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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーセナルが電光石火のハイジャック!クリスタル・パレスとエベレチ・エゼはどちらもOK!

「エベレチ・エゼを巡るノースロンドンの争奪戦は、大勢が決した」。24時間前に「スパーズがクリスタル・パレスとクラブ間合意」と書いたばかりだったのですが、深夜になって、とんでもない情報が世界を駆け巡りました。「Eberechi Eze to Arsenal, here we go! 」。ファブリツィオ・ロマーノさんは、「すべての当事者の間で口頭合意が成立」と続けています。

「スパーズはエゼと合意していたが、アーセナルがハイジャック」。刺激的な見出しを立てた「スカイスポーツ」のマイケル・ブリッジ記者の速報は、「水曜日の早朝、スパーズはエゼを獲得する代わりにリシャルリソンを差し出すプランを検討していた」「エゼがアーセナルへの移籍を希望していると知ったクラブは、既に他のターゲットにシフトしている」と具体的です。

「アスレティック」のデヴィッド・オーンスタイン記者は、アーセナルとクリスタル・パレスの基本合意について、「期限切れとなったリリース条項の6800万ポンドと同レベル」とレポート。エゼの個人条件もほぼ決まりで、「木曜日のカンファレンスリーグのプレーオフでフレドリクスタと戦った後、ノースロンドンでメディカルチェックを受ける見通し」と付け加えています。

グーナーのみなさんには叱られるかもしれませんが、アーセナルは「ハイジャックされるほう」だと思っていました。「アスレティック」の記事によると、今回の作戦を画策したのはアンドレア・ベルタSDとティム・ルイス副会長で、やはりカイ・ハヴェルツの負傷リタイアがトリガーだったそうです。

アーセナルの特派員を務めるジェームズ・マクニコラス記者は、8月に入ってからエゼの獲得交渉を進めなかった理由を、「ヌワネリが新たな契約にサインしたため関心が薄れ、他のポジションにフォーカスした」「クリスタル・パレスが主張する6000万ポンドを嫌った」と解説しています。金はあるけど金にうるさい経営ボードが、押すだけでOKのボタンに触れたというわけです。

いや、それにしても速い!カイ・ハヴェルツがウガルテに削られたのは日曜日。負傷によってトレーニングに不参加と報じられたのは水曜日。その日のうちに動いて、サウスロンドンのクラブと本人にイエスといわせたのは、以前の交渉で彼らのニーズを把握していたからでしょう。子どもの頃からグーナーで、アカデミーに在籍していたアタッカーに迷いはなかったようです。

エゼはカイ・ハヴェルツの直接的な代役ではありませんが、左サイドのスペシャリストを引き入れることによって、ミケル・メリノ、マルティネッリ、レアンドロ・トロサールを最前線のオプションとするのでしょう。理想的な7人を首尾よく押さえた敏腕のスポーツディレクターは、「あとは売るだけ」です。イングランド代表FWの初戦はアンフィールドでしょうか。楽しみですね!


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