12月から3ゴール2アシスト!持ち味を発揮し始めたフロリアン・ヴィルツのブレイクを期待!
クリスティアン・プリシッチ、ナビ・ケイタ、クリストファー・エンクンク、ティモ・ヴェルナー、ジェイドン・サンチョ。ドイツから鳴り物入りでやってきた彼らは、冴えない戦績と苦い記憶を残して去っていきました。プレミアリーグのフィジカルの強さやテンポに戸惑い、チームにフィットしなかったり、コミットしようとしすぎてフォームを崩したりするのが通例です。
今季のリヴァプールは、9月末から3勝9敗という絶不調に陥っており、ドイツ代表のプレーメイカーも元凶のひとつと非難されていました。風向きが変わったのは12月に入ってからで、アンフィールドのサンダーランド戦の同点ゴールがきっかけでした。右からドリブルでゴール前に持ち込んで左足を振り抜くと、ミスタッチのボールがムキエレに当たって枠に飛び込みました。
ボックスに入ってプレイする機会が増えたヴィルツは、CLのインテル戦ではバストーニのファールを誘い、ショボスライの決勝PKを生んでいます。プレミアリーグの初アシストは年末のスパーズ戦で、ショートカウンターから絶妙な縦パスをボックス左に転がし、イサクに先制ゴールを決めさせました。待望のリーグ戦初ゴールは、2025年のラストマッチとなったウルヴス戦でした。
ハーフラインまで引いていたエキティケが、ドリブルで中央に向かったのは42分。最前線でラストパスを受けたヴィルツは、ジョゼ・サのポジションを見て冷静に右脇を抜きました。年明けのフラム戦ではブラッドリーのラストパスを左足で流し込み、FAカップのバーンズリー戦は、美しいコントロールショットと右からの抜け出しで1ゴール1アシストを記録しています。
12月以降は、公式戦10試合で3ゴール2アシスト。サンダーランド戦のオウンゴールとインテル戦のPK獲得を組み込んで、「7ゴールに直接関与した」ともいえます。アーセナル戦はゴールこそなかったものの、ショボスライと連携したプレスが冴え、デクラン・ライスとズビメンディが何もできない時間を演出しました。
ブレイクの兆しが見えてきたヴィルツですが、昨シーズンのスタッツと現在を比較すると、まだまだ本領発揮とはいえません。90分あたりのオンターゲットは1.49から0.57にダウンしており、ドリブル成功も3.13が1.72と半分以下です。彼と歩調を合わせるように、11戦連続無敗と不振から脱したリヴァプールも、6勝5分では完全復活とはいえません。
それでも今後は、さらなるパフォーマンスの向上を期待できるでしょう。開幕からしばらくの間、プレミアリーグの屈強なDFたちを相手に苦戦していたヴィルツは、スタッフとともにハードなトレーニングを続けて筋力を高め、体重を2.5kg増加させています。ドリブルやパスワークに加えて、周囲に愛されるキャラクターとポジティブなマインドも強力な武器といえそうです。
FAカップといえば、レヴァークーゼンでチームメイトだったフリンポンと、昨季のブンデスリーガで15ゴールのエキティケも決めています。リヴァプールの攻撃力強化を担う3人は、「ブンデスリーガ出身の選手には、大いに疑問を抱いている」というティエリ・アンリに頭を下げさせることができるでしょうか。週末のバーンリー戦は、彼らのゴールラッシュを期待しましょう。
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