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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

エキティケ獲得をめざすリヴァプールがフランクフルトと合意間近!移籍金は8000万ポンド以上…?

「リヴァプールは、アイントラハト・フランクフルトのストライカー、ウーゴ・エキティケに対して移籍金6900万ポンドとアドオンのオファーを提示した」。土曜日の深夜に速報を配信したのは「スカイスポーツ」。マーク・マカダム記者とヴィニー・オコナー記者は、「総額は7800万ポンドになる可能性があると見ている。アドオンの構成については協議中」と報じています。

先週の月曜日に動き出したリヴァプールは、水曜日までに本人の合意を得て、48時間に及ぶ交渉を続けたそうです。23歳のストライカーが、地元のFSVフランクフルトとのプレシーズンマッチに出場しなかったのは、クラブも選手も交渉の結末が見えていたからでしょう。試合後、エキティケの退団について聞かれたディノ・トップメラー監督は、「痛恨の損失」と答えています

日曜日の朝になると、「アスレティック」のセバスティアン・スタッフォード=ブロア記者が、「リヴァプールとアイントラハト・フランクフルトは、ほぼクラブ間合意に到達している。全体の概要は整理されたが、正式に契約を締結するための作業が残っており、数日以内に完了する予定」と新たな情報をリリースしました。

この記事で気になるのは、「すべての追加オプションが実現すれば、2023年にランダル・コロ・ムアニがパリ・サンジェルマンに移籍した際の8230万ポンドを超えるクラブレコードになる」という一文です。これが事実なら、プレミアリーグのクラブの高額移籍金ランキングで歴代9位になるのですが、TOP10で代表チームの経験がないのはエキティケだけです。

1億1600万ポンドのフロリアン・ヴィルツを筆頭に、モイセス・カイセド、エンソ・フェルナンデス、デクラン・ライス、ジャック・グリーリッシュ、ロメウ・ルカク、ポール・ポグバ、アントニー、ヨシュコ・グヴァルディオル、ウーゴ・エキティケ、ハリー・マグワイア。この顔ぶれのなかに入ると、移籍前の実績では見劣りします

2022年にベンフィカから移籍したダルウィン・ヌニェスは、現在はマグワイアに次ぐ歴代10位ですが、直前のシーズンに公式戦41試合34ゴール4アシストという数字を残し、ウルグアイ代表の最前線でプレイしていました。ブンデスリーガとリーガ・ベウィンのレベル差を補正する必要があるのかもしれませんが、リーグで15ゴールが最多の若手に8000万前後の投資はギャンブルです。

初めてのプレミアリーグで、真価を発揮できるのか。「アスレティック」の記者は、「2024-25シーズンの最初の数ヵ月は、オマル・マルムシュとの連携が際立っていた」「プレイに多様性があり、得点力が高いだけでなく、破壊力があるカウンターアタッカーでもある」「巧みなテクニックとDFを翻弄する絶妙なパスでチャンスを演出できる」と、手放しで称賛しているのですが…。

ダルウィン・ヌニェスやホイルンドのように苦戦するのか、スアレスやイサクのように唯一無二の存在になるのか。ブンデスリーガから来た高額移籍金のストライカーの成功事例は、ハーランドとオーバメヤンぐらいしかありません。とはいえ、得点力に加えて突破力やパスセンスもある逸材は、成長余力もあるものと思われます。スロット監督の起用法と采配に期待しましょう。


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