2026.01.26 プレミアリーグ観戦記2025-26プレミアリーグ観戦記
【Burnley×Tottenham】解任を求めるチャントとブーイング…トーマス・フランクはいよいよリーチか?
アンジェ・ポステコグルーの最後のシーズンも、スパーズは不振のチームの再生クリニックと化していました。ヨーロッパリーグを制覇しながら、プレミアリーグは17位。トーマス・フランクは、昨年からの怪奇現象を変えられずにいます。チャンピオンズリーグでドルトムントに快勝し、5位に浮上した直後、バーンリーと2-2のドロー。国内では降格圏に8ポイント差の14位です。
19位のバーンリーは、マンチェスター・ユナイテッド戦とリバプール戦をドローで終えたばかりで、やっかいなチームだったというべきか。いや、ターフ・ムーアで2-2のマン・ユナイテッドは、オンターゲット1対10、ビッグチャンス0対5と圧倒しており、ゴール取り消し、ゴールライン上のクリア、ビッグセーブ、ポスト直撃が重なった不運なドローでした。
ホームで1-1だったリヴァプールも、オンターゲットは11対1でビッグチャンスは3対0。ショボスライがPKを失敗しており、1ゴールで終わってはいけない展開だったといえるでしょう。対してスパーズは、リードしながら逆転を許しており、決定機は3対4と拮抗しています。ゴールを決めたのは、ファン・デ・フェンとロメロのCBコンビ。先制は38分のショートコーナーでした。
直前のCKから、オドベールとコナー・ギャラガーが放った強烈なボレーをドゥブラフカがビッグセーブ。続くCKからジェド・スペンスがクロスを入れて競り合いとなると、クリアに反応したファン・デ・フェンの左足のボレーが右隅に決まりました。ここまでは、完全なるスパーズペース。アウェイサポーターは、ネガティブなチャントは必要ないと思っていたはずです。
45分までシュート2本だったバーンリーは、前半終了間際に追いつきました。右サイドから絶妙なクロスを入れたのはカイル・ウォーカー。CBのトゥアンゼベがするするとゴール前に出てきたのは、直前にロングスローを想定していたからです。ペドロ・ポロとジェド・スペンスはラインを上げ、オフサイドを取ろうとしていたのですが、ニアにいたCBコンビが下がっていました。
左右で意思の疎通がなかった痛恨の失点。75分の逆転ゴールのシーンも、ラインの崩れが原因でした。ウゴチェクとのワンツーで中に入ってきたルーカス・ピレスが右にパスを出すと、狙っていたロメロがインターセプトに失敗し、アントニーとフォスターに裏を取られてしまいました。ファン・デ・フェンがアントニーにかわされた瞬間、ゴール前は4対1となっていました。
フォスターが放った最初のシュートをヴィカーリオが足で止めると、2本めはウドジェに当たってゴールへ。2-1となった直後に指揮官が敢行した2枚代えは、リスクを取って攻めろというメッセージです。ダンソとイヴ・ビスマを、アーチー・グレイとマティス・テル。残り5分を切ってからは、ロメロが最前線に上がっています。
89分にゴールラインまで抉ったオドベールのクロスがファーのシャビ・シモンズに届き、右足の強烈なショットがバーを叩いたときは、スパーズは負けると思いました。しかし1分後、またもオドベールが素晴らしいクロス。ゴール前にいたロメロの強烈なヘッダーがネットに突き刺さりました。ミスを帳消しにしたキャプテンは、解任が噂されていた指揮官を救ったのでしょうか。
スパーズのサポーターは、国内で結果を出せない指揮官に対して、ダーティーなチャントとブーイングを浴びせ続けました。「Thomas Frank your football is s**t」「We want Frank out」「Sacked in the morning」…。現場のトップが代われば、チームは強くなるのでしょうか。層の薄い最終ラインと中盤の負傷者続出は、彼の責任ではないでしょう。
ファン・デ・フェンやロメロの振る舞いを見ると、新たな指揮官との信頼関係を疑いたくなります。あるいはソン・フンミンらベテランの退団によるリーダーシップの喪失も、理由のひとつなのかもしれません。タイプが異なる2人の監督が同じような戦績に陥っているのは、なぜなのか。経営の問題か、ディレクターの手腕か、チームの戦略・戦術か、ロッカールームか…。
CLのフランクフルト戦の後、スパーズは難敵4連戦に突入します。マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスル、そしてノースロンドンダービー。CLでストレートインを逃したらアウトか、ペップに完敗したらジ・エンドか。現地の記者は「ダニエル・レヴィがいたら、トーマス・フランクはもうここにはいなかった」といっていますが…。
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