「すべてはフェイク」と憶測を一蹴!イブラヒマ・コナテはリヴァプールとの契約を延長するのか?

昨シーズンの公式戦で45試合16ゴール15アシストと、出色の数字を叩き出した22歳のプレーメイカーは、次なる黄金時代の主軸になる可能性を秘めています。サポーターの多くは、トレント・アレクサンダー=アーノルドを失った痛みや憤りを過去形にしたのではないでしょうか。アルネ・スロットの2年めは、自らのカラーを鮮明にする進化のシーズンとなりそうです。
順風満帆のリヴァプールですが、早期に解決すべき問題がひとつあります。ヴィルジル・ファン・ダイクと並んで、素晴らしい守備を披露してきたイブラヒマ・コナテの契約は残り1年。延長交渉は暗礁に乗り上げています。リチャード・ヒューズSDとスタッフに打開策がなければ、1年後に66番とは微妙に異なる喪失感を味わうことになるでしょう。
2021年にライプツィヒから移籍したフランス代表のCBは、最初の1年はマティプのバックアッパーで、その後は負傷に泣かされました。年間を通じて活躍したといえるシーズンは昨季が初めてで、6節のウルヴス戦でプレミアリーグ初ゴールをゲットしています。26歳になったCBをリヴァプールは高く評価しており、ファン・ダイクの後継者候補の一番手と考えているはずです。
自らの去就について沈黙を貫いていたコナテは、最高のシーズンが終わった直後に、ネットで飛び交う憶測に抗議しています。「ひとつだけいいたい。ソーシャルメディアで見かけたものは、すべて完全なるフェイクだ。クラブには何も要求していない。彼らからオファーがあり、リプライしただけだ」。将来の居場所が決まるまでは、何も話さないと決めているようです。
「11月に有名なジャーナリストたちが『契約に近づいている』と伝えたとき、『おお、彼らは自分よりも多くの情報を持っているのか!』と思った。少し憤っていたのは、事実ではなかったから。多くの人たちが、契約締結を拒否していると思っていたみたいだけど、話が進まなかっただけだ。何が起こるか、見てみよう」
リーグのトロフィーを手に入れ、ビッグイヤー獲得を視野に入れているクラブに対して、コナテはどんな不満を抱えているのか。パリ・サンジェルマンとレアル・マドリードが候補という噂も、フェイクなのか。Instagramで「来シーズンもがんばる」といっているので、この夏に新たなステージをめざすという選択肢はないのでしょう。
移籍するならフリーになる1年後に、自ら行き先を選びたいと考えているのかもしれません。これまでのオファーが適切な評価ではなかったというなら、テーマは明確になります。「クラブの目いっぱいの条件提示に、選手はどんな答えを出すのか」。延長の可能性がなければ売りたいところですが、1年待てば移籍金がゼロになる選手にビッグマネーを投じるクラブはなさそうです。
ジャレル・クアンサーをレヴァークーゼンに売却するクラブは、コナテとの交渉の結末がどうなろうと、即戦力のCBを獲らなければなりません。クリスタル・パレスのマーク・グエイはハードな争奪戦になると見られており、レギュラーを確約しなければ動かないとも報じられています。どうする、リヴァプール!コナテの去就とともに、CB獲得に関するアクションにも注目です。
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