イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

夏の大型補強は空転、課題山積のリヴァプールは、即戦力を獲らずに冬のマーケットを終えるのか?

プレミアリーグ2024-25シーズンのゴールランキングで、TOP10にいたアタッカーのうち、今シーズンになってゴールのペースが上がったのはアーリング・ハーランドだけです。昨季は16ゴールのオリー・ワトキンスと14ゴールのマテタは、両者ともに全試合出場で8ゴールとペースダウンしています。ブルーノ・ギマランイスとハリーウィルソンが5位とは…!

ストライカー受難のシーズンとなったのは、5バックやCB4人のような布陣でゴール前のスペースを消すチームが増えたからでしょう。昨シーズンのTOP2だったサラーとイサクを擁するリヴァプールは、理論上は得点力が上がるはずだったのですが、2人合わせて53ゴールは7ゴールに激減してしまいました。昨夏の大型補強は、いくつかの教訓を残したといえるでしょう。

ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェスを失ったから、ストライカーを2人獲得するというのは妥当ですが、どうやら同じようなタイプを揃えてしまったようです。1億ポンドのビッグディールはフロリアン・ヴィルツだけで充分で、ウーゴ・エキティケにプラスするべきはユーティリティーが高いタイプだったのでしょう。

それでもアレクサンデル・イサクがお買い得で、すんなり決められたなら、よかったのですが…。「トレーニングのボイコット」「ゴーサインを出さないニューカッスルへの抗議」など、セント・ジェームズ・パークでの人間関係を壊すような振る舞いの果てに、強引に決めたディールは、彼の心身を蝕んでしまったようです。

「テレグラフ」のルーク・エドワーズ記者によると、ニューカッスルでともに働いていたスタッフは、「繊細で知的で、モチベーションが高く、人から好かれようと躍起になる性格」と評しているそうです。移籍を実現するために正反対のタイプを演じたうえに、プレミアリーグレコードの1億2800万ポンドというプレッシャーがかかった9番は、いいスタートを切れませんでした。

昨シーズンの王者の足跡をあらためて振り返ると、誤算だらけのシーズンといわざるを得ません。マーク・グエイの獲得失敗、イサクのコンディション不良、サラーの不振、レオーニの重傷、フリンポンの度重なるリタイア…。ヴィルツやケルケズがチームにフィットするのに時間がかかったのも、秋の絶不調の要因に入れるべきでしょう。

リチャード・ヒューズSDとスロット監督は、現在も不可解な動きが目立っています。マン・シティが2000万ポンドで獲ったマーク・グエイをスルーしたのは、サラリーが高額だったからか。だとしても、フリンポン、ブラッドリー、レオーニ、ジョー・ゴメスを失った今、後方の補強は必須です。SBの代役は遠藤航、CBのバックアッパーは遠藤航は、勝てるスカッドとはいえません。

「ロバートソンをスパーズに売ろうとしていた」「SBのショボスライをコンバート」といったあたりは、スロット監督がサブの選手を信頼していない証拠でしょう。カルヴァン・ラムゼイ、遠藤航、ニョニ、エングモア、フェデリコ・キエーザらをうまく活用できていれば、最終盤の失点でポイントを落としたチェルシー、リーズ、フラムとのゲームを勝ち切れたかもしれません。

昨季のプレミアリーグを制した指揮官は、シーズンの終わりとともに任を解かれるのでしょうか。残留するにしても、後任が誰であっても、最終ラインと中盤の強化は最重要タスクです。ロバートソンは今季限りとなりそうですが、サラーとファン・ダイクは残るのか。イサクは復活するのか。これからの4ヵ月と夏のマーケットは、想像以上に厳しい状況となる可能性があります。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す