2025.07.21 移籍ニュース2025-26移籍ニュース
ニコラス・ジャクソン、オリー・ワトキンス、ホイルンド…マン・ユナイテッドの9番はどうなる?

マテウス・クーニャを獲得した後、ディエゴ・レオンとブライアン・エンベウモ。2列めとウイングバックに1億4000万ポンドを投じたクラブが、ストライカーを獲るためには余剰戦力の売却が必要です。バルセロナと合意間近と報じられたラシュフォードと、ユヴェントスと交渉中のサンチョが決まれば、2人合わせて年額2900万ポンドのサラリーをゼロにすることができます。
退団必至の選手たちの売却は進んでいないものの、セルオン条項を締結していたエランガ、オイェデレ、アルバロ・カレーラスの移籍で1800万ポンドを手に入れ、サンチョの買い取り義務契約を反故にしたチェルシーから500万ポンドの違約金を得ています。高額サラリーの2人に加えて、高値で売れそうなガルナチョの行き先が決まれば、最前線とCBの補強に着手できるでしょう。
さて、懸案のストライカーですが、ベンヤミン・シェシュコのような高額のプレーヤーを獲得する資金はありません。パリ・サンジェルマンで居場所を失ったランダル・コロ・ムアニが噂になっていますが、2023年にフランクフルトに支払った移籍金は7400万ポンドで、ニューカッスルとの争奪戦となれば劣勢を強いられるでしょう。
「ザ・タイムズ」が報じたニコラス・ジャクソンと、以前から名前が挙がっているオリー・ワトキンスのほうがより現実的です。24歳のニコラス・ジャクソンは、ビジャレアルからチェルシーに移籍したときは3200万ポンドでした。プレミアリーグ2シーズンで24ゴールとまずまずの数字を残しており、2列めが強力になったチームにうまくはまりそうです。
「デイリー・メール」は、チェルシーが1億ポンドを要求していると報じていますが、ファブリツィオ・ロマーノさんが以前にポストしていた6000万ユーロ(5200万ポンド)がリアルなラインでしょう。ガルナチョを差し出して相互売却となれば、FFPとPSRを気にしているクラブも前向きに検討してくれそうです。
対してヴィラのエースは、既に29歳。「CAUGHTOFFSIDE」のマーク・ブルズ編集長が「彼はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を受け入れる用意がある」といっていますが、移籍金5000万ポンドは回収の見込みがない投資です。2023-24シーズンのプレミアリーグは37戦19発15アシスト、昨季は38戦16発8アシスト。近年の実績で選ぶなら、ファーストチョイスではあります。
フィオレンティーナのモイーズ・キーンは残留を宣言しており、カルヴァート=ルーウィン、カラム・ウィルソン、ジェイミー・ヴァーディーならホイルンドとザークツィーの覚醒に賭けるほうがベターでしょう。悩ましいのは、ホイルンドです。マテウス・クーニャとエンベウモとの共同作業で自らの強みを再確認できると信じるか、プレミアリーグでは難しいと諦めるか…。
土曜日に開催されたリーズとのプレシーズンマッチは後半からの登場で、相変わらず消極的なプレイが目立っていました。前半のチド・オビ=マルティンはシュート5本、ホイルンドは1本。合格点といえるのはブルーノ・フェルナンデスとヒートンぐらいで、フルスロットルではないとはいえ、前途多難なリスタートといわざるをえません。
私の推しはニコラス・ジャクソン。ACミランがホイルンドをほしがっているという報道があるので、ローンで送り出して、自信を取り戻してもらうという手もあります。ジャッジに時間がかかる経営ボードと、戦略が見えないリクルーティングチームは、サポーターたちも納得の9番を連れてこられるのでしょうか。まずはエンベウモ、ラシュフォード、サンチョですね。
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