イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ノニ・マドゥエケとペトロヴィッチを売ったチェルシーは、ニコラス・ジャクソンも手離すのか?

ボーンマスにローン移籍させたケパ・アリサバラガをアーセナルに売ったチェルシーは、レギュラーのGKを失ったボーンマスにジョルジェ・ペトロヴィッチを差し出しました。ケパの移籍金は500万ポンド、ペトロヴィッチは2500万ポンドでクラブ間合意。この夏のGK放出といえば、ベッティネッリもマン・シティに移籍しています。

ロベルト・サンチェスとヨルゲンセンをキープしつつ、3人を売って3000万ポンド超は納得のディールといえるでしょう。リアム・デラップ、ママドゥ・サール、エスゴ、ジョアン・ペドロ、バイノー=ギッテンスを続々と獲得したチェルシーは、FFP違反のペナルティを喰らった際に、「移籍収支をプラスにする」と約束させられています。

アーセナルからオファーがあったノニ・マドゥエケをあっさり手離したのも、UEFAのガン詰めがあったからでしょう。アドオン込みの5200万ポンドは上々の着地です。次の売却はインテル、バイエルン、マン・ユナイテッドの争奪戦といわれるエンクンクかと思いきや、24歳のエースストライカーも放出候補になっているようです。

「ニコラス・ジャクソンは、この夏にチェルシーを離れるチャンスがある。ノニ・マドゥエケがアーセナルに移籍した後、新たなチャプターを求める次の人物となるかもしれない。ACミランはジャクソン獲得を打診したが、チェルシーの要求額は依然として高すぎる」(ファブリツィオ・ロマーノ)

トランスファーマーケットに精通したジャーナリストは、金額には触れていませんが、「デイリー・メール」のマット・バーロウ記者は「チェルシーは1億ポンドと見積もっている」といっています。昨季プレミアリーグで30試合10ゴール5アシストのストライカーが1億なら、38試合20ゴール7アシストのエンベウモは2億…?さすがにこれは、盛りすぎでしょう。

2023年の夏にビジャレアルから移籍し、初年度のプレミアリーグは35試合14ゴール5アシスト。決定機のミスが多いと非難されましたが、後方からのパスを引き出す動きで多くのチャンスを創ったとプラスに評価することもできます。CBと駆け引きできて、ポストプレーもいけるストライカーは、うまくモチベートすれば化ける可能性を秘めているのではないかと思われます。

イサク、オシムヘン、ギョケレスのような強力なゴールゲッターを獲得できるなら、ニコラス・ジャクソンを売って資金を捻出するという選択肢もありえます。しかし現状は、明確に彼を上回るといえるターゲットがいるわけではありません。マレスカ監督は、リアム・デラップ、ジョアン・ペドロ、マルク・ギウでOKといえるのでしょうか。

フランクフルトのウーゴ・エキティケとライプツィヒのベンヤミン・シェシュコは高額の移籍金がハードルで、ユーヴェのドゥシャン・ヴラホヴィッチはニコラス・ジャクソンより上とはいえないでしょう。チェルシーは動くのか。2シーズンで81試合30ゴール12アシストのセネガル代表は、ロンドンでのキャリアを終えるのか。自信と余裕があれば、化ける気がするのですが…。


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