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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マルティン・ズビメンディがロンドンへ!アーセナルとレアル・ソシエダの契約と手続きはすべて完了!

「アーセナルとレアル・ソシエダは、マルティン・ズビメンディとの契約に必要な手続きをすべて完了させており、サインも済ませている。ロンドンに渡ったズビメンディが正式なステップを終えたら、アーセナルにとってこの夏最初に契約した選手になる。移籍金は6400万~6500万ユーロ(5480万~5570万ポンド)で、分割払いとなっている」(ファブリツィオ・ロマーノ)

「マルティン・ズビメンディはロンドンに滞在している。レアル・ソシエダからノースロンドンのクラブに移籍するために、アーセナルの経営幹部と会談するからだ。アーセナルは、5170万ポンドのリリース条項が盛り込まれていたスペイン代表との交渉に、かなり長い時間をかけてきた」(ジェームズ・マクニコラス&デヴィッド・オーンスタイン/アスレティック)

フロリアン・ヴィルツの入団を発表したプレミアリーグ王者に対抗するかのように、アーセナルがこのタイミングで最重要ターゲットを手に入れようとしています。「アルテタ監督がズビメンディ獲得を熱望」と報じられた2023年の夏から、2年がかりの成就。1年前、リヴァプールのオファーを合意寸前で断ったと伝えられた26歳のMFは、マドリードの誘惑には乗りませんでした

現地メディアの記者によると、複数の関係者が「アーセナルとレアル・ソシエダは、冬のマーケットで合意に達していた」と証言しているそうです。ここまで引っ張ったのは、レアル・ソシエダの会計上の事情で、5000万ポンドを超える移籍金を来期の収益としたかったからです。それから半年の間、アーセナルは何の疑念も抱いておらず、選手の意志も変わりませんでした。

3月からディールを担当したアンドレア・ベルタSDは、最後のステップで重要な役割を果たしています。移籍金の総額を引き上げる代わりに、分割払いに持ち込んだことで、クラブのキャッシュフローに余裕が生じました。今後、ストライカーやウインガーを獲得する際のきわどいジャッジで、先に手を打った効果を実感できるかもしれません。

ロンドン滞在中にメディカルチェックを受け、ゴーサインが出れば、ほどなく正式なステートメントが配信されるはずです。次なるテーマは、6月中に決着させなければならないトーマス・パーティー。32歳のベテランMFを残留させるか、ルイス・スケリーやデクラン・ライスを6番に配する戦い方を確立するか、何らかの手を打たない限りは「中盤を強化した」とはいえません。

「パーティとアーセナルの契約交渉は行き詰まっている」と報じた「ガーディアン」のエド・アーロンズ記者は、「アルテタ監督もトーマス自身も残留を希望」とレポートしています。ならばこのチキンレースは、絶対的に不利なアーセナルが折れるのみでしょう。他のクラブと好条件の契約を結べるトーマスに対して、アーセナルに彼の残留を超えるアイデアがないからです。

「ガーディアン」が伝える「入団時と同様のサラリー体系」が事実なら、法外な要求とはいえません。カゼミーロをチラ見しながら、申し上げます。チキンレースは気持ちよく負けて、ピッチでの勝利を取りましょう。デクラン・ライスを8番に固定し、6番はズビメンディとトーマスで、ときどきルイス=スケリー。これなら来季のレベルアップが期待できます。

何はともあれ、ズビメンディは楽しみです。後方からの鋭い縦パスとロングフィードが前線に届けば、ウーデゴーアとデクラン・ライスはゴールに近いエリアでプレイする時間が増えるでしょう。シェシュコは高いと諦めるならウィサ、ウイングはガルナチョで、ビッグタイトルをめざせるのではないかと思うのですが…そんな話は成り行き次第で別な機会に。


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