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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Chelsea】同点ゴールは94分!ペップは激痛、暫定監督のチェルシーは貴重なドロー!

プレミアリーグ20節、エティハドのシックスポインター。マンチェスター・シティは、アーセナルに4ポイント差の2位。年末の不振で5位に転落したチェルシーは、首位との差が15ポイントに開いています。負けられないペップは、ほぼベストメンバー。マレスカ監督を失ったチームは、ククレジャとカイセドを欠いています。

まずはホームチームの先発メンバーを確認しましょう。GKドンナルンマ、DFマテウス・ヌネス、ルベン・ディアス、グヴァルディオル、ニコ・オライリー。MFロドリ、レインダース、ベルナルド・シウヴァ、FWフォーデン、シェルキ、ハーランド。アフリカネーションズカップと負傷で7人を欠いており、サブの前線の選手はジェレミー・ドクとレイガン・ヘスキーだけです。

対するチェルシーは、やはりフルバックが不安です。GKヨルゲンセン、DFアチャンポン、トレヴォ・チャロバー、バディアシル、マロ・グスト。2センターはリース・ジェームズとエンソ・フェルナンデス、2列めにエステヴァン、コール・パルマー、ペドロ・ネト、最前線にジョアン・ペドロ。キックオフから、マン・シティがポゼッションを取っています。

チェルシーが3分に得た左からのCKは、リース・ジェームズが得意の緩いボールをニアに上げました。アチャンポンのバックヘッドが中央に入ると、ドンナルンマが転倒。競り合ったジョアン・ペドロがファールを取られたようです。ここからも、主導権はマン・シティ。チェルシーのプレスは、縦のパスコースを切り続けています。

12分にシェルキがラインの裏に浮かしたFKは、ルベン・ディアスの前でエンソ・フェルナンデスがクリア。全員が自陣に引いているアウェイチームは、パスをカットしてもハーフラインの手前で奪い返されています。19分のカウンターで、ペドロ・ネトのクロスが中央のエステヴァンに通りますが、左足のシュートはグヴァルディオルがブロックしました。

1分後、マテウス・ヌネスのロングフィードが左から上がったレインダースに通り、逆サイドでパスをもらったのはフォーデン。カットインからの左足シュートは、右のポストの外に逸れていきました。28分には、ロドリの縦のスルーパスが左のレインダースへ。クロスの落下点にいたハーランドは、バディアシルに抑えられています。

36分に右サイドでキープしたのは、ベルナルド・シウヴァ。マロ・グストをかわして放ったシュートは、ファーポストの外に抜けていきました。ハーランドがチャンスをつかんだのは38分。マロ・グストの苦し紛れのフィードをロドリが頭で前に送ると、フォーデンのヒールパスを受けたストライカーが中に持って左足を振り抜きました。

トレヴォ・チャロバーのかかとに当たって浮いたボールに、ヨルゲンセンが必死に手を伸ばしてセーブ。直後、ロドリのラストパスからバディアシルをかわして打った一撃は、左のポストを直撃しました。均衡が崩れたのは42分。シェルキの縦のフィードをバディアシルがカットすると、拾ったレインダースがボックスに持ち込み、左足のシュートをニアに突き刺しました。

前半は1-0。マクファーレン暫定監督は、ハーフタイムにエステヴァンを下げ、アンドレイ・サントスを投入しました。後半開始直後の47分、左に出ていたジョアン・ペドロのインターセプトから、ペドロ・ネトにボールが渡ると、クロスはGKがキャッチ。2分後、レインダースのパスミスを突いたカウンターは4対3で、中央を突破したコール・パルマーは左にパスを出しました。

マテウス・ヌネスに体を寄せられたエンソ・フェルナンデスが、打てないと判断して中央に転がすと、フリーのシュートを打ち上げたペドロ・ネトは頭を抱えています。50分にピッチに横たわったグヴァルディオルは、足首を痛めたようです。メディカルスタッフとリース・ジェームズに肩を支えられてピッチを離れ、最終ラインにはフサノフが入っています。

ハーランドの2度のドリブル突破をしのいだチェルシーは、リスクを取って攻めるしかありません。62分にジョアン・ペドロとアチャンポンが下がり、リアム・デラップとジョレル・ハト。69分のドンナルンマのキックをハーランドが頭で落とすと、アンドレイ・サントスを抜き去ったシェルキがゴールに向かっています。中央に流したボールが通れば決まりでしょう。

ベルナルド・シウヴァが打とうとした瞬間、何とか間に合ったトレヴォ・チャロバーがスライディングでカット。残り20分というタイミングでペップはレインダースを下げ、ドクを送り出しました。72分、左サイドのエンソがニアに速いボールを入れると、リアム・デラップのシュートはドンナルンマがセーブしました。

81分にルベン・ディアスも負傷リタイアとなり、フサノフの脇にナタン・アケ。89分にボックスの左脇に出たジョレル・ハトがグラウンダーを入れると、コール・パルマーは空振りしてしまいました。ニコ・オライリーを抜き去ったマロ・グストが、アーリークロスを入れたのは94分。ナタン・アケが触ったボールがファーに流れ、エンソ・フェルナンデスの足元に届きました。

最初のシュートを止めたドンナルンマは、2本めはノーチャンス。勝利を逃したマン・シティの選手たちは、険しい表情を浮かべています。ポゼッションは58%対42%、シュート数は14対8。しかし後半は5対7で、ビッグチャンスは0対3、xGは0.99対1.73とチェルシーが上回っています。激痛のドローは、CBコンビのリタイアとは違うところに原因を求めたほうがいいでしょう。

前半のパス成功率が92%だったマン・シティは、後半は80%まで落ちてしまいました。ペップがレインダースを代えたのは、集中力を欠いていると見たからでしょう。時間が経つにつれて前線への強引なフィードをカットされるシーンが増え、中盤と最終ラインは余裕を失っていました。同点ゴールの直前のロストとファールは、いずれもベルナルド・シウヴァの判断ミスでした。

一方、マクファーレン暫定監督の采配は的確で、ハーフタイムのアンドレイ・サントスの投入は、最大の手柄といっていいでしょう。パスを止められるポイントを増やしたことで、サイドを攻める頻度が高まり、ラストチャンスの同点ゴールにつながりました。アンドレイ・サントスのパス成功率90%を上回るチームメイトは、93%のバディアシルだけです。

マロ・グストの素晴らしいチャンスメイクとともに、ぎりぎりでカウンターを止めたトレヴォ・チャロバーとバディアシルも称えたい一戦。事件直後の不安な状況での敗戦回避は、選手たちのメンタルを前向きにするのではないでしょうか。片や2戦連続でドローのマン・シティは、気持ちを切り替えなければなりません。次節のブライトンも、速攻に要注意です。(エンソ・フェルナンデス/写真著作者/The White House マロ・グスト/写真著作者/Timmy96)


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