【Watford×Liverpool】セットプレーの守備は改善せず…残り2分で追いつかれたレッズは痛恨のドロー!
クロップ監督のスタメンを見てみましょう。GKミニョレ、DFアーノルド、マティプ、デヤン・ロブレン、アルベルト・モレノ。ワイナルドゥム、ヘンダーソン、エムレ・ジャンの中盤は予想どおり。サイドにマネとモウ・サラーという快足コンビが入り、トップはフィルミーノです。ハル・シティで評価を高めたマルコ・シウヴァ監督は、ディーニーを欠いてカプェと新戦力アンドレ・グレイもベンチスタート。昨季プレミアリーグで4ゴールのオカカとロベルト・ペレイラ、アムラバトを中心とした攻撃は、リヴァプールをどこまで脅かすことができるでしょうか。「YNWA」のロゴが入ったジャージを着た11人がピッチに登場しました。リヴァプールの新シーズンがいよいよスタートします。
さすがマルコ・シウヴァ。ワトフォードのプレスが厳しく、レッズは中盤を支配することができません。7分、自陣でダイレクトパスを3本つないだホームチームは、オカカのスルーパスでロベルト・ペレイラが抜け出し、ドリブルでデヤン・ロブレンを翻弄して左足のシュート。これはCBが足に当ててCKに逃れますが、セットプレーという弱点を克服できていないレッズはオカカを空けてしまい、強烈なヘディングをミニョレは弾き切れません。リードを奪われたアウェイチームは、前線へのロングフィードに活路を見出そうとするものの、ワトフォード守備陣は落ち着いて対処しています。18分、素晴らしいプレスを見せていたヤンマートは膝を痛めたようです。代わって入ったのは、アラベスから獲得したキコ・フェメニア。レッズのアタックは精度の低いロングボール頼みで、いいときの彼らではありません。
ところが29分、レッズに同点ゴール。劣勢を打開したのはやはりこの男でした。バイタルエリアでボールをキープしたサディオ・マネがアルベルト・モレノにはたくと、ポストに入ったエムレ・ジャンの絶妙な落としでマネがラインの裏に抜け出します。右足のコントロールショットにゴメスはノーチャンス。1-1となり、流れが変わるかと思いきや、2分後にゴールを挙げたのはワトフォードでした。右サイドから中にボールが出ると、オカカが右にパスを通し、クレヴァリーがボックス内でフリー。グラウンダーはアーノルドがカットしますが、ドゥクレの前にこぼれてしまい、16番は難なく右足で押し込みました。38分、ここまで見せ場がなかったサラーがフィルミーノのパスで抜け出し、ゴメスと1対1になるも、トゥーキックを打ち上げてしまいチャンスを逸します。
前半終了間際のフィルミーノのCKは、マネのヘッドがわずかにポストの右に逸れていきます。マルコ・シウヴァのタクトの素晴らしさが目立った45分。サラーはナーバス、ヘンダーソンは冷静さを欠いたのか、失点シーンでクレヴァリーをフリーにするなどカバーリングが今ひとつ。中盤でのアグレッシブなチェックと速いサイドアタックが見られなかったレッズは、戦い方を変えなければ2点を奪うのは難しいでしょう。
48分、ロベルト・ペレイラが鼠蹊部を痛めてリタイア。ホレバスをかわして放ったサラーのコントロールショットが外れた後、期待のブラジルU-20代表FWリシャルリソンがプレミアリーグデビューを飾ります。53分に相手のミスを突いて左サイドを突破したマネは、クロスをミス。その2分後、今度は右からサラーがボックスに入り、ゴメスをかわした瞬間、グローブが足にかかって転倒します。ジャッジはPK、フィルミーノの冷静なキックは左に飛んだGKの逆。2-2となり、ようやく勢いがついたリヴァプールは、57分にデヤン・ロブレンの縦1本で裏に抜けたフィルミーノが完全にフリー。飛び出したゴメスの頭越しにチップキックを浮かすと、走り込んだモウ・サラーがプッシュして逆転に成功します。
63分、マルコ・シウヴァ監督のたった1枚の勝負カードは、オカカに代わってバーンリーから獲ったアンドレ・グレイ。サイドチェンジを持ち込んでアウトにかけたアルベルト・モレノのシュートはゴメスがセーブします。CKをニアで捉えたマティプのヘッドはバーを直撃。レッズが完全にペースをつかみました。70分のCKは、デヤン・ロブレンのヘッドをゴメスがビッグセーブ。直後のカウンターは、アルベルト・モレノのクロスを胸で落としたサラーのボレーがバーすれすれを襲います。ミニョレとロブレンが交錯した74分のピンチは、ファンブルしたボールがGKの近くに落ちて助かりました。マネのスルーパスで右から抜けたサラーは、ニアを狙うも惜しくもアウト。3人めの負傷者カブールを下げるための交代枠はなく、ベテランCBはテーピングしてピッチに戻りました。81分、フィルミーノが下がってオリギ。ラインの裏を狙い続けるサラーは、相変わらず脅威です。
クロップ監督は、86分にサラーをミルナーにチェンジ。マネが右にまわり、左ウイングにはワイナルドゥムが上がっています。アーノルドは92分に下がり、右SBはジョー・ゴメス。うまく時間を遣っていたレッズは、追加タイムが残り2分を切ったところでまたもCKを決められました。ワイナルドゥムのクリアが相手に当たり、リシャルリソンが右から蹴ったボールを手を伸ばしたミニョレがクロスバーにヒットさせてしまいます。落ち際にいたのはブリトス。同点ゴールは触るだけでした。勝利を目前にしていたリヴァプールは、昨季プレミアリーグでも課題だったセットプレーの守備でミスを連発し、痛恨のドロースタートとなりました。
ワトフォードのアクシデントに乗じて逆転し、サラーとマネがサイドを制して相手の攻撃を希望のないロングボールのみに封じたところまでは勝ちパターン。ラスト3分で、なぜ守りに入ってしまったのか。ボールを奪った後、しっかりキープして攻めに転じる姿勢を崩さなければ、ガス欠気味だったワトフォードにチャンスを創らせずにゲームを畳めたのではないでしょうか。こういう試合を勝ち切れなければ、レッズの順位は下がることはあっても、上がらないのではないかと思います。
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更新ご苦労様です。
なんともリーグ開始直前のドタバタに始まり、初戦は課題が全く克服されず、、、。これはコウチーニョ残留以前の問題で、相変わらずゲームを畳むことを知らないのか、、、いい加減にして欲しいところです。モウリーニョに出張して来てもらい有料で教えを請いたいくらいです(苦笑)
ポジティブなところはフィルミーノ、サラー、マネは期待が持てるし結果を出しましたね。サラーの決定力が上がればもっと脅威になるでしょうね。心配な点は中盤が今ひとつなところです。ヘンダーソンの動きが良くなく従来の動きがありませんでした。
うーん開幕からこの調子では先が思いやられます。とにかく取りこぼしは命取りです!
去年の開幕は強豪との打ち合いを制してスタートダッシュに成功、躓きはあったもののリーグに集中し、最終的には4位。
今年は格下との打ち合いを勝ちきれずというスタート。
昨シーズンより試合が多い今シーズンのこのスタート、不安です。
昨シーズンのリプレイを見ているかのような失点シーンの連発でした
本当にセットプレーの守備は永遠の課題になってしまいそうです
リヴァプールはコウチーニョが移籍したとしてサラーやマネが1月あたりに負傷したらトップ4は確実に無理ですね。
相変わらず爆発力はリーグ1だと思いますが守備がザルすぎる。
ワトフォードだから負けずにすみましたがこの守備でホッフェンハイムに勝てるのでしょうか。
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更新ご苦労様です。
相変わらずのセットプレイの守備と試合のたたみ方の
下手さが出ましたね。
監督が変わってこれだけたったのに改善出来ないの
だから以前の記事にもあったように
もう選手を獲得してどうにかするしかないでしょう。
ダイクか獲得出来るかが大きな鍵ですが
この揉めてるチームに来るでしょうかね?
コウチーニョには本当にガッカリです。
伸び悩んでスタメンでもなかった選手を
救ってくれたチームに対してこの礼儀のないやり方
既に王様がいるチームにいって今のような
プレイが出来ると思っているなら大間違いです。
バルサの未来のエース候補がなぜ移籍したのか?
お友達なら聞けばわかると思いますが
自分のことをわかってるのでしょうかね?
スアレスと一緒にいた時期でも
遠慮があったとしてもアシストしてたのは
ヘンドの記憶の方が多いですがね。
ケイタが獲得出来ていればあとはプレースキックさえ
取れればというところでしたが
今からゲームメイクと両方出来る選手を
獲得するのは無理でしょうが
チームに忠誠を誓えないような選手なら
今シーズンを捨ててでも放出すべきだと思います。
これから楽しみはずだったのに怒りが収まりません。
長文失礼いたしました。
ファンダイクにトラリク出させたら自分とこのエースまで触発されるとは
相変わらず、前線に破壊力があるチームとは必ず殴りあいますね!
エンターテイナーとして100点のチームです。
勝ち負けも重要ですが、スポーツで1番重要な事を思い出させてくれるチームです。
このままのチームで一年間戦ってもらいたいです
Mackiさん>
サラーとマネは怖いです。ヘンダーソンが厳しい出来でしたね。膿が全部出たような試合が、本気で補強をしなければいけないという危機感につながればと思います。
プレミアリーグ大好き!さん>
力でねじ伏せるようにして、勝利目前まで進めていただけにもったいなかったですね。
プレミアリーグ大好き!さん>
セットプレーになると冷静さを欠くのが気になります。守り方だけでなく、メンタルの問題もありそうです。
プレミアリーグ大好き!さん>
私もホッフェンハイム戦を心配しています。ファーストレグで1-0、2-0にされたらピンチです。
トーレスさん>
バルサにせっつかれて混乱しているのかもしれません。移籍が正式に決まるまでは、信じてあげませんか。2度翻意してくれたルーニーを見たサポーターとして、老婆心ながら。
いつも更新楽しみにしてます!さん>
バルサの誘いは、多くのサッカー選手にとって蠱惑的なのだと思います。
おはむさん>
スリリングな試合でしたね。ゴール前の攻防が多く、あっという間の90分でした。
こうして見ると、コウチーニョがいないリバプールのメンバーって普通に中堅クラスですよね。
てか、最終ラインに至っては確実に中堅以下という。
モレノとアーノルドのSBなんて2部クラス笑
SASがいた時も守備がクソで優勝逃して、ずっと守備が課題なのに一向にテコ入れしない理由が本当にわからない・・・
しかも今年、補強したのがロバートソンで頼みの綱がまさかのモレノ笑笑
安物買いの銭失いとはまさにこのこと。使い物にならない二流でお茶を濁すのはいい加減やめていただきたい。
ミルナーを中盤に戻す気ならむしろ昨シーズンより劣化してるのですが・・・
今回ケイタやダイクを執拗に追いかけて補強しなかったツケを払わされたわけですが、失った勝ち点は戻ってこないし誰が責任とってくれるんですかね。
第一ターゲットしか取らないのはクロップさんの方針みたいですが、どうしてくれるのでしょうか
プレミアリーグ大好き!さん>
サラー、フィルミーノ、ララナ、マネ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム、ミルナーを擁し、昨季上位に無敗でアーセナルとマン・ユナイテッドの上に行ったチームが、中堅クラスでしょうか?コウチーニョがいる試合よりいない試合のほうが平均勝ち点、勝率、ゴール数すべてで上回っていたという昨季の数字は、特定の選手に依存しないレッズの強みを表しているのだという認識です。また、プレイしていないロバートソンをダメと決めるのはなぜでしょうか。責任というのは、クロップさんをクビにせよということでしょうか。アウェイで引き分けスタートとなっただけ(悔しいドローではありますが)で、極端にネガティブなことをおっしゃられているように感じます。
クロップを首にしろとまでは僕も思わないですけど、彼の責任も大きいという点ではプレミアリーグ大好きさんに一理あると思います。
フロントばかり叩かれてるような気がしますが、彼らはクロップの意思をくんで行動してるわけですし、守備、セットピースが弱点なのは誰もがわかることです。そこを放置してるのはどうなんですかね。あと層が薄いのに補強する気がないのもヤバイと思います。
ロバートソンもモレノも守備を改善できるような選手ではないと思いますし、他のビッグクラブに比べて選手の質が高くないのも事実だと思います。(特に守備陣)
中堅かどうかはさておき
更新お疲れ様です。
コウチのトラリク騒動から散々な開幕戦を消化するのに時間がかかりました。
私はレッズの選手が明らかに試合に入り損ねていたと感じました。
おそらくコウチ騒動が影響してでしょう。
その訳は中盤がコウチがいてこそ機能するシステムであった気がするし、怪我ではなく移籍問題でエースを失うかもというメンタルからだと感じました。
やはりプレシーズンで用意してきた物全てが吹き飛ぶほど、エースの突然のトラリクというのはチームに影響するのだと感じた次第です。
この騒動の黒幕が、バルサなのか代理人なのかコウチなのか、はたまたFSGなのかはわかりませんが、怒りを感じる一方で今のチームが昨季の弱点を改善しているわけではないことが明らかとなったことをポジティブに受け取ることしかないと思いました。
早期に改善するならばDF、SBを中心に大幅な補強、そうでないなら今季のタイトルを諦めクロップ監督を中心に若手を主体としたチームを数年かけて作りあげるしかありません。
コウチを残留させるか放出するかは大きな転換期となりますが、どちらにしても茨の道、もしジェラードが言うことが正しくバルサがコウチに「今か、永遠に無いか」を迫ったとしたら、バルサを末代まで恨む一方で、コウチは放出したほうがいいかもしれません。
裏事情は数年先までわからないと思いますが、クロップ監督の言うとおり、もうクラブ間の話で、コウチ本人の問題かと愚考します。
さて、問題が露呈したレッズですが、メンタルが整えば昨日の試合は大丈夫だったと思うし、やはり攻撃陣はポジティブで、サラーがさっそく機能したこと、アーノルドもプレースキックや攻撃に非凡な才能があることは収穫だったと思います。
ミルナーではなくモレノだったのは驚きでしたが、今後、SBをどのように起用しミルナーをどう使うのかは、重要になるのではと思いました。
補強は絶対必要ですが、CL予選はすぐそこ、コウチを一旦忘れてメンタルを整えれば大丈夫と信じたいです。
蛇足として、コウチーニョは考えを改めてチームに戻ってきてくれること、僅かに期待しています…。
長文失礼しました。
コウチーニョがいないリバプールが中堅クラスって…、ウイイレやFIFA等のゲームの数値と現実を一緒にしてしまってるんですかね??笑
それなりにプレミアの試合を見ている人なら、「中堅」のくくりにあるチームとリバプールに差があることくらいはっきりとわかるはずなんですが笑
ディフェンスラインが2部レベルですか、そうですか。昨季リバプールより失点数が多かったアーセナルやエヴァートンもそういうことになってしまいますね。自分がいかにもリバプールのファンであるかのようにコメントしていますけど、そうやってリバプールファンの「ふり」をするのは本当に迷惑なのでやめて頂きたいですね
プレミアリーグ大好き!さん>
私が申し上げているのは、極端にネガティブな評価は誰も楽しくしないということと、今すべきではない評価が含まれているということです。ロバートソンは、履歴をみれば一流ではないかもしれませんが、チームに必要な選手であるかどうかは試合に出てからのお話です。クロップ監督の補強の是非についても、マーケットが締まってから語られるべきでしょう。現在、補強を終えたと宣言しているのはマンチェスター・シティだけで、チェルシーやアーセナルも充分とはいえず、トッテナムはまだひとりも獲っていません。
nyonsukeさん>
サラー、アーノルドなどプラス材料もありましたよね。コウチーニョの件が選手たちに動揺を与えた面もあったかもしれませんが、「雨降って地固まる」となればと思います。
This boyさん>
攻撃力はリーグトップクラス、守備も「明確な課題が改善しない」のがもどかしくはあるものの、マティプ、クラヴァン、ロリス・カリウスを獲得するなど、手を入れていないわけではないと思います。とはいえ、ファン・ダイクは獲りたいですね…。
プレミアムリーグ大好きさん、自分の名前変え忘れて自分で、プレミアリーグ大好きさんの言うとおりって、、、笑笑
自演しないで下さいな。笑