【Arsenal×Leicester】ラカゼットに始まりジルーが締める!ヴェンゲル采配でアーセナルが逆転勝利!
両者のスタメンを見てみましょう。アーセナルは、GKチェフの前にホールディング、モンレアル、コラシナツという急造3バックで戦います。セントラルMFはジャカとエルネニー、WBにはベジェリンとチェンバレン。エジルとウェルベックの前にラカゼットを配した3-4-2-1です。レスターは、GKシュマイケル、DFシンプソン、ウェズ・モーガン、マグワイア、フクス。2センターはジェームズとエンディディ、サイドにマフレズとオルブライトン。2トップは岡崎慎司とジェイミー・ヴァーディです。開始からわずか1分30秒、プレミアリーグ2017-18シーズンの最初のゴールは、アレクサンダル・ラカゼットでした。チェンバレンがボックスに入ったベジェリンにサイドチェンジし、落としたボールをエルネニーが中に入れると、左隅に突き刺したラカゼットのヘッドは完璧でした。これでアーセナルペースになると思いきや、ゲームは5分にあっけなく振り出しに戻ります。
ショートコーナーからオルブライトンが逆サイドにクロスを上げると、チェフは完全に振られてしまいました。頭で折り返したのは新CBマグワイア、ジャカに競り勝ってヘッドでプッシュしたのは岡崎慎司!敵地に乗り込んだレスターのサイド攻撃はアグレッシブです。アーセナルでいちばん元気なのは、左からドリブルで仕掛けるチェンバレン。8分の左足ミドルは、惜しくもバーの上に外れます。15分、ジャカの浮き球とエジルの裏への飛び出しは、タイミングは悪くなかったもののオフサイド。今季のプレミアリーグでは、このコンビのチャンスメイクが増えるのではないでしょうか。22分、ウェルベックとのワンツーで左サイドを突破したエジルの折り返しは、ニアに入ったウェルベックにぴったりでしたが、左足のボレーをマグワイアに当ててしまい勝ち越しはならず。試合はいつしか完全なるアーセナルペースです。
26分、エジルとウェルベックのワンツーは今度は中央。右からシュマイケルの前に躍り出たウェルベックは、リターンをエジルに決めさせようとしますが11番の後ろに出してしまいました。直後、ラカゼットが頭でそらしたボールでボックスに入ったコラシナツは、強烈なボレーをシュマイケルにセーブされます。好調アーセナルに痛いミスが出たのは29分。ジャカの自陣でのパスミスをオルブライトンにさらわれ、正確なアーリークロスを走り込んだジェイミー・ヴァーディにプッシュされます。昨季プレミアリーグの終盤戦で、13試合8ゴールと復活したエースのDFの間に入るセンスは健在です。33分にもフクスに自陣でインターセプトされ、ベジェリンの背後のスペースを破られたアーセナル。岡崎慎司のヘッドがわずかに右に流れて助かりました。
41分に左のコラシナツが浮かしたボールがエンディディの腕に当たりますが、マイク・ディーンさんの笛は鳴らず。レスターは、高さがないアーセナルの守備陣をファーを狙ったクロスで揺さぶってきます。1-2で終わるかと思われた前半終了間際、アーセナルが追いつきました。左のジャカからエジルにボールが渡り、縦パスを振り向きざまに打ったラカゼットのキックはマグワイアがブロック。こぼれたボールを拾ったのは、何とコラシナツです。脇に流したボールをプッシュしたウェルベックまでフリーとなると、シュマイケルはノーチャンス。2-2で折り返したホームチームは、次こそ先にゴールを奪わなかればなりません。
49分、エジルのミドルはうまくヒットせず。52分に縦1本で抜け出しかけたヴァーディは、出どころを読んでいたチェフがボックスを飛び出してカットしました。アーセナルの自陣でのミスは減りません。ベジェリンが不要なフェイントを入れて奪われた55分のピンチは、マフレズの珍しい右足ミドルをチェフが上に弾き出します。このCKからレスターの3点めが生まれました。ニアに入り込んだヴァーディがノーマーク。左隅にコントロールしたヘディングは文句なしです。
ウェルベックが左から中に持ち込んだのは62分。エルネニーとのパス交換から裏に出たベジェリンにスルーパスを通しますが、飛び出したシュマイケルが身を挺して体に当てました。66分、ヴェンゲル監督はエルネニーとホールディングを下げてラムジーとジルー。ベジェリンとチェンバレンをSBに据える4バックのようです。68分に左サイドに流れたラカゼットがラムジーに合わせたチャンスは、出し手と受け手が逆だったら1点モノでした。71分、ラカゼットのグラウンダーをダイレクトで狙ったエジルもDFがブロック。シェイクスピア監督は、岡崎慎司をアマーティに代えて逃げ切り体制です。
74分のチェンバレンのミドルはマーカーに当たってポストの外。右からのクロスをフリーで叩いたエジルはミスキックに顔をしかめます。ウェルベックに代わって右サイドに入ったのはウォルコット。82分にはジェームズが下がり、イヘアナチョが登場です。この直後でした。CKをニアで受けたジャカは、右サイドに2枚余っているのを見逃さず、左足のアウトで絶妙なラストパス。淀みない動きで左隅に突き刺したのはラムジーです。3-3となった85分、ジルーの落としを受けてフェイントで2人かわしたラカゼットが左足を振り抜くと、シュマイケルがセーブ。ジャカのCKは、勝負強いストライカーの頭にぴったりでした。逆転ゴールは、オリヴィエ・ジルー!ヴェンゲル監督の交代策は見事に当たり、シェイクスピア監督の采配は裏目に出てしまいました。レスターのパワープレーは実らず、4-3のままタイムアップ。アーセナルがプレミアリーグらしいスリリングな試合を制し、シーズン緒戦を勝ち点3で終えました。
これが、コシールニーのいない世界。アーセナルの守備の問題は、ベジェリンとホールディングの関係が悪く、使えるスペースが空いていたことと、クロスで横に振られるとマークがすれてしまうことでした。そんななかでホールディングをジルーに代えて、攻撃にシフトするだけでなく守備の綻びも解消したヴェンゲル監督の采配は秀逸でした。ベジェリンとチェンバレンのサイドを変えたのも、アタックだけを考えた配置ではなかったのではないかと思います。ゴールを決めた2人のストライカーもさることながら、2本の絶品キックで前半のミスを帳消しにしたジャカ、縦への推進力をもたらしたコラシナツ、走りまくってチャンスメイクしたエジルをリスペクトしたい一戦でした。ここまでの補強は的確。これからの補強のポイントも明確。主力の残留と3バック強化に成功すれば、アーセナルは優勝争いの一角を占めながら長いシーズンを過ごせるのではないでしょうか。いやー、おもしろかった!待ち焦がれたプレミアリーグが、いよいよ始まりました。
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アーセナル目線に立つと結局守備ではCB、攻撃ではジャカの隣のMFの補強の必要性を強く感じさせる一戦でしたね
後半チェンバレンがWBじゃなくSBでもそこそこいいプレーしてたのを見るとベジェリンは現状だとレギュラーは難しいのかなと思いました
わざわざ左WBでベジェリンを使う必要性もなく右WBでも序列は完全にチェンバレンより下なので右SBでしか生き残る道はないですがそれもチェンバレンの出来次第では・・・
まあベジェリンを使わざるを得なかったのもコシェルニー、ムスタフィ、メルテザッカーがこの試合使えなかったせいでコラシナツがCBをやる羽目になったので結局はCBが必要という話に戻るのですが
更新おつかれさまです。
今年も一年よろしくお願いします。
エンターテイメントに満ちた開幕戦でしたね。
急造CB、とくにホールディングとベジェの間はめちゃくちゃ突かれていて、ベジェの空中戦の弱さ、ホールディングの若さがモロに出てしまいましたね。
CBが戻ってくれば右はOx、左はコラシナツで大分安定しそうです。
新戦力の当たり具合はもちろんのこと3,4バックを使い分けれた点も大きな収穫でコンディション悪そうに見えたエジルがトップ下になると輝き出したのが印象的でした。
ぼくとしてはCBよりもコクランも怪我でいない守備的ボランチ(できれば体格の良い)が欲しいです。
なんともスリリングで劇的な試合でした。
お盆も仕事なのでダイジェストで観ました。
アーセナル、急増の守備陣だから仕方ないのか、
酷かったですね。
ただ攻撃陣は決めるべき選手が決めてくれた。
ラガゼット、ウェルベック、ラムジー、ジルー。
特にジルーの雄叫びには胸が熱くなりました。
スーパーサブとして今季も使われるのでしょうが、
ELやカップ戦では先発にしてあげてほしいです。
なにはともあれ、劇的勝利に元気を貰いました。
今シーズンもアーセナル劇場開幕!
ファーストタッチで初ゴールかつプレミア第1号のラカゼット。終盤のシュートを見ても、これまでにない選手で、期待を抱かずにはいられません。
コラシナツ、なぜそこにいる!
チェンバレン、残ってくれ!
ジルー、ありがとう!
ウォルコット、ウェルベック、がんばれ!
今シーズンもよろお願いいたします。
ベンゲルの永遠の課題は、選手のポテンシャルまかせの守備ですね。
まあ、組織的な守備を構築出来ないのは今に始まったことではないですが(苦笑)
未だにセットプレーの守備時にマンマークとゾーンマークを併用出来ず、ヴァーディーに決められたときは呆れました
失点時に抜かれるベンゲルの表情とスタンド観戦のサンチェスの表情が印象的でした
更新ご苦労様です。今季も楽しみにしております!
これが、コシールニーのいない世界。いやはや、まさしくその通りです。守備における戦術のあやふやさが、自陣のゴール前でのあれだけのパスミスや判断ミスに繋がっていると思います。今日は開幕戦で、相手がトップ6ではなかったので何とかなった感がありますが、このままでは上位陣に勝てないシーズンを繰り返してしまいそうです。この点に関しては正直、補強というよりトップコーチの招聘とベンゲルからの権限譲与がポイントな気がします。
まあとにかく、開幕戦からまたガッカリしなくて良かったです笑
スリリングな展開で面白かったんですが、やはり守備は課題が多すぎますね。
いくらコシェやムスタフィが出れないからと言って最終ラインがほぼ全員SBの選手ってのは見ててハラハラしかありません。
ホールディングはまだまだ若さが出ますし、やはりCBの即戦力は必要なんじゃないでしょうか?
あとベジェリンは攻撃(ドリブル)のパターンが少な過ぎるため、相手に寄せられると中に切れ込むか、パスを戻すかしか出来ないのが不満ですね。
まるでサイドで使うときのウォルコットを見てるようです。
ベジェリンが成長しないのであれば、WBはチェンボとコラシナツが1stチョイスですね。
コラシナツはあの突破力は魅力的なのでCBでは勿体無い!
とりあえずあと一人は守備を補強しないと上位対決は厳しいかと思います。
あ、サンチェスの彼女(?)すごく可愛い人でしたねー(笑)
更新ご苦労様です。
いやはや何とも・・・結果オーライの試合でした。
攻撃陣は結果を出しましたね。ジルーが相手DFを振り切ってゴールを決めたことには大きな意味があると思います。アーセナルであれが出来るのはジルーだけですからね。彼がベンチに控えているのは本当に心強いです。
守備陣に情状酌量の余地はあるかなと思います。CBの本職がホールディングだけではさすがに厳しいでしょう。しかもそのホールディングがミスのオンパレードですから。
次節はモンレアル・メルテザッカー・ムスタフィの3CBでしょう。この布陣で守備に改善が見られなければいよいよマズイですけどね・・・
現時点でアーセナルは補強はしたくても出来ません。その前に放出が必要だからです。私の計算が正しければ最低でも7名の放出が必要なはずです。確かに公式HPを見れば放出候補といえる選手がいます。恐らくは彼等を全員放出して登録枠一杯の状況です。要するに追加の補強には更なる放出が必要いうことです。
ちなみに私なら放出候補を全員放出した上でホールディングをレンタルに出してCBの補強を行いウィルシャーを残した上でカソルラを登録外にしてセントラルMFの補強を行います。カソルラは健康体であれば最も重要な選手の一人だと思いますが復帰時期がはっきりしない状況では戦力として計算することは出来ませんからね。
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いやー、心臓に悪いゲームでした。特にガナーズのセットプレー対策、何とかしないとダメですね。
光ったのは何と言ってもチェンバレンでした。サンチェスがいない中、縦横無尽に走り回り、違いを作っていました。ベンゲルさんの選手交替、システム変更は見事に的中しましたね。チェンバレンの右サイドバックは完全にありですね。また、ラカゼットとジルーは連携を深めたらかなり得点力は上がりそうで楽しみです!
唯一残念だったのはウォルコットですかね。完全に消えていました。プレシーズンで光っていたイォビをあの場面では観てみたかったです。
本職CBがホールディングだけだったら守備はこんなものだろうと思っていたので、むしろ4点取って勝ちきったことに驚きを感じました。
不安はベジェリン。ムスタフィやメルテザッカーが戻ってきても、今日のような出来に終始するのであれば、ベンチに居る時間が増えそうです。工夫次第で攻守に効果的になれると思うので、頑張ってほしいですね。
余剰戦力売却とCB・サンチェスの復帰、コシェルニー的掘り出し物のCB獲得を残る半月でやる。ご指摘のとおり、すべきことはシンプルです。
ラカゼットのプレーは初めて見ましたがいい選手ですね。
裏抜けもうまいしあの身長のわりにフィジカルも強くリーグアンで長年得点王になっていた理由がわかりました。
しかし、試合終盤にイヘアナチョを投入したシェイクスピアの判断は意味がわかりませんでした。
なぜ一度4141にしておきながらまた2トップに戻したのか、今回のレスターの敗戦は完全に監督の采配ミスだと思います。
昨シーズンから読ませてもらってました。いつも読み応えのある記事楽しみにしてます。
読む専でしたが、新シーズンということで。
良くも悪くもアーセナル感満載な開幕戦でしたね。個人的に嬉しかったのは、新加入選手と昨年怪我や不振や出番の少なさで苦しんだ選手たちが得点に絡んだことです。彼らの成長や発奮がシーズン通して続くようなら楽しみです。出ませんでしたがイウォビも。
反対に不安だったのは、皆さん言われてますが守備の酷さとベンチに座るヴェンゲルさんの周りの人たちの面々が相変わらずなこと。管理人さんが言われてた通り、3バックでいくなら主力になれるセンターバックの補強は欲しいですね。ホールディングには成長のための試練がこれから待っていそうです。私としてはセンターバックと中盤センターが獲れるなら、サンチェス放出でもいいと思っています。
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シャーザーさん>
エルネニーは、パスコースを塞ぐ守り方ができる選手だと思うのですが、右サイドが全体的にうまくいってなかったので難しい対応を強いられた印象です。CB獲得は必須ですね。
ちゅんさん>
チェンバレンとコラシナツが今の調子で左右にいてくれれば、どこと当たっても優位に試合を進められそうです。ムスタフィ、エルネニー、チェンバレンで右サイドをケアする形にすれば、この日のような不安定な状況は招かないのではないかと思います。いずれにしても、上背がないモンレアルや読みが速いわけではないメルテザッカーを3バックの中央に置くのは厳しいのではないでしょうか。
ミハルさん>
ジルーは勝負強いですね。彼の残留が決まれば大きいと思います。
セオさん>
こちらこそよろしくお願いします。コラシナツはヒットの予感ですね。
スコールさん>
セットプレーは何とかしないといけませんね。ハラハラしっぱなしでした。
むんさん>
コーチという解決策はありますね。サー・アレックス・ファーガソンがそうしていたように。
shiiinさん>
ベジェリンのドリブルは緩急がまだまだですね。ただし、ワンツーで縦に突破してグラウンダーを入れるプレイなど、彼ならではの魅力もあります。
tomoさん>
補強に関してはサラリー総額の問題があり、すぐにというわけにはいかないので、余剰戦力の売却を早く進めないといけませんね。移籍金を大幅に下げてでも出した方がいい選手もいると思います。
ヤンガナ大好き!さん>
チェンバレン、よかったですね。私もイオビが見たかったです。
プレミアリーグ大好き!さん>
シェイクスピアさんは、守って逃げ切ろうとしたら想像以上に押し込まれてピンチになったのでバランスを取り戻そうとしたのでしょう。失敗でしたね。
なちょさん>
ジルーとウェルベックが結果を出したのは大きいですよね。CBは、これからのアーセナルの最終ラインをまかせられるような選手を獲ってほしいなと思います。
更新お疲れ様です
とりあえずラカゼットがいいスタートをきってくれてホッとしてます
一方で守備は正直コシールニー、メルテザッカー、ムスタフィがいるから言われているほど最終ラインの補強は必須ではないのではと楽観視していたんですが2失点目を見て流石に簡単にフリーでやられ過ぎて頼りないなと思わざるをえませんでした
メルティの引退もありますし1枚は補強して欲しいですね。
コラシナツはサイドにまわればチームとしての守備力はプラスになるかなと思いますし右のベジェリンが心配です
大好きな選手なのでなんとか居場所を確保して欲しいのですが。。。
攻撃陣は主力はやはり頼りになるので怪我の多いコクランの代わりの守備的MFと本職のCBが来てくれればかなり期待出来ると思うんですが、主力残留に務めて欲しいので過度な期待はしないでおきます。
Dさん>
余剰戦力の売却とセットでやらないといけないので、難易度が高いのは確かですね。いいCB獲得は、来季まで視野に入れて絶対必要だと思いますが。