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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ニューカッスルの渾身のオファーは空転、背後から迫ったリヴァプールがエキティケと個人合意に到達!

アレクサンデル・イサクに1億2000万ポンドを用意していると表明したリヴァプールは、ニューカッスルに売るつもりはないと却下され、ウーゴ・エキティケにシフトと伝えられていました。その一方で、退団濃厚と報じられていたダルウィン・ヌニェスはナポリが撤退。高額の移籍金を嫌ったセリエAのクラブは、ウディネーゼのルッカのローン移籍を本線としているようです。

さらに一昨日、バイエルン・ミュンヘンがルイス・ディアスを引き入れるために正式なオファーを提示。28歳のウインガーは契約が残り2年となっており、移籍金5860万ポンドは悪くない話です。しかしリヴァプールは、即座に拒否。本人は退団を希望しているようで、ドイツのクラブが上乗せしてきたら状況が変わる可能性があります。

ダルウィン・ヌニェスとルイス・ディアスのいずれかが売れれば、リヴァプールのストライカー獲得にドライブがかかりそうと成り行きを追っていたのですが、プレミアリーグ王者は速攻と決めていたようです。ファブリツィオ・ロマーノさんのポストを読んで、絶句しました。マージーサイドのレーダーが捉えていたのは、最初からエキティケだったのです。

フランクフルトのストライカーを引き入れるべく、先に動いていたニューカッスルが、月曜日にオファー。2022年のイサクを上回るクラブレコードの7000万ポンドは、あっさり断られました。リヴァプールはこの直後にドイツのクラブにコンタクトを取り、条件を確認してからイサク獲得を打診したという流れです。

1億2000万ポンドという手札を晒し、マグパイズのガードは堅いと見ると、すぐにフランクフルトに正式なオファー。イサクは難しいとわかっていたからこそ、スピーディーなアプローチが実現したのだと思われます。金額は不明ですが、「ニューカッスルの7000万ポンドより上、フランクフルトとエキティケが締結したリリース条項の8700万ポンドより下」でしょう。

「スカイスポーツ」もファブリツィオ・ロマーノさんも、23歳のFWはリヴァプールからのアプローチに対して即答でイエスだったと伝えています。ニューカッスルは、渾身のオファーが空転してからは沈黙。「エキティケに関する情報収集をしたうえでイサクのNGを確認し、取って返してエキティケにオファー」という理詰めのインターセプトは4日でゴールに近づいています。

ジェレミー・フリンポン、ミロシュ・ケルケズ、フロリアン・ヴィルツにエキティケを足すと3億ポンドに迫る額となりますが、昨年の夏をフェデリコ・キエーザだけで終えたクラブは、PSR違反のラインまで6000万ポンド以上の余裕があるそうです。次なるターゲットはCBでしょうか。連覇をめざす王者の立ち回りに注目しましょう。


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