕から10試合勝利がなかった昇格クラブで孤軍奮闘。トップリーグでレギュラーとしてプレイした経験はなかったのですが、今季プレミアリーグで35試合12ゴール2アシストという数字を残し、ビッグクラブから注目されるようになりました。
マテウス・クーニャとデラップをダブルで獲得するとなると、ホイルンドとザークツィーのいずれかが売られる可能性があります。3人めの候補はボーンマスのセメンヨで、縦に抜けるスピード、フィジカルの強さ、左右どちらでもこなす自在性を強みとするウインガーです。今季のリーグ戦は35試合9ゴール6アシストで、マン・ユナイテッド戦は2試合ともゴールを決めています。
「スカイスポーツ」は、「エンベウモよりセメンヨが獲得候補リストの上位にいる」と伝えています。アモリム監督は、下がり目のポジションもこなすセメンヨをWBとして検討しているのかもしれません。問題は移籍金で、ボーンマスは7000万ポンドを要求するといわれています。マンチェスター・ユナイテッドは、1億7000万ポンドという多大な投資に踏み切れるのでしょうか。
ヨーロッパリーグを制して来季CLの出場権を手に入れれば、アクセルを目いっぱい踏むでしょう。それでも余剰戦力の売却は必須で、2500万ポンドの買取義務付きでチェルシーにローン移籍のサンチョ、アストン・ヴィラに4000万ポンドの買取オプションを提示したラシュフォード、レアル・ベティスで生まれ変わったアントニーを放出しなければ、納得の補強は難しくなります。
「フリーで獲れるレヴァークーゼンのジョナサン・ターを検討中」と報じられているのは、リンデロフとジョニー・エヴァンスが去るからでしょう。エリクセンも今季限りといわれており、数人を引き入れても人件費が膨らむことはなさそうです。最も悩ましいのは、チェルシーがほしがっているガルナチョです。マン・ユナイテッドは6500万ポンドと伝えているようですが…。
プレミアリーグ2024-25シーズンは34試合6ゴール2アシスト。やはり気になるのは、13回のビッグチャンスミスです。グラウンダーに走り込んで打ち上げたり、GKとの1対1で外したりする姿を見て、何度落胆したことか。ヨーロッパリーグでは、シュート42本でわずか1ゴール。突破力が高いというイメージがありますが、リーグ戦の90分あたりのドリブル成功1.1回は81位です。
何かとツッコミどころが多いウインガーではありますが、まだ20歳。決定力は、経験を積むうちに向上するでしょう。12月に練習に取り組む姿勢を咎められ、マンチェスターダービーのメンバーから外されたのですが、「大事なのはメンタリティ。努力とチャレンジをし続け、監督にアピールできる人間であること」という言葉通りに発奮し、その後は全試合出場を果たしています。
今シーズンの欠場はその1試合のみで、公式戦55試合11ゴール10アシストは秀逸なスタッツ。欧州のトップリーグでプレイするU-21の選手のなかで、ガルナチョよりゴール&アシストが多いのは、ラミン・ヤマルとデジレ・ドゥエだけです。ポール・スコールズとリオ・ファーディナンドが「成長するから絶対売るな」というのもよくわかります。
とはいえ、マテウス・クーニャ、アマド・ディアロ、セメンヨが揃えば出番は減るでしょう。「アモリムの3-4-2-1には、結局はまらない。アトレティコ・マドリードに42万ポンドしか払わず獲得したのだから、6500万ポンドはほとんど利益になる」と考えて売るのか?「マインドの強さと学習意欲はトップクラス。ロンドンでブレイクしたら後悔する」として残すのか?
「シーズン途中で新しい監督が就任し、フォーメーションが変わるのは誰にとっても大変なこと。ルールに従う必要がある。毎日、成長しようと努力している」「フットボールプレーヤーとして、将来についての噂は常に耳にするもの。でも、僕は2028年まで契約がある。ここにいられてハッピーだ」。彼の姿勢と能力は、間違いなく今のチームに必要でしょう。
一時は放出候補とされながら、ヨーロッパリーグのファイナル進出に貢献したマグワイアとカゼミーロの姿を忘れず、日々のトレーニングに真摯に取り組んでいる20歳にも大いに期待したいと思います。経営ボードはどんな結論を出すのでしょうか。難易度が高い補強と売却で、チームを変えようとしているマンチェスター・ユナイテッドの次なるアクションに注目しましょう。
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