2026.01.11 FAカップ・リーグカップ2025-26FAカップ・リーグカップ
マンチェスターの明暗!ユナイテッドはオンターゲット10本でドロー、FAカップのシティは10本で…!
猛攻を続けたアウェイチームは、5ゴールでもおかしくない展開でした。カゼミーロのクロスを叩いたマテウス・クーニャのヘッドと、GKと1対1になったドルグのシュートはゴールライン上でDFがクリア。リサンドロ・マルティネスのロングフィードを受けたブルーノ・フェルナンデスはポストに当て、右サイドからカットインしたレイシーの一撃はクロスバーにヒットしました。
終始劣勢だったバーンリーの先制ゴールは、クロスを足に当てただけだったエイデン・ヘヴンの不運なオウンゴールで、右からドリブルで仕掛けたアントニーの同点ゴールは唯一のオンターゲットです。フットボールを見続けていると、ときどき不思議なことが起こります。昨日のFAカップ3回戦でも、オンターゲットが10対2という試合があったのですが、最終スコアは別世界です。
マンチェスター・シティの本拠地エティハドに乗り込んだのは、リーグ1(3部相当)で14位のエクセター。バーンリーVSマン・ユナイテッドはシュート数が7対30で、ビッグチャンスは0対5だったのですが、こちらはシュートが21対7、ビッグチャンスは5対2でした。スタッツから推理すると、マン・ユナイテッドは0-4の勝利で、マン・シティは3-1といったところでしょう。
ところが実際のスコアは、衝撃の10-1!いや、フットボールは数字じゃないといわれれば、うなずくしかありませんが、それにしても不条理です。バーンリーはオンターゲット1本で2ゴール、マン・シティはわれわれと同じ枠内10本なのに10ゴールって!決定力がどうとか、守備の集中力とか、そんな月並みな言葉で片付けたくない結末です。
10ゴールを淡々と紹介するだけでは、みなさんを疲れさせてしまいそうなので、まずは怒涛のゴールラッシュの全体像をレポートしましょう。決めた選手を並べると、こんなリストになります。アレイン、ロドリ、オウンゴール、オウンゴール、リコ・ルイス、セメンヨ、レインダース、ニコ・オライリー、マカイドゥ、リコ・ルイス。そうです。ハーランド抜きで10発です。
最終ラインでフサノフとコンビを組んだマックス・アレインが決めたのは12分、CKの二次攻撃からこぼれ球をプッシュ。24分にロドリの強烈なミドルが左隅に決まった瞬間、勝負に対する興味は萎んでしまいました。42分のオウンゴールはCKからのクリアミス。追加タイム2分の4点めは、レインダースの高速グラウンダーがフィッツウォーターの足を弾いた幸運なゴールでした。
5分のCKで、オークスの決定的なヘッドをトラフォードがセーブしていなければ、全く別な展開になっていたでしょう。あるいは前半終了間際のオウンゴール連発がなければ、エクセターは集中力を失わずに戦っていたはずです。ハーフタイムにハーランド、ロドリ、ナタン・アケが下がり、ニコ・オライリー、ムカサ、ムフニがピッチへ。アウェイチームは、既に戦意を喪失していました。
後半開始からの10分は、デビュー戦のセメンヨのPRタイムです。49分に左から入れた鋭いクロスでリコ・ルイスにボレーを決めさせた後、54分にはシェルキのスルーパスで左から抜け出し、GKウィットワースと1対1になって脇を抜きました。ボーンマスから来た快足ウインガーは、ドクやサヴィーニョよりゴールに向かう意識が強く、ビッグタイトルの行方を変える存在になるかもしれません。
71分にドクの落としをもらったレインダースは、右隅に完璧なコントロールショット。79分のショートコーナーからリコ・ルイスが中央に浮かすと、ニコ・オライリーが絶妙なヘディングを右ポスト際に落としました。86分に左から上がったムサカが逆サイドに転がすと、フリーのマカイドゥの一撃にGKは触れませんでした。マカイドゥは「魔界道」でしょうか。カッコイイです。
ラストは91分、ドクのドリブルが生み出した混戦から、右にこぼれたボールを叩き込んだリコ・ルイスは2ゴール1アシスト。センターバック、ベテラン、オウンゴール、フルバック、ニューフェイス、プレーメイカー、ティーンエイジャーが乱舞したゴールショーは、あまりにも理不尽だったといわざるを得ません。われわれは、エースストライカーが連発したのに…。
この試合で最も印象的だったシーンを紹介して、この稿を締めることとしましょう。90分にドリブルで中央から上がった19歳のバーチ―が左足一閃。トラフォードの指先を抜けたボールが左隅に決まった瞬間、アウェイサポーターの絶叫がエティハドに鳴り響きました。「ウチの期待の若手が、最強チームとの一戦でゴールを決めたぞ!」。サポーターって、いいですね…。
オンターゲット10本から、こっちは2発でドロー、あちらは景気よく10発。このモヤモヤと悔しさは、1週間後に歓喜に変わるでしょう。浮かれているみなさんは、ミッドウイークのカラバオカップ準決勝でニューカッスルと戦うと聞いています。しっかり疲れを溜めていただいたうえで、週末のオールド・トラフォードでお会いしましょう。ふふ。ふふふ。
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