2025.06.25 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
「テレグラフ」の記者が報じた「ガルナチョとエンクンクのスワップ」は成立するのか?

「テレグラフ」のマット・ロー記者と ジェイソン・バート記者は、プレミアリーグファンを唸らせる記事を書ける優秀なジャーナリストですが、「クリストファー・エンクンクとアレハンドロ・ガルナチョのスワップ」はさすがに強引でしょう。お値段が釣り合うかより、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドの体温差のほうが気になります。
ミハイロ・ムドリクがアンチドーピングレギュレーション違反を宣告されたチェルシーは、ジェイドン・サンチョにNGを出しており、左サイドを制圧できるウインガーは重要な強化ポイントです。上下動の繰り返しを厭わず、カットインからゴールに迫れるガルナチョは、マレスカ監督のストレスを消し去る存在になれるかもしれません。
一方、マンチェスター・ユナイテッドにエンベウモは必要でしょうか。今のフォーメーションに組み込むとしたら、3-4-2-1の2列めです。マテウス・クーニャとブライアン・エンベウモが加わったら、ブルーノ・フェルナンデス、メイソン・マウント、アマド・ディアロで枚数は足りています。さらに強化するなら、ゴール前で勝負できるピュアな9番でしょう。
エンクンクを獲得したチェルシーがライプツィヒに支払った移籍金は、5300万ポンドと報じられていました。3シーズン通算で57試合17ゴール5アシスト。昨シーズンは、47試合14ゴール5アシストとまずまずの数字を残しているのですが、格下のクラブとの対戦が多かったカンファレンスリーグと国内カップで荒稼ぎしており、プレミアリーグ27試合3ゴール2アシストは合格点とはいえません。
ドルトムントのジェイミー・バイノー=ギッテンスを諦めていないチェルシーは、ガルナチョ獲得を急ぐ必要はありません。彼らがファーストチョイスのウインガーに断られ、ノニ・マドゥエケを売却するという決断を下し、マンチェスター・ユナイテッドがエンベウモを獲り逃すという微妙な話が重なれば、「結果的にスワップ」は成立するかもしれませんが…。
「それはないやろ」と思いながら、この話に引っかかってしまったのは、エンクンクが好きだからです。トップ下やセカンドストライカーを置かないチームが増えた今、プレミアリーグで彼を活かせるクラブがあるとすれば、ウェルベックとジョアン・ペドロが揃って10ゴールのブライトンか、クドゥスとルーカス・パケタをダブルで失う可能性があるウェストハムでしょうか。
キース・アンドリュースの内部昇格が囁かれているブレントフォードが、トーマス・フランクの戦術を踏襲するなら、ウィサとのコンビはおもしろそうです。退団濃厚といわれるアタッカーがプレミアリーグで輝く姿を見たいのですが、やはり大陸の強豪クラブを選ぶのでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドがエンクンク…2列めに3人は、さすがにないですよね?
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