2025.09.10 イングランド代表
圧巻デクラン・ライス!イングランドがアウェイでセルビアに5発圧勝…ディスってごめんなさい!

ブカヨ・サカ、コール・パルマー、フィル・フォーデン、ジュード・ベリンガムを欠いた地味なメンバーで、FIFAランキング32位のセルビアにポゼッション70%&シュート数3対24の圧勝!ピックフォードは、グローブを使わずシャツも汚さず90分を終えています。マンチェスター勢とリヴァプールがひとりもいない先発の11人を並べてみれば、シブさが伝わるでしょう。
ジョーダン・ピックフォード、リース・ジェームズ、エズリ・コンサ、マーク・グエイ、ティノ・リヴラメント、デクラン・ライス、エリオット・アンダーソン、ノニ・マドゥエケ、モーガン・ロジャース、アンソニー・ゴードン、ハリー・ケイン。ビッグ6は3人だけで、ニューカッスルとアストン・ヴィラが2人を送り込んでいます。
イングランド代表で初ゴールのノニ・マドゥエケ、コンサ、マーク・グエイが目を引きますが、勝利の原動力は中盤センターの2人でしょう。圧巻だったのは、CKとFKで2アシストのデクラン・ライス。チーム最多のシュート7本とオンターゲット3本、パス成功率96%、チャンスクリエイト3回、クロス成功3本、デュエル勝率75%は、惚れ惚れする数字です。
相棒のエリオット・アンダーソンも前につなぐ意識が高く、ファイナルサードへのパスはアンドラ戦が20本で、セルビア戦は15本。アイルランド代表を選ばなかったデクラン・ライスと、2年前にスコットランド代表を負傷で辞退したエリオット・アンダーソンが本番もコンビを組むことになれば、トップ下のポジション争いが激化します。
ベリンガム、コール・パルマー、エゼ、モーガン・ロジャース、フォーデン、コナー・ギャラガー、ギブス=ホワイト…ジェームズ・マディソンとメイソン・マウントが戻る可能性はゼロに近いといわざるを得ません。これだけのタレントが揃った時代にワールドカップで勝てなければ、次のチャンスはさらに50年ほど先になってしまうかもしれません。
さて、ここからは怒涛の5発を振り返りましょう。先制は33分、デクラン・ライスが右から蹴ったCKは中央のハリー・ケインにぴったりで、左を狙ったヘッドがポストの内側を叩いてゴールイン。追加点は2分後で、エリオット・アンダーソンの縦パスを受けたモーガン・ロジャースが、右足のアウトでラインの裏に流したダイレクトのスルーパスが絶品でした。
右からカットインしたノニ・マドゥエケが、一気にGKの前に出て左足でプッシュ。0-2で折り返したイングランドは、52分に勝負を決めました。左からのFKをデクラン・ライスがアンソニー・ゴードンに預けると、ボックス手前からのミドルをGKペトロヴィッチがファンブル。詰めたマーク・グエイは打ち切れず、左に流れたボールをコンサが押し込みました。
4点めは75分。途中出場のラシュフォードの縦パスでハリー・ケインがラインの裏に出ると、競りかけたミレンコヴィッチが右足を引っかけてしまい、決定機阻止で1発レッドとなりました。デクラン・ライスがゴール前に浮かしたFKを右足アウトで合わせたのは、今やチームに欠かせないマーク・グエイ。代表初ゴールのCBとハグをかわしたのは、最多ゴールのハリー・ケインです。
最後のゴールは90分、ラシュフォードがボックス左に転がしたボールに先着したオリー・ワトキンスが、エラコヴィッチに倒されてPK。ラシュフォードが左隅に収めて0-5フィニッシュ。バルセロナで心機一転のアタッカーは、22分の出場でレッドカードとPKの仕掛け人となっています。無失点で5連勝のイングランドは、ウェンブリーでセルビアに勝てば、他が2敗でも出場決定です。
1試合で掌を返すのもアレですが、プレミアリーグファンが嵩じてイングランド代表ファンになってしまい、ワールドカップで日本代表との決勝が見たくて一喜一憂しているというわけです。秘かに応援しているのはノニ・マドゥエケで、サカとガチンコで戦えるポテンシャルがあると信じています。週末のプレミアリーグを見たくなってきました。もちろん最注目はマンチェスターダービーです。いえ、ホントに。
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