ズラタン復帰、ペリシッチ断念、オーリエ微妙…マンチェスター・ユナイテッドの補強ニュース!
4月に行われたヨーロッパリーグ準々決勝セカンドレグ、アンデルレヒトとのホームゲームに出場したズラタンは、試合終盤に靭帯を痛めてリタイア。順調にリハビリをこなしてはいるものの、復帰は年内ぎりぎりとなる見通しです。ACミラン復帰説、LAギャラクシーへの移籍説など、去就についてさまざまな憶測が飛び交いましたが、ジョゼ・モウリーニョ監督は「おそらくまた一緒にやれるだろう。契約はしていないが、彼は今もマンチェスターとつながっている」と明言しました。ズラタンの許可を得て背番号9をつけているロメウ・ルカクにとっても、稀代のストライカーと2トップを組める機会があれば、テンションが上がるのではないでしょうか。プレミアリーグもさることながら、楽しみなのはチャンピオンズリーグです。経験豊富なベテランが、緊張感が高まる接戦の終盤でチームを落ち着かせ、貴重なゴールを決めてくれるのを期待しています。
ズラタンの話は非常に喜ばしいのですが、マンチェスター・ユナイテッドの夏の補強はあちこちで頓挫しているようです。「ガレス・ベイルは残留するだろう。監督とクラブに必要とされ、彼もそれを望んでいるのだと思う。私につけ入る隙はない。始まる前に終わっていた」「インテルは彼らの重要な選手をよく守った」。獲得が噂になっていたガレス・ベイルとイヴァン・ペリシッチについては、モウリーニョ監督は両手に白旗を持ってバンザイしました。目下のところ、サイドアタッカー獲得の目処は立たず、話題になっているのはSBです。右サイドはパリ・サンジェルマンのセルジュ・オーリエ、左はトッテナムのダニー・ローズ。バレンシア、ダルミアン、ルーク・ショー、アシュリー・ヤングに加えてトゥアンゼベやブリント、バイリー、リンデロフをまわせるポジションに新戦力は必要ないだろうと静観していたのですが、どうやらオーリエは本気で獲りにいっていたようです。
8月上旬に、マンチェスター・ユナイテッドが本人と個人合意したと報じられましたが、昨年5月に警官ともめて暴行容疑で捕まったオーリエは、10月にイギリスから入国を拒否されています。「デイリー・ミラー」によると、判決に対して控訴していたコートジボワール代表SBは、フランスの裁判所から採択か棄却かを今週宣告されることになっており、この結果次第で移籍が難しくなるようです。先週は2700万ポンド(約38億3000万円)と報じられていた移籍金は、パリ・サンジェルマンと交渉中で、「デイリー・スター」は1600万ポンド(約22億7000万円)まで下がる可能性があると伝えています。
チェルシーやインテルも関心ありといわれていた右SBが来ることになれば、ダルミアンはイタリアに帰るのでしょうか。ズラタンが復帰に近づいているなかで、パリのローラン・ブラン前監督とズラタンをホモ呼ばわりして2ヵ月謹慎となったトラブルメーカーが何かやらかしたりしないかと、むしろそちらが心配です。
ダニー・ローズはトッテナムが売らないといっており、話は進まないでしょう。ロホ、アシュリー・ヤング、ルーク・ショーが負傷しており左サイドが手薄なのは確かですが、当面はブリントとダルミアンで乗り切ればOK。新戦力は要らないのではないでしょうか。ここにきて、マンチェスター・ユナイテッドの補強は停滞しているようですが、現有戦力をきちんと動かせる戦術があればプレミアリーグの優勝争いに充分食い込めるはずです。まずは今週末のオールド・トラフォードで、主力が軒並み負傷離脱中のウェストハムに完勝していただければと思います。
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