2025.12.13 チャンピオンズリーグ2025-26チャンピオンズリーグ
欧州で戦うプレミアリーグ勢は、全チームがTOP8チャレンジ!今後の対戦相手を調べてみました。
チャンピオンズリーグで勝ったリヴァプール、マンチェスター・シティ、アーセナルはアウェイ。ヨーロッパリーグのノッティンガム・フォレストとアストン・ヴィラ、カンファレンスリーグのクリスタル・パレスもアウェイです。ホームの勝利はスラヴィア・プラハに3-0のスパーズのみ。レヴァークーゼンと敵地で戦ったニューカッスルも、2-2のドローに持ち込んでいます。
しかもリヴァプールはインテル、マン・シティはレアル・マドリードと、昨季のCLでベスト8に進出した欧州の名門を倒しています。CLの順位テーブルを見ると、ブンデスリーガ、セリエA、ラ・リーガは残留争いに巻き込まれているクラブがあり、ビジャレアルとフランクフルトは敗退濃厚。対してプレミアリーグのボトムラインは、アタランタに2-1で敗れたチェルシーの13位です。
さて、ここからは、3つの大会における各クラブのポジションと、今後の対戦相手を紹介します。チャンピオンズリーグでTOP8に入っているのは、首位のアーセナルと5位のマン・シティ。アーセナルは連敗しても、2位から9位がひとつでもポイントを落としたらノックアウトラウンドのストレートインが決まります。次節はインテルですが、最終節は最下位のカイラト・アルマトイです。
カザフスタンのクラブとのホームゲームは、レギュラーメンバーを全員休ませても勝てるでしょう。マン・シティはアウェイでボデ・グリムトの後、ホームでガラタサライ。トルコのクラブは、アウェイゲームじゃなければ問題はないでしょう。インテルVSアーセナルやパリVSニューカッスルで、プレミアリーグのライバルたちがポイントを削ってくれれば、1勝1分でもOKになります。
9位以下は、連勝が必須条件と考えておいたほうがよさそうです。4勝2敗のリヴァプールは9位で、マルセイユはアウェイ、カラバフはアンフィールド。リーグアンで3位のクラブは、9月のレアル・マドリード戦で2-1の僅差で敗れた直後に、パリに1-0で勝っています。侮れないチームではあるものの、年明けならリーグを制した昨季の強さを取り戻しているのではないでしょうか。
スパーズは3勝2分1敗で11位。トッテナム・ホットスパー・スタジアムのドルトムント戦で勝てなければ、来年のスケジュールに2試合が加わります。ここをクリアすれば、最後はフランクフルト。堂安律が所属するクラブは30位ですが、7節でカラバフに勝てば、残留の可能性が残ります。22位と大健闘のアゼルバイジャンのクラブがドロー以上に持ち込んでくれれば、あちらにとっては消化試合になります。
3勝1分2敗で12位のニューカッスルは、セント・ジェームズ・パークでPSVなら何とかなるかもしれませんが、パルク・デ・プランスで勝利は厳しいミッションです。同じ勝ち点で13位のチェルシーは、パフォスがホームでナポリはアウェイ。セリエAで2位のナポリは、CLでは23位ですが、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナの3試合は2勝1分と無敗です。
TOP8フィニッシュの見通しは、アーセナルは決まり、マン・シティは当確、リヴァプールは有望。「自分たちが2勝したうえで、上から3~4チームが落ちてくる」という条件が付くスパーズとチェルシーは五分五分で、ニューカッスルは…といったところでしょうか。ヨーロッパリーグに目を移すと、5勝1敗で3位のアストン・ヴィラはいけそうです。
トルコでフェネルバフチェの後、ヴィラパークでザルツブルグ。イスタンブール遠征はやっかいですが、3勝2分1敗で11位のノッティンガム・フォレストがフェレンツヴァーロシュとブラガをつぶしてくれれば、1勝1敗でクリアとなります。ショーン・ダイクの就任以来、欧州で3勝1分と好調のフォレストも、ストレートインの可能性は充分といえるでしょう。
カンファレンスリーグのクリスタル・パレスは3勝2敗で9位。最終節でマインツとサムスンスポルの直接対決があるので、勝てば8位に入れそうですが、9ポイントで並ぶラルナカとフィオレンティーナとの得失点差になる可能性があります。となるとストレートインの条件は、「クオピオン・パロセウラに圧勝」。これを読んでいるみなさんは、どこの国のクラブかご存じですか?
珍しい生き物の学名のような名前のクラブは、フィンランドのクオピオという人口12万人の街が本拠地で、2024年と2025年の国内リーグ連覇を果たしています。今季のELは、1勝3分1敗で25位。最終戦で勝てばプレーオフにいけるので、相当気合いが入っているはずです。プレミアリーグのクラブといえども、簡単には勝てないと考えておいたほうがよさそうです。
学名という言葉が出たので、過去13年で9371本の記事を公開してきたこのブログ史上初めて、下ネタまがいの知識を披露します。ヨツコブツノゼミという昆虫は、ラテン語の学名でボッキディウム・チンチンナブリフェルムといいます。それだけです。以上、欧州戦線におけるプレミアリーグ勢の現状と今後についてレポートしました。早々に退散いたします。
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