2025.12.08 プレミアリーグ観戦記2025-26プレミアリーグ観戦記
フォーデンは3試合で5発、シェルキは5アシスト…好調マン・シティは覚醒した2人のアタッカーに注目!
攻撃力UPの原動力は、フィル・フォーデンとラヤン・シェルキです。足首の負傷で出遅れたフォーデンは、最初の10試合は1ゴール1アシストと結果を出せずにいたのですが、直近3試合で5ゴール1アシストと確変に突入。豪快なミドルシュートを連発して19ゴールをゲットした2023-24シーズンのパフォーマンスを取り戻したようです。
夏に加わったラヤン・シェルキも、太腿の負傷で序盤の5試合をスキップしたのですが、復帰後の初先発となったボーンマス戦から調子を上げています。6試合で5アシストを積み上げ、ブルーノ・フェルナンデスとクドゥスに並ぶランキングTOP。ケヴィン・デブライネという巨大な穴は埋まりつつあります。
15ゴールでハーランドが2発、フォーデンが5発と聞くと、残りの8発は誰が決めたのかという話になります。ジェレミー・ドクは1ゴールで、サヴィーニョとマルムシュは今季プレミアリーグで未だノーゴール。半分はルベン・ディアスとグヴァルディオルで、両者ともに2発ずつをゲットしています。3‐0で快勝した先週末のサンダーランド戦は、最初の2ゴールが彼らでした。
31分の先制点は、ボックスの手前にいたルベン・ディアスの強引なミドルシュート。コースにいたダニエル・バラードが頭に当てたボールは、GKルーフスの指先を弾いてネットを揺らしました。追加点は35分のCKで、フォーデンのキックはグヴァルディオルの走り込みを計算した完璧なコースを辿りました。
今季のマンチェスター・シティは、セーフティーリードで自陣に引いて猛攻を喰らう悪癖が目立っていたのですが、この試合は後半も主導権を握り続けています。52分には、ジェレミー・ドクがカットインから放ったシュートが右のポストを直撃。リバウンドを足元に収めたフォーデンは、左足の連打をブロックされて頭を抱えて悔しがっていました。
55分のCKのクリアを拾ったジャカの強烈な一撃も、ポストにヒット。これが決まっていたら、フラムに4発を許したチームは苦しんでいたかもしれません。勝負を決する3点めは65分、ハーランドからベルナルド・シウヴァ、シェルキと右につながったカウンター。ボックス右を突破しようとしたシェルキが、ニアに浮かしたラボーナのクロスに言葉を失いました。
フリーだったフォーデンが頭で合わせたボールが、クロスバーの下を叩いて3-0。この後はサンダーランドにオンターゲットを許さず、悠々と3ポイントを手に入れました。69分にマルムシュに後を譲ったハーランドは、パス成功5本でシュート1本。エースが封じられるる展開での快勝は、今後につながるといえるでしょう。
最近の好調をふまえて「マン・シティは優勝候補の本命か?」といわれると、「キーマンの負傷がなければ」という答えになります。ハーランド、フォーデン、ニコ・ゴンザレス、グヴァルディオルと代えが効かない選手が多く、守備が不安定になる時間帯が多いのも気になります。選手層が厚くなったアーセナルに勝つには、主力のフル稼働が必須条件となりそうです。
最後にあらためて、シェルキのラボーナは凄かったですね!「フォーデンとの共存は難しいのではないか?」という声もあったのですが、サイドとトップ下でも、ハーランドの後ろに並んでもOKです。ドク、ニコ・オライリー、ニコ・ゴンザレス、シェルキ…世代交代が成功したら、ペップは長期政権に向かうのでしょうか。今後のマン・シティが大いに気になります。
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シェルキのらぼーなに対するペップのコメントが面白かったですw
メッシ大好きおじさんなので、、