かなり苦しいマンチェスター・ユナイテッド&アーセナル…CL出場権争奪バトルは終幕近し!?
モウリーニョ監督と同様に、ヴェンゲル監督もプレミアリーグ4位以内を難しいと感じているのだと思われます。「みんな勝利を求めている。プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグに勝てないのは絶対的に悲惨なことだ。でも、最近の3年を振り返ると、われわれはFAカップを2回制覇し、2位、3位、4位で終えている。そしてまた、FAカップファイナルに戻ってきた。みなさんはすべてを勝ちたがっているから、とどのつまりは幸せではないとわかってはいるが」。ノルウェーのテレビ局「TV2」のインタビューに応じたアーセナルの指揮官からは、何としても4位に食い込むというような威勢のいい言葉はありませんでした。「It is difficult to win.」。ため息のようなこの言葉からは、鮮やかな追い込みを見せてきたボスにとって最も苦しいシーズンであることが窺えます。週末のマンチェスター・ユナイテッド戦は、負けたほうが4位以内を諦めることになる文字通りのサバイバルゲームです。
残り3~5試合となったプレミアリーグで、最終的に4位以内でフィニッシュするチームはどこかを占うなら、「リヴァプールとマンチェスター・シティがいくつ落とすか」をシミュレーションするのが近道でしょう。クロップ監督のチームは、アンフィールドでセインツとボロ、ロンドンでウェストハム。ペップ・シティの残り試合は、クリスタル・パレス、レスター、WBAと続くエティハド3連戦の後、最終節はワトフォードです。いやー、これはきつい。…いえ、彼らがではなくて、「モウリーニョさんとヴェンゲルさんにとって」です。最近の数字を見ると、何かが起こりそうな試合は、それぞれひとつずつしかありません。
プレミアリーグの直近の試合結果をチェックすると、残留当確ラインといわれる勝ち点40を超えた「目標なき中位クラブ」たちがいかにモチベーションを失っているかがよくわかります。3月にはアーセナルに完勝したWBAは、4月以降は5戦連続無得点で4連敗中。チャンピオンズリーグを終えたレスターは、苦手のアウェイゲームを4戦連続で戦い、抜け殻のようなWBAに勝っただけ。ストークも4月は1勝1分4敗。直近4試合で1ゴールしか決めていないワトフォードは、リヴァプール戦でも攻撃に迫力を欠き、プリョードルがクロスバー直撃のシュートを打っただけであっさり敗れました。戦う姿勢を見せているのはセインツとボーンマスですが、次節でレッズと当たるセインツは、TOP6相手に2分7敗と散々な戦績しか残せていません。リヴァプールが苦しむとすれば、ウィンストン・リードの復帰で守備に安定感が戻りつつあるハマーズ。マンチェスター・シティのピンチは、チェルシー、アーセナル、リヴァプールを次々に叩いたクリスタル・パレスにスイッチが入ったときだけではないでしょうか。
日曜日のヴェンゲルVSモウリーニョは、プレミアリーグ開幕前にはこの試合が天王山になるかもしれないと心躍らせていた者としては、苦くせつない一戦です。ヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグの結果次第では、アウェイチームがメンバーを落として専守防衛に徹することも考えられます。何としても勝利をという情熱は既に薄く、とにかく無事に過ごしていただいて、セルタとのセカンドレグに全力を尽くしてほしいという気分に傾いています。強すぎるトッテナムとのアウェイゲームを含む4試合にすべて勝つという条件よりも、3試合のうちホームとニュートラルの2試合で勝てばいい大会のほうがいけるのではないか、と…。
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スモーリング、フィル・ジョーンズ、バイリー、ポグバが帰ってきたのでスウォンジー戦直後よりは状況がマシになったのでEL制覇はなんとか達成できるのではないかと期待しています。
あとなんだかんだでモウリーニョさんはヴェンゲルさんになんだかんだメンバーを少しだけ変えて勝ちに行ってしまうのではないかと…
ELもアーセナル戦もマタ、ポグバが帰ってきて攻撃陣がどれだけ活性化するのかにも左右されそうです。
全面的に賛成です。
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ユナイテッド様には、是非とも欧州で不甲斐ない戦いをしてしまったスパーズの分もELの舞台にて奮闘していただき、不甲斐ないスパーズと戦うホワイトハートレーンでは主力を休ませつつ若手や非レギュラー格選手にコンディション調整や成長の機会を与えることを強くおすすめ致します。笑
不甲斐ないスパーズとしましても、ホワイトハートレーンではユナイテッド様がELに専念できますよう全力で歓迎いたしますので、どうぞおくつろぎいただけますように。