おっしゃる通り!OBのズラタン・イブラヒモヴィッチ不要論に「スカイスポーツ」が真っ向から反論!
さて、「スカイスポーツ」が話題に取り上げているのは、マンチェスター・ユナイテッドの9番のほうです。「Zlatan Ibrahimovic: Are Manchester United a better team without him?(ズラタン・イブラヒモヴィッチ:マンチェスター・ユナイテッドは彼なしのほうがいいのか?)」というタイトルを見ると、不要論でもかまされるのかと身構えてしまいますが、趣旨は真逆です。先日のヨーロッパリーグ準決勝のセルタ戦で、ラシュフォードが値千金のFKを決めてアウェイ勝利をもぎ取ったのを受けて、一部の評論家が「ズラタンは必要なのか」とコメント。ガリー・ネヴィルさんは、「彼なしで得られるもの。センターフォワードを通じたカウンターアタック」などとつぶやいています。これに待ったをかけたのが今回の記事。結論からいえば、マンチェスター・ユナイテッドは、スペインからストライカーを獲っても35歳のエースを残すべきだと主張しています。
「彼のように10年に渡って20ゴールを超える実績を持つストライカーを見つけるのは、高価なビジネスになる。グリーズマンにはその資質があるが、イブラヒモヴィッチには無形の価値もある」「このベテランはピッチ上でポジティブな影響を与えている。ファン・マタはズラタンについて『正しいタイミングでボタンを押す』と語っており、モウリーニョが勝利のメンタリティを取り戻すうえでこの姿勢はプライスレスだ。彼を失うのはリスクでしかない」(スカイスポーツ アダム・ベイト記者)
おっしゃる通りです。チェルシー戦のラシュフォードとバーンリー戦のマルシアルだけを見て、ズラタンがいなければカウンターが機能するとはいかにも短絡的で、ポグバのロングフィード一発で裏に抜けて決めたブラックバーン戦の電光石火の一撃をよろしくお願いしますといいたくなります。最近の2つのゴールからは、「エレーラのパスは素晴らしい」とはいえても、プレミアリーグとカップ戦合わせて28ゴールを叩き出したストライカーがいなくてもいいとまではいえないでしょう。プレミアリーグで、イブラヒモヴィッチが先発していない試合は7戦無敗ではありますが、3勝4分で7得点3失点は守備をほめるべき数字です。
「(チェルシー戦とバーンリー戦の)2つのパフォーマンスは、私が今季見たなかで、それぞれホームとアウェイにおける最高のものだった」とネヴィルさんはおっしゃっておりますが、それらはズラタン云々ではなく、「ポグバ、フェライニ、エレーラが揃ったときの守備は素晴らしい」と中盤をリスペクトするために並べてほしい試合です。「手術が終わって、さらに強くなった。サポートにはもう一度ありがとうといおう。すぐに一緒に試合を楽しめるだろう」と力強く復活を誓ったストライカーには、もう1年モウリーニョ監督とタッグを組んでいただき、マンチェスター・ユナイテッドをプレミアリーグ優勝に導いていただければと思います。
「彼には信じられないぐらいの精神力がある。フィジカルも凄い。あれほど素晴らしいサッカー選手はこれまで見たことがない。絶対戻ってきてくれると確信している」。ズラタンの価値を最も感じているのは、手離しで絶賛するアンデル・エレーラをはじめとするチームメイトたちなのかもしれません。来季、ともに戦う場をチャンピオンズリーグにするために、残り最大6試合となったヨーロッパリーグとプレミアリーグをぜひ勝ちきってください。「スカイスポーツ」のベイトさんには、「いいたいことを代弁していただき、ありがとうございます」とお礼を申し上げます。すっきりしました。
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ズラタン不要論は今シーズンの活躍を見て簡単に言えるものではありませんよね。
ここ数年のガリー・ネビルは批判的なことを言えばいいような論調ですし、スルーすべき事であってそれは周りもわかっているのではないでしょうか。
きっとCLの舞台でパワーアップした姿のズラタンが暴れてくれることでしょう。
yutoさん>
ですね。私もそれを信じてます。ラシュフォードのようなスピードはありませんが、裏に抜けるのもうまいです。