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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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激動のマン・ユナイテッド!ホイルンドはナポリ、サンチョはヴィラ、新たなGKはセネ・ラメンズ!

エティハドでスパーズに敗れたマン・シティが、ブライトンに逆転されて連敗という衝撃の事件をレポートしたかったのですが、トランスファーマーケットの動きがあまりにも激しく、新戦力獲得や余剰戦力の売却の追跡で精一杯です。プレミアリーグで戦うためのチーム作りの話がメインになるのは本末転倒ですが、ホイルンドやサンチョの名前がチラつくと、スルーするわけにはいきません。

デッドラインデーを控えた週末の最大のトピックスは、マンチェスター・ユナイテッドの大立ち回りでした。ローマに降り立ったラスムス・ホイルンドは、メディカルチェックをクリア。買取オプションの条件はナポリのCL出場権獲得なので、片道切符といっていいでしょう。ローン手数料は500万ポンド、1年後に発生する移籍金は3800万ポンド。売る側にとって悪くない条件です。

ホイルンドの移籍とほぼ同時に流れてきたニュースは、新たなGK獲得を目論む二股のラブコールでした。ロイヤル・アントワープのセネ・ラメンズを追っていたマン・ユナイテッドは、破談のリスクをヘッジすべく、アストン・ヴィラのエミリアーノ・マルティネスに新たなアプローチをかけたと報じられました。両者ともに個人条件はOKで、週末の試合を欠場しています。

ベルギー代表のセネ・ラメンズは23歳の新鋭で、プレミアリーグ経験が豊富なエミ・マルティネスは32歳のベテランです。両方に声をかけておいて、内部協議を継続中と聞くと「何でやねん!」とツッコミたくなりますが、パスワークとセービングが高評価のラメンズがファーストチョイスと見ていいのでしょうか。

深夜になると、ローマとの交渉がうまくいかなかったジェイドン・サンチョに、アストン・ヴィラが興味を示しているという話が舞い込んできました。プレミアリーグ開幕から3試合連続ノーゴールで、19位に沈むエメリのチームは、ラシュフォード、アセンシオ、レオン・ベイリー、ジェイコブ・ラムジーと前線がごっそり抜けています。

左右のサイドに緩急をもたらすサンチョは、今のヴィラならうまくはまるかもしれません。マンチェスター・ユナイテッドは完全移籍を求めており、バーミンガムはローン希望。せめて買取オプションを付けたいところですが、ハードな交渉は時間切れで終わってしまうでしょう。ストレートローンを呑むか、シャッターを下ろすかの二択となりそうです。

一方、金曜日にレアル・ベティスと合意と報じられていたアントニーの売却は、土曜日になってスペインのクラブが経済的な理由で撤退を表明。しかしその後、両者は話し合いを再開したようで、「スカイスポーツ」が「すべての関係者が移転を完了する意欲を示している」と報じています。ディール成立に必要なのは、アントニーのサラリーについての取り決めです。

レアル・ベティスは、プレミアリーグのクラブが支払ってきた高額サラリーを引き継げません。そうなると、残り2年となっていたマン・ユナイテッドとの契約にある額と、ベティスが約束する額との間にギャップが生じます。土曜日の撤退宣言は、これが理由だったようです。破談にならなかったのは、他のオファーをすべて断ってきたアントニーの代理人が動いたからでしょう。

本人がサラリーの減額を呑めば、すぐに決まるでしょう。スペインといえば、タイレル・マラシアもエルチェへの移籍が時間との戦いになっています。ホイルンドは決まりですが、新たなGKの獲得と3人の余剰戦力の売却は、デッドラインデーに持ち越されることになりました。日曜日の終わり方は、すべてがうまくいきそうに見えますが、すべてが水泡に帰す可能性もあります。

現地は9月1日の朝。サンチョがストレートローンでヴィラに移籍という報道がありました。その1時間後、アントワープとクラブ間合意に到達。セネ・ラメンズの移籍金は1820万ポンドで、5年契約の守護神はマンチェスターに向かっています。GKは総勢4人。バユンディル、オナナ、ヒートンのうち誰かが、マーケットの締め切りが遅いトルコかサウジに向かうかもしれません。

わがクラブの動向を追いかけているうちに、デッドラインデーの喧騒に巻き込まれてしまいました。この稿のまとめとして、「ホイルンド、サンチョは移籍となり、新たなGKを獲得」とだけ記しておきたいと思います。引き続き、19時に締め切りとなる最終日のディールをチェックしてまいります。不安な立ち上がりとなったペップに関するレポートは、すべてを見届けた後で。


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