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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

生成AIとOptaも参入!「BBC」の解説者33人のプレミアリーグTOP4予想に乗っかってみました!

「BBC」が実施している毎年恒例の「プレミアリーグ2025-26シーズンのTOP4予想」は、生成AIによる予測とOptaのスーパーコンピュータに分析が加わり、パワーアップしています。「BBC」のテレビとラジオの解説者33人には、ルーニー、ウォルコット、ディーニー、ジョー・ハートといった「若手」の名前があり、上の世代との違いも気になるポイントのひとつです。

さっそく集計結果を見てみると、全員がリヴァプール、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーをTOP4にしています。ニューカッスルやマンチェスター・ユナイテッド、スパーズを推す声はゼロ。「BBC」がこの企画を始めてから、5チームめがなかったのは初めてです。昨シーズンのTOP4がすべて適切な補強をしており、下は追いつけないと評価されているようです。

本命はリヴァプールで、21人が優勝予想。33人中31人が2位以内としています。レッズを3位にしたのはマット・アップソンで、唯一のチェルシー推しのクリス・ワドルは4位に落としています。両者ともに、34歳のファン・ダイクを懸念ポイントとしており、マーク・グエイがアンフィールド降臨となったら見方が変わるかもしれません。

アーセナルが念願のトロフィーを獲得すると主張しているのは、マーティン・キーオンなど6人。ジョー・ハートを筆頭に5人の評論家が、マン・シティ復権としています。2位予想が最も多いのは13人のアーセナルで、リヴァプールが10人、マン・シティは8人。ロブ・グリーンとグレン・マレーは、「レッズの次はブルーズ」と予想しています。

Microsoft Copilot Chatへのプロンプトは、「2025-26 シーズンのプレミアリーグの順位表を予測してください」というシンプルな一文だそうで、マン・シティ、アーセナル、リヴァプール。Optaのスーパーコンピュータに、プレミアリーグ全380試合の結果を1万回シミュレーションさせたら、リヴァプール、アーセナル、マン・シティ、チェルシーという順になったそうです。

生成AIとOptaのアーセナル2位は、「3年連続2位というデータをヤツらに食わせたら、2位になるやんけ」という理解でよいのでしょうか。ちなみにルーニーとウォルコットは、Optaと同じ答えです。「マン・シティからアーセナル」の連単はCopilotだけで、ペップ推しの評論家は揃って2位リヴァプールです。

1位を4ポイントとして4位が1ポイントと傾斜をかけて集計すると、リヴァプールが121ポイント、アーセナルは90ポイント、マンチェスター・シティは83ポイント、チェルシーは46ポイントとなります。この結果と33人のコメントを見て、腹をくくりました。私の本命はアーセナル。論理的に考えれば、結論はアルテタ一択でしょう。

というのは、アーセナルを2位以下にした評論家の「勝てない理由」が曖昧なのです。「プレッシャー」「チャンスを逃す」「惜しくも敗退となりそう」。明確な理由を挙げているのは、「左ウイングを補強すれば上にいける」というマイカ・リチャーズだけです。レッズの守備力や、マン・シティのロドリの状態とデブライネの離脱のような懸念材料を指摘する声はありません。

ギョケレス、ズビメンディ、ノアゴーア、ノニ・マドゥエケらの獲得は総じて高評価で、ストライカーを適任ではないと批判しているのはグレン・マレーのみ。「アルテタの戦術が定着しており、組織力が高い」「デクラン・ライスが素晴らしい」「ルイス=スケリーやヌワネリ、ダウマンら若手の成長が期待できる」など、ほめ言葉は具体的です。

先に「論理的に」といったのは、「主力の退団が少ない」「新戦力は前任の上位互換」であることを指しています。ギョケレスの圧倒的な得点力はカイ・ハヴェルツを凌ぎ、ノニ・マドゥエケの突破力は空転したスターリングより明らかに上。ズビメンディの展開力はトーマスを上回り、運動量豊富なノアゴーアは負傷が多かったジョルジーニョよりゴールに絡んでくれるでしょう。

冨安健洋とティアニーの退団は、さほどマイナスにはならず、昨季のような負傷者続出がなければ取りこぼしは減るはずです。ディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアス、アレクサンダー=アーノルドが抜けたチームや、デブライネ、グリーリッシュ、カイル・ウォーカーの明確な後釜を獲っていないチームより、低リスクのスタートといえるでしょう。

トランスファーマーケットが終わる頃には、最終ラインの強化次第でリヴァプールとチェルシーの評価が上がる可能性がありますが、今のところはアーセナル、リヴァプール、チェルシー、マン・シティの順とします。マン・シティを下げたのは、チキの退団とペップのモチベーションが気になるからです。とはいえ、それぞれの8月の戦いを見たら、気持ちが揺らぐかもしれませんが…。


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