イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

スパーズ、リヴァプール、マン・シティ…2026年の最初のゲームは、全員ノーゴールのドロー地獄!

包み隠さず、正直に白状します。昨日の新年のごあいさつで、「事実ベースかつフラットに多くのチームの魅力を伝えられれば」などときれいなことをいっていたのですが、初日から真逆の気分になり、ニューイヤーズデーの3試合で拳を振り上げていました。「オマエら全員、ポイントを落としてしまえ!」。事情を話せば、一部の方にはご理解いただけるものと信じております。

いや、大した話ではありません。事の発端は、マンチェスター・ユナイテッド。前半戦のラストマッチは最下位のウルヴスだったのに、オールド・トラフォードでドローって…。あまりにも残念な結果に逆上し、「ならばビッグ6は付き合え!」となった次第です。いざフタを開けてみると、リヴァプールVSリーズは0-0、ブレントフォードVSスパーズも0-0、サンダーランドVSマンチェスター・シティまで0-0…!

人を喜ばせる才能には自信がないのですが、呪いをかける力は自慢してもよさそうです。アンフィールドと同時刻開催だったクリスタル・パレスとフラムのロンドンダービーは1-1で、われわれがやらかした後は4戦連続のドロー地獄でした。願いが叶ったら我に返ってしまい、悪いことをした…と自責の念に苛まれました(一瞬ですが…)

ノーゴールでドローに終わった3チームのなかで、最も勝利から遠かったのはスパーズでしょう。シュート数は7対9、オンターゲットは2対3で上回ったものの、xGは0.92対0.86というおとなしい一戦。チャンスといえるのは、32分のリシャルリソンのクロスに反応したアーチー・グレイのヘッドぐらいで、右隅に飛んだボールはネイサン・コリンズが肩でブロックしました。

52分のジョアン・パリーニャのロングフィードでGKの前に出たクドゥスは、リコ・ヘンリーに体を寄せられて打ち切れず。ジェームズ・マディソン、シャビ・シモンズ、クルゼフスキ、ベリヴァルを欠いた中盤は、アーチーグレイがトップ下という苦しい布陣でした。途中出場のコロ・ムアニとマティス・テルは、シュートゼロでタイムアップを迎えています。

ブレントフォードが惜しかったのは、45分の速攻でした。ルイス・ポッターが右足アウトにかけた絶妙なフィードが最前線のシャーデに通ると、切り返しをペドロ・ポロがカット。右に流れたボールを拾ったヘンダーソンのクロスにイゴーリ・チアゴが触らなければ、裏に入っていたルイス・ポッターが決めていたのではないでしょうか。

ホームのサポーターにアウェイのファンが乗っかった「boring, boring Tottenham(退屈な、退屈なトッテナム)」の大合唱が、トーマス・フランクのチームに足りないものを表現していたといえるでしょう。中盤の創造性を欠き、7勝5分7敗で12位に沈むスパーズにとって最大の朗報は、2位から7位までがすべてドローで待っていてくれたことでしょう。

エラント・ロードでリーズに3-3と足をすくわれたリヴァプールは、アンフィールドでもポイントを削られてしまいました。直近の6試合を4勝2分と立ち直ったかに見えたチームは、12月に入ってから2勝3分と好調のチームにシュート19本を浴びせたのですが…。何度もチャンスを得ていたエキティケは、「彼の日ではなかった」のでしょう。

ボックス右でグズムンドソンをかわした10分のシュートは、GKペッリがセーブ。14分にコナテのフィードでラインの裏に出たときは、後ろから体を押さえたビヨルに激怒していたのですが、PKを取ってもらえませんでした。最大のチャンスは33分、ロバートソンのクロスをファーで拾ったフリンポンがゴール前に入れたボールは、「触ればOK」の完璧なコース。しかし…!

フリーだったエキティケのヘッドはクリアにしか見えず、諦めていたGKの頭に当たる珍プレーとなりました。前半はノーゴールで、後半のオンターゲットは60分のショボスライのミドルのみ。70分のCKからファン・ダイクが右隅を狙ったヘッドは、惜しくもポストの脇を抜けていきました。81分にクロスのこぼれ球を押し込んだカルヴァート=ルーウィンはオフサイドで、連続ゴール記録は6試合で止まりました。

昇格チームに3つめのドローで、アーセナルとの差は12ポイント。6日後のシックスポインターで首位に敗れたら、連覇の夢は途絶えそうです。全試合フル出場のファン・ダイクとコナテは潜在的なリスクで、負傷リタイアとなったらTOP4フィニッシュも難しくなるかもしれません。スロット監督の采配に加えて、リチャード・ヒューズSDの動向にも注目です。

サンダーランドを攻め立てながら、決定機を逃し続けたマンチェスター・シティは、6分のCKのジャッジに納得していないのではないでしょうか。ニアのハーランドがバックヘッドで中央に送った瞬間、オフサイドラインの内側に戻ったように見えたベルナルド・シウヴァは、わずかにかかとが出ていたと見做されたようです。

19分のロングフィードから、ルベン・ディアスをつぶしてボックス右に出たブロビーの強打は、ドンナルンマがビッグセーブ。シェルキの縦パスから、マテウス・クーニャがフォーデンに預けた37分のチャンスは、グラウンダーに右足を出したハーランドがGKルーフスに足で止められました。ニコ・ゴンザレスに代わってロドリが入った後半は、序盤の決定機でのミスが痛恨でした。

47分にシェルキのラストパスに走り込んだサヴィーニョは、スライディングシュートを浮かしてしまい、左からゴールに迫った48分のシュートもルーフスに左足でクリアされています。65分のクロスに飛び込んだグヴァルディオルのダイビングヘッドも、間合いを詰めたGKがビッグセーブ。70分に左からカットインしたドクは、ゴール前からの一撃をムキエレに顔面でブロックされました。

84分に右からクロスが上がると、左足のアウトでコースを変えたグヴァルディオルは、右のポストに阻まれています。アーセナルと4ポイント差となる痛恨のドローで、ペップの連勝は6でストップ。神セーブを連発したルーフスと、集中力を切らさなかった最終ラインを称えるべき一戦は、2人合わせて1ゴールのドクとサヴィーニョの課題が露わになった90分ともいえるでしょう。

プレミアリーグ19節は、10試合のうち7つがドロー。2位から12位までで、勝ったのはエヴァートンだけです。前半戦のラストラウンドは、「アーセナルに風が吹いた」のひとこと。われわれの激痛は、鈍痛ぐらいになった気がします。ドローが並ぶ結果一覧を見ながら、「他人の不幸を喜ぶ人間にはならない!」と決意を新たにした2026年の2日めでした。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す