誤算のアタッカーと中盤の守備に苦しんだニューカッスルが、残り2試合でプレミアリーグ復帰決定!
ニューカッスルのリーディングスコアラーは、クリスタル・パレスから獲得したドワイト・ゲイル。31試合22ゴールと結果は出しているのですが、小さな負傷が多く、しばしばチームを離脱しています。彼がいない試合は9勝3分1敗と勝率はまずまずで、問題は「ゲイル不発時のオプション」でした。ゴール数2位はボーンマスから来たマット・リッチーの12発。右サイドから中に斬り込んでくるアタッカーに続くのは、アヨゼ・ぺレスの8ゴール、グフラン、シェルヴィ、マーフィーの5ゴール。2人の新戦力の量産で何とかなったものの、彼らが止まるととたんに苦しみ、年末の停滞でブライトンに首位を明け渡しています。ミトロヴィッチとアツが期待通りに活躍できなかったのは、ベニテス監督にとっては誤算だったでしょう。
そしてもうひとつ、苦しんだ原因となったのは、中盤センターの守備力でした。ジョンジョ・シェルヴィはポジショニングに難があり、アーセナル時代はCBとして期待されていたアイザック・ヘイデンは、経験不足を感じさせるシーンが目立ちました。2年前はよかったコルバックが今ひとつだったのも、中盤が安定を欠いた理由でしょう。36節のレディング戦以降は、2勝3分3敗と完全に失速。5勝ち点差をつけて首位に立っていたチームは、41節にブライトンに逆転され、4差で追う立場となってしまいました。ヘイデンもコルバックも不在だった試合では、ディアメをセントラルに下げる緊急避難策まで講じましたが、選手層の薄さを実感させただけに終わりました。「戦いは決して楽でなく、ハードだった。私たちの戦術は研究されていた。最高のフットボールを披露したこともあったが、逆もあったね」というベニテス監督の言葉に飾りはないのだと思われます。
サンダーランドと入れ替わりになりそうなのは残念ですが、古豪の復帰でプレミアリーグはより盛り上がるでしょう。「今後は、さらにさまざまな戦略を練らなければならない」とはベニテス監督らしいコメントですが、その前にまずは戦力。GK、CB、セントラルMF、ストライカーと背骨を強化しなければ、名将をもってしても相当苦しむのではないかと思います。セント・ジェームズ・パークに5万人近くのファンを集められるクラブだけに、夏は大型補強を仕掛けてくるのではないでしょうか。2つの椅子が埋まったチャンピオンシップも残り2試合。次の興味は、「古豪リーズがプレーオフに進出できるか」です。
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北の名門一年で復帰は嬉しいニュースですね。
大きな戦力を持ちながら2部から上がれず、ズルズルと沈んでいった例は、たくさんありますからね。
どちらかというと冷静沈着で、人を寄せ付けない印象のあるベニテス監督が漢気を見せたなぁと、新鮮な面白さを感じました。
やっぱり、冷淡なレアルでの扱いの後だっただけに、ファンの熱い信頼が嬉しかったんだろうと思うと、より一層感動を覚えますね。
来季プレミアで大暴れするのではないかと、ワクワクしています。
著名運動までしたファンの温もりを十分に感じ、ここには変な政治的圧力もない。と言っていましたし、やり易くやりがいを感じているでしょうね。まずは残留、次の年で上位陣に食らい付く事が出来ればいいですね。ベニテスが強いチームを作ることを願っています。
非常に喜ばしいニュースですがタインウェアダービーが見れる可能性がほぼ無いのは残念ですね…
このままだと勝ち点剥奪で2部残留になりそうなのですが……。