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終わらないアーセナルのビッグサマー!次なるターゲットは5200万ポンドのピエロ・インカピエ!

ヴィクトル・ギョケレス、ノニ・マドゥエケ、エベレチ・エゼ、マルティン・ズビメンディ、クリスティアン・ノアゴーア、クリスティアン・モスケラ、ケパ・アリサバラガ。クラブレコードとなる2億6700万ポンドのビッグサマーを過ごしているアーセナルは、さすがに打ち止めだと思っていました。アンドレア・ベルタSDには、余剰戦力の売却というミッションが残っています。

ジンチェンコ、サンビ・ロコンガ、リース・ネルソン、ファビオ・ヴィエイラ、キヴィオル。うまくいっても、5人合わせて8000万ポンド程度で終わりそうですが、今後のクラブ経営やチームマネジメントをスムーズにしていくための大事な仕事です。そんななかで、ピエロ・インカピエという名前を見たときは、このうえまだゴシップのネタがあるのかと思ったのですが…。

「ピエロ・インカピエがアーセナル移籍にイエス。個人条件は合意済みだ。長期契約の準備万端。インカピエはアーセナルを気に入っており、アルテタ監督も理想的な補強と見なしている。現在、オープニングオファーを準備中で、買い取り義務付きのローンの可能性がある。キヴィオルは、間もなくポルトへ」(ファブリツィオ・ロマーノ)

「インカピエはレヴァクーゼンと2029年6月までの契約を結んでいるが、今は移籍を希望しており、クラブにその意向を伝えている。お気に入りはアーセナルで、プレミアリーグのクラブは退団が現実的になったら、獲得に向けて動く準備ができている。このDFは、土曜日のホッフェンハイム戦の後、ピッチで涙ぐんでいた」(デヴィッド・オーンスタイン)

トランスファーマーケットの2トップが同じベクトルを向いているときは、よくあるゴシップではないと考えたほうがよさそうです。レヴァークーゼンで5シーズンを過ごしたエクアドル代表DFは、23歳で既に191試合に出場しており、昨シーズンのブンデスリーガでは32試合2ゴール2アシスト。メインはCBですが、左のSBやWBでもプレイしています。

指揮官は、キヴィオルの上位互換と考えているのでしょうか。最終ラインの左を見ると、ガブリエウ、カラフィオーリ、ルイス=スケリー、ティンバーと頭数は揃っています。5200万ポンドのリリース条項を発動させれば即座に「Done Deal」ですが、「アスレティック」の記者は「現実的な市場価値に即した交渉が進められている」とレポートしています。

彼の強みはビルドアップ時のパスワークとサイドからの仕掛けで、守備においては的確なタックルが最大の魅力です。22歳のときにエクアドル代表でキャプテンを務めており、リーダーシップも高評価。184cmはCBとしては低く、時折見せる空中戦の劣勢は気になりますが、かつてリサンドロ・マルティネスをほしがっていた指揮官は問題なしと考えているのでしょう。

アーセナルの今季のスカッドを見ると、どのポジションも「複数の負傷者が出てもクオリティが落ちない」ように組まれています。プレミアリーグと欧州、国内カップをすべて勝ちにいける布陣ともいえるでしょう。ガブリエウが離脱したとき、カラフィオーリとキヴィオルでは不安ということでしょうか。それにしても、サリバとガブリエウを上回る5000万ポンドとは…。

「スカイスポーツ」のダルメシュ・シェス記者と「スカイ・イタリア」のルカ・ベンドーニ記者が、「ポルトはヤクブ・キヴィオル獲得でアーセナルと合意間近。買取義務付きのローンで、今季のレンタルフィーを含む総額2600万ポンドのパッケージについて協議中」と報じています。 こちらが決まれば、ドイツに目を向けるのか。残り5日となったマーケットの動向に注目です。(ピエロ・インカピエ 写真著作者/Pyaet)


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