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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーセナルの前線は決まりか?ノニ・マドゥエケとヴィクトル・ギョケレスが個人条件合意に到達!

土曜日の深夜に、「アーセナルがノニ・マドゥエケと個人合意に到達」というニュースが舞い込んできました。発信源は「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者で、「クラブ間の交渉はまだ行われていない」と付け加えています。この記事の6時間後にポストしたファブリツィオ・ロマーノさんも、「すぐに交渉が始まる予定」といっています。

ペトル・チェフ、ダヴィド・ルイス、ウィリアン、カイ・ハヴェルツ、ジョルジーニョ、ケパ・アリサバラガらを気前よく売ってくれたクラブとの話し合いは、スムーズに進むでしょう。ピッチでは常に自信満々でPKを蹴りたがり、交代を告げられると苛立つキャラはアーセナルではだいぶワイルドですが、左右両方でプレイできるウインガーというニーズにはぴったりはまります。

PSVアイントホーフェンからチェルシーに入団したのは、2022-23シーズンの冬のマーケットでした。最初の半年はプレミアリーグ12試合1ゴールと苦戦したものの、マウリシオ・ポチェッティーノのチームでは本領を発揮し、2023-24シーズンは公式戦34試合8ゴール4アシスト。トレーニングに向き合う姿勢を時折叱られながらも、シーズンを通じて主力として活躍しました。

エンツォ・マレスカ監督の初陣はベンチで過ごしましたが、2戦めのウルヴス戦の後半にわずか14分でハットトリック達成。アシストはすべてコール・パルマーで、右サイドを崩せるコンビであることを強烈にアピールしました。入団以来5人めの監督にも、先発から外されることもありましたが、突破力やアグレッシブなカットインを高く評価されていたのは間違いありません。

チェルシーにとっては、アーセナルのアプローチは渡りに船でしょう。UEFAにファイナンシャル・フェアプレー違反を指摘され、最大で7850万ポンドと到達する罰金を宣告されたクラブは、トランスファーマーケットでの収支をプラスにしなければなりません。アンタッチャブルな数人を除く大半の選手に、いいオファーがあれば前向きに検討するはずです。

ペドロ・ネトとタイリーク・ジョージがいる右サイドは、コール・パルマーも起用できるポジションで、来年になればジョヴァンニ・ケンダが加わります。ノースロンドンのライバルが自らの評価額をクリアしてくれれば、よくばらずにディールを成立させるのではないでしょうか。チェルシーがPSVに支払った移籍金は3500万ポンドで、5000万ポンド以上なら納得でしょう。

さらに昨日、ヴィクトル・ギョケレスについても動きがあったようです。ポルトガルメディア「ア・ボラ」が、「スポルティングCPが7000万ユーロとアドオン1000万ユーロ(6000万ポンドと860万ポンド)という現実的なラインを認めた」と報道。ファブリツィオ・ロマーノさんも、「ギョケレスとアーセナルが2030年6月までの5年契約で合意に至った」と伝えています。

「アーセナルは、ここ数時間にわたる新たな交渉を経て、ヴィクトル・ギョケレスとの契約に近づいている。ギョケレスはクラブを離れることに完全に集中しており、スポルティングCPのトレーニングには復帰しないだろう。現在、アーセナルが順調に前に進んでいる。まだ何も完了していないが、議論が続いている」

ギョケレスはクラブに対して、「できるだけ早くアーセナルに移籍したい」と明言したそうです。今週中に2つのディールが一気に進めば、ロドリゴとシェシュコに関するゴシップは聞こえてこなくなるでしょう。「アジアツアーが始まる前に新戦力を揃えたい」というアルテタ監督のオーダーは、実現しそうな雲行きです。続報を待ちましょう。(チュクノンソ・トリスタン・マドゥエケ 写真著作者/Timmy96)


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