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マーク・グエイは個人合意、レオーニも即決!リヴァプールのCB問題は解決間近!

「リヴァプールはマーク・グエイと個人合意に到達!ジョヴァンニ・レオーニも移籍に前向きだ。パレスとの移籍金の交渉は、総額3500万ポンド程度で進んでおり、契約成立は間近に迫っている。今日明らかになったが、リヴァプールはグエイとレオニの両方と交渉を続けており、どちらも代替案ではない」

コミュニティシールドでクリスタル・パレスに敗れたリヴァプールは、あまりにも層が薄いCBの強化を進めています。速報を配信したファブリツィオ・ロマーノさんは、「リヴァプールは数週間前から両者との交渉を行っている。レオーニの将来性を高く評価しており、グエイはビッグチャンスと捉えている」とレポートしています。

現在のリヴァプールのCBは、将来性ゼロといっても過言ではないでしょう。ファン・ダイクは既に34歳。契約延長オファーを2回断ったイブラヒマ・コナテは来年の夏にフリーで出ていく可能性が高く、ふくらはぎを痛めて離脱中のジョー・ゴメスは昨年来の放出候補です。この状況でのジャレル・クアンサーとナット・フィリップスの売却は、ギャンブルというべきでしょう。

今回の速報で驚かされたのは、移籍金の額です。1年前にグエイ獲得に動いたニューカッスルは、6500万ポンドまで引き上げた4度めのオファーを拒否されています。契約が残り1年となり、4500万ポンドまで下がったと報じられたこの夏もアプローチを試みていたのですが、ウーゴ・エキティケの争奪戦に続いてリヴァプールにやられてしまいました。

それにしても、安い!ロマーノさんがいい切ったら、大概ガチの情報ですが、25歳のイングランド代表のレギュラーが3500万ポンドは半信半疑です。今まで頑なに拒否し続けてきたクリスタル・パレスのスティーヴ・パリッシュ会長は、マージーサイドに行きたいという本人の強い意志を確認して、覚悟を決めたのでしょう。

「いいオファーが来たら、売らざるを得ない。あのレベルの選手がフリーで移籍するのはまずい。昨年の夏もオファーはあったが、ヨアヒム・アンデルセンがフラムに移籍してしまい、2人のDFを失うわけにはいかなかった。1月にも別なオファーがあったが、その時も難しい状況だった。この件については、選手も同じ意見だった」(スティーヴ・パリッシュ)

グエイとともに獲得しようとしているジョヴァンニ・レオーニは18歳ですが、サンプドリアとパルマでセリエA29試合出場という数字を残しています。195cmの長身で空中戦に強く、パドヴァでは3バックの右でプレイしており、両足を同じように使えるのが強みです。ビルドアップは問題なしで、先を読む力とポジショニングが向上すれば、コナテの後釜として活躍できるでしょう。

「リヴァプールはジョバンニ・レオーニを即戦力と考えており、イタリアにローンで残る選択肢はない」と伝えたロマーノさんは、「パルマとのクラブ間交渉が進んでいる。レオーニはリヴァプールにイエスといっており、説得の必要は全くなかった」と続けています。9月になってジョー・ゴメスが戻ってくれば、リヴァプールのCB問題はすべて解決となるでしょう。

この夏の最後のミッションは、ディオゴ・ジョッタとルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェスを失った前線の再構築です。イサクに2度めのオファーを提示する気配はなし。「ペップとロドリゴを争う」という噂が流れていますが、ガクポとエキティケのポジションにさらなるビッグネームを加えるのでしょうか。1年前が嘘のようなビッグサマーは、いよいよ大詰めです。


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