2025.07.14 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
ギョケレスの移籍金は予想外の5500万ポンド!アーセナルとスポルティングCPが合意に至った決め手とは?

クラブの規律に違反した選手にペナルティを科すと宣言した会長は、「われわれは冷静だ。マーケットの閉鎖、多額の罰金、グループへの謝罪で解決しよう」と語りかけ、「ヴィクトルの適正な市場価値に相当する額を支払いたくなければ、われわれは今後3年、このままで構わない」と付け加えました。これによって、ディールは暗礁に乗り上げると捉えた記者もいたようです。
「この戦略を考えた天才たちが、私にプレッシャーをかければ出ていきやすくなると思っているなら、完全に間違っている。退団自体を複雑にしているだけだ。クラブの利益を超える者はいない」。アーセナルにしてみれば対岸の火事ですが、アンドレア・ベルタSDとスタッフにとっては、早々にディールを成立させようと決意するトリガーになったのではないかと思われます。
「スカイスポーツ」の速報から5時間が過ぎ、トランスファーマーケットの動向を追う記者とジャーナリストが一斉に動きました。「アーセナルとスポルティングCPの間で交わされたヴィクトル・ギョケレスの契約が今夜、関係者全員の同意を得て締結される」とポストしたのはファブリツィオ・ロマーノさんでした。時刻は現地時間の18時45分です。
「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者とマリオ・コルテガナ記者も、「合意に近づいている」といっています。さらに2時間が経つと、「スカイドイツ」のフロリアン・プレッテンベルグ記者から「Yes,done deal! 」とハイテンションのポスト。「移籍金は6350万ユーロと1000万ユーロのアドオン」と、金額まで報じています。
ポンドに換算すると、5480万ポンドと860万ポンド。ポルトガルのクラブは、イニシャルで6040万ポンドを要求していると伝えられていたのですが、アーセナルが交渉上手だったのか、会長の強面はポーズだったのか。その疑問は、「Here we go, soon」と添えたファブリツィオ・ロマーノさんと、「スカイスポーツ」の続報によって解決しました。
「アーセナルとスポルティングCPのヴィクトル・ギョケレスを巡る移籍交渉は、今夜すべての関係者が合意に至り、正式に成立する見通しとなった。エージェントが10%のマージンを減額すると決断したため、アーセナルは6350万ユーロのイニシャルに加え、1000万ユーロのアドオンで着地させることができた」(ファブリツィオ・ロマーノ)
「アーセナルは、ストライカーの移籍金として約5500万ポンドを支払うことで合意した。交渉の突破口は、ギョケレスの代理人がこのディールから受け取るマージンを放棄するという話を呑んだことだった。これによって、アーセナルが支払う移籍金の一部が削られ、スポルティングCPが求める額を下回ることなく合意に到達した」(ダルメシュ・シェス&ジニー・ボズウェル/スカイスポーツ)
なるほど。フレデリコ・ヴァランダス会長が、騒動のきっかけとなった代理人にオトシマエをつけさせて、リスボンもノースロンドンも納得の額で妥結という流れでしょう。「ノニ・マドゥエケの5200万ポンドは高すぎる」と憤慨していたグーナーも、2人合わせて1億700万ポンドなら、振り上げた拳を下せるのではないでしょうか。
代理人の譲歩を引き出したのは、何としてもアーセナルに行きたいというギョケレスの情熱だったのでしょう。複数のディールをパラレルで進めているアーセナルは、今週中に3つの契約を完了させる予定だそうです。交渉の着地を見届けた後、この先の展開に目線を移したファブリツィオ・ロマーノさんのコメントを残して、この稿を締めたいと思います。
「Gyökeres to Arsenal, soon… also Madueke signing early next week, Nwaneri’s new deal, Christian Mosquera as new CB(ギョケレスはアーセナルに間もなく移籍決定…来週早々にはマドゥエケがサインし、ヌワネリは新たな契約を締結。新たなセンターバックとしてクリスティアン・モスケラが決まる)」
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