2025.07.09 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
高井幸大はスパーズ入団決定、エランガはニューカッスルに移籍間近…プレミアリーグのマーケット速報!

最終ラインの強化のキーマンだったディーン・ハイセンは、レアル・マドリードにあっさり持っていかれ、イサクのバックアッパーとして考えていたリアム・デラップはチェルシーへ。ブライトンのジョアン・ペドロも、トップランナーと目されながらチェルシーにさらわれ、ブライアン・エンベウモは「マンチェスター・ユナイテッドに行きたい」のひとことで終わりました。
CLに復帰したチームのターゲットは、負傷が多いニック・ポープの穴を埋めるGK、最終ラインの世代交代を推進するCB、ジェイコブ・マーフィーの競争相手となる右ウイング、カラム・ウィルソンの後釜の多芸なストライカー。ノッティンガム・フォレストの右サイドで突破力を発揮してきたエランガは、5000万ポンドを超えるといわれており、難易度が高いディールでした。
昨季プレミアリーグで38試合6ゴール11アシスト。彼らが1年前から狙っていたウインガーは、マーケットでの評価を高めていました。「テレグラフ」のルーク・エドワーズ記者によると、ここ1ヵ月のマグパイズは「契約成立と破談の間を揺れ動いていた」そうです。最大のピンチはエランガが代理人の変更を希望した先週末で、交渉は頓挫する寸前でした。
日曜日からの2日間で、これまで続けてきた話を活かす必死の議論がなされ、最終的に5500万ポンドで妥結したと伝えられています。プレミアリーグでプレイしていた選手という条件を付けていたエディ・ハウ監督にとっては、大満足の補強でしょう。フォレストとセルオンの契約を結んでいたマンチェスター・ユナイテッドは800万ポンドを手に入れるようで、ありがたいお話です。
厳しい状況を乗り越えたニューカッスルに対して、スパーズの新戦力獲得はスムーズに着地しています。トーマス・フランク監督の最初のサインは、川崎フロンターレの高井幸大。入団を発表した公式サイトは、「高井幸大選手の加入を記念して、幸運なサポーター1名にサイン入りユニフォームが当たるチャンス!」と、さっそくキャンペーンを展開しています。
移籍金は500万ポンドと報じた「アスレティック」のジェイ・ハリス記者は、「日本のフットボールのトップディヴィジョン、Jリーグの選手の海外移籍ではレコード」と添えています。川崎フロンターレで81試合4ゴールという数字を残した20歳のCBは、ワールドカップ予選の中国戦で日本代表デビューを果たし、これまでに4試合に出場しています。
クリスティアン・ロメロ、ファン・デ・フェン、ラドゥ・ドラグシン、ケヴィン・ダンソ、ルカ・ヴシュコヴィッチとのポジション争いは簡単ではありませんが、早いタイミングでアピールのチャンスを得られるでしょう。イサク、アンソニー・ゴードン、エランガが並ぶリーグ最速のフロントスリーも、スパーズの新たな最終ラインも、今から楽しみです。(アンソニー・エランガ 写真著作者/Amanda Aikioniemi)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す