2025.06.19 アーセナルの話題
ストライカー&ウインガー獲得は大苦戦、プレミアリーグの日程は最悪…アーセナルは大丈夫?

「アーセナルは22歳のストライカー、ベンヤミン・シェシュコと個人条件で合意。現在、ライプツィヒと移籍金について交渉しており、その額は8000万~1億ユーロ(6800万~8600万ポンド)といわれている」。一気に拡散された「ビルト」の速報に対して、「信頼できるソースとシェシュコの関係者に確認した」というスロベニアの「エキパ」は「フェイク」といい切っています。
シェシュコの代理人エルビス・バサノヴィッチ氏にインタビューしたファブリツィオ・ロマーノさんも、「GIVEMESPORT」に寄稿したレポートで「私たちが移籍を決断するのは、特別なクラブ、監督、プロジェクトと認めたときだけ」「ライプツィヒを脅迫したりするのは、正しい方法ではない」「移籍は来週か来月か、あるいは3年後」といった生の声を紹介しています。
現状は、ライプツィヒが要求する高額の移籍金をアーセナルが支払う気がなく、交渉は進んでいないようです。ドイツがダメならポルトガルですが、こちらは相変わらずギョケレスの代理人ハサン・チェティンカヤ氏とスポルティングCPのフレデリコ・ヴァランダス会長が揉めており、「和解を拒否した代理人がメディアを煽り、アーセナルは静観している」と報じられています。
2人ともアウトなら、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンスというオプションもありますが、こちらは1月と同様に激しく抵抗される可能性が高く、最終手段はビッグマネーとなりそうです。アーセナルの新たなストライカーは、オールド・トラフォードのスーパーサンデーには間に合わないでしょう。同時並行で進めているウインガーの補強も、順調とはいえません。
ニコ・ウィリアムズは高額のサラリーがハードルで、本命のバルセロナに対抗できる状況ではありません。レアル・マドリードのロドリゴは、シャビ・アロンソ監督が必要としているようで、本人が退団を志願したとしても、7700万ポンドからのハードな交渉となります。ニューカッスルのアンソニー・ゴードンは、スペインの選手たちより難易度が高い案件といえるでしょう。
「フットボールロンドン」が配信したサム・トゥルーラブ氏の記事によると、1年前にリヴァプールのオファーを断ったニューカッスルは、ウインガーの価値を1億ポンドと見積もっているとのこと。本人は「いつ辞めるんだ?とよくいわれるけど、誰がそんな話をしているのだろう。ここにいられてとてもハッピー」といっており、早々に撤退となりそうな雲行きです。
「そっち見たんだったら、手前にラシュフォード、ガルナチョ、アントニー、サンチョがいるのがわかるでしょう?」と叫びたくなります。ナイトクラブ通い、SNS炎上、DV疑惑からの不起訴、遅刻癖と、アルテタ監督が嫌いなワードが並んでいるのは確かですが…。アマド・ディアロやハリー・アマスに興味を持たれても困るので、この話はこのへんでやめましょう。
リヴァプールはフリンポン、ヴィルツ、ケルケズを押さえており、マンチェスター・シティはティジェニ・レインダース、アイ・ヌーリ、ベッティネッリ、シェルキを獲得しています。ズビメンディ以外はすべて苦戦中のアーセナルは、長期戦を覚悟しているのでしょうか。最近の明るい話題は、ルイス=スケリーの契約延長と「CLの後の試合がラク」というぐらいです。
開幕からの5試合はあまりにもハードですが、CLの次の試合には恵まれています。グループフェーズの初戦から並べると、マン・シティ(H)、ウェストハム(H)、クリスタル・パレス(H)、サンダーランド(A)、チェルシー(A)、ウルブス(H)、マンチェスター・ユナイテッド(H)、リーズ(A)。ホーム3試合は、チェルシーの2試合に次ぐ幸運なドローです。
総移動距離は820マイルで、こちらもチェルシーの341マイルにはかないませんが、リヴァプールとニューカッスルは1500マイルを超えています。アウェイの3試合のうち2試合は昇格組で、相手チームの平均順位は16.3位。プレミアリーグから出場する6チームで、アーセナルよりラクな組み合わせを引いたチームはありません。
既存の戦力で序盤の難敵との連戦を切り抜ければ、連勝モードに突入できるかもしれません。とはいえ、頭数が足りない9番は早く決めたいところです。ムドリクに6200万ポンドを提示したことを思い出せば、シェシュコは7500万ポンドなら…いや、ムドリクの件があるから慎重になるんですよね。失礼しました。微妙な報道が続いておりますが、朗報があればすぐにお届けします。
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