2026.03.02 プレミアリーグ観戦記2025-26プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Chelsea】3ゴールはすべてCK!激戦を制したのはサリバとティンバーが決めたアーセナル!
GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、インカピエ。2センターにズビメンディとデクラン・ライス、2列めはサカ、エゼ、トロサール、最前線にギョケレス。対するリアム・ロセニオール監督は、前節のバーンリー戦でレッドカードを喰らったフォファナを起用できず、今季プレミアリーグで初先発となるママドゥ・サールを抜擢しています。
GKロベルト・サンチェス、DFリース・ジェームズ、ママドゥ・サール、トレヴォ・チャロバー、ジョエル・ハト。2センターはカイセドとアンドレイ・サントス、2列めにエステヴァン、コール・パルマー、エンソ・フェルナンデス、ペドロ・ネト、最前線にリーグで11ゴールのジョアン・ペドロ。最終ラインがうまく機能するかどうかが、勝負の分かれ目となりそうです。
立ち上がりのアーセナルは、慎重モード。チェルシーのプレスに対して、デクラン・ライスが下がってボールを散らしています。5分も経たないうちに、フリーでキープしたガブリエウとサリバがロングフィードを出すのは、なかなか見られない光景です。ギョケレスに奪われそうになったロベルト・サンチェスは、こぼれ球をエゼがさらう前に何とかクリアしました。
6分に右から打ったコール・パルマーのミドルは、左足のアウトにかかってファーにアウト。チェルシーのビルドアップはぎこちなく、ロベルト・サンチェスは忙しくなりそうです。10分に左から蹴ったペドロ・ネトのFKはエゼに当たり、フリーだったサールの足元に落下。余裕がなかった左足のボレーは、明らかにミスタッチです。
15分にドリブルでハーフラインを越えたエゼは、ロベルト・サンチェスの頭上を狙った超ロングシュートをキャッチされました。21分のサカのCKはファーに上がり、ガブリエウが頭で折り返すと、サリバのヘッドがサールに当たって枠に飛び込みました。サカが中央に斬り込み、デクラン・ライスに預けたのは29分。右足のダイレクトショットは、浮いてしまいました。
34分にピッチに座り込んだコール・パルマーは、プレイを続けられるようです。37分のデクラン・ライスのクリアがギョケレスに通り、左からのシュートをトレヴォ・チャロバーがブロックすると、エゼ、サカ、ティンバーとボックス右でつながった2度めのアタックは、アンドレイ・サントスをかわしたティンバーが打ち切れずに終わっています。
43分のサカのフィードで、またもギョケレスとトレヴォ・チャロバーが1対1。左に出ようとした14番は、止められてしまいました。チェルシーの同点ゴールはCK。リース・ジェームズの左からのキックを右隅に決めてしまったのは、ニアにいたインカピエでした。終了間際のアーセナルの猛攻は実らず、前半は1-1。オンターゲットゼロのチェルシーにとっては、悪くない折り返しです。
後半も開始からすぐに、アーセナルがペースをつかんでいます。51分にエンソ・フェルナンデスが右から放ったミドルは、ラヤがセーブ。直後の2本めのCKをトレヴォ・チャロバーが頭で触ると、ジョアン・ペドロのヘッドはラヤがゴールライン上でキャッチしました。55分には、ズビメンディが敵陣で縦のフィードをカット。ボックス右でキープしたのはギョケレスです。
後ろに戻したボールをズビメンディが左のトロサールに送ると、右足のシュートはカイセドがブロック。アルテタ監督は56分にトロサールを下げ、マルティネッリを投入しました。この時間帯のポゼッションはチェルシー。60分に右に出たジョアン・ペドロが左足で打ったミドルは、クロスバーを越えていきました。
75分にアンドレイ・サントスとジョエル・ハトが下がり、ロメオ・ラビアとマロ・グスト。アーセナルは同じタイミングで、ギョケレスとデクラン・ライスをノアゴーアとカイ・ハヴェルツにスイッチしています。カイ・ハヴェルツのパスをサカがダイレクトでニアに転がし、エゼが右からボックスに入ったのは80分。左足の一撃は、守護神のビッグセーブに阻まれました。
86分、エンソ・フェルナンデスとコール・パルマーに代わってガルナチョとリアム・デラップ。87分のカイセドのミドルは、クロスバーを越えていきました。90分にママドゥ・サールが下がって、トシン・アダラビオヨがピッチへ。92分に左から入れたガルナチョのクロスは、ゴールに向かう危険なボールでしたが、ラヤが左手を伸ばしてCKに逃れました。
追加タイムのロアム・デラップのゴールシーンは、直前にオーバーヘッドをラヤに止められたジョアン・ペドロがオフサイド。3つのゴールがすべて「CKからアーセナルのDFのヘッダー」だった一戦は、数的優位のホームチームが勝ち切りました。チェルシーが悔やまれるのは、不要な抗議。アーセナルが反省すべきは、11人対10人なのに下がりすぎたことでしょう。
ギョケレスとエゼ、ジョアン・ペドロとエンソ・フェルナンデス。両者ともに、ゴールゲッターとプレーメイカーが強みを出しきれずに終わりました。エゼは雰囲気に呑まれたのか、微妙なズレと意図が見えないパスが多く、チェルシーの前線が「らしさ」を見せたのは後半開始からの15分だけでした。ギョケレスのシュートは、トレヴォ・チャロバーにぶつけた1本だけです。
とはいえ、最終ラインの裏を狙うギョケレスへのフィードが増えたのは、アーセナルの収穫のひとつといえるでしょう。ウーデゴーアが復調すれば、カウンターの脅威は増すはずです。チェルシーは、デュエルもフィードもよかったリース・ジェームズを中盤に上げるという選択肢もあったのではないかと思いました。指揮官は、サイドの守備が脆くなるのを怖れたのでしょうか。
ここからは、両者に関する興味深い事実を紹介しましょう。キーナンバーは「9」。チェルシーの公式戦におけるレッドカードは9枚ですが、すべて違う選手です。ロベルト・サンチェス、トレヴォ・チャロバー、ジョアン・ペドロ、マロ・グスト、デラップ、カイセド、ククレジャ、フォファナ、ペドロ・ネト。この問題は、チームとして解決しなければなりません。
アーセナルの「9」はCKで先制した回数で、1995-96シーズンのサウサンプトンに並ぶレコードです。こちらは残念ながらズビメンディが2回ですが、カラフィオーリ、ティンバー、トロサール、ギョケレス、オウンゴール、ガブリエウ、サリバと前線と後方の主力が揃っているのは、多様なフォーメーションがあるからでしょう。
勝ったアーセナルは、1試合消化が少ないマン・シティとの5ポイント差をキープ。敗れたチェルシーは、5位リヴァプールと3ポイント差となり、次節のヴィラ戦を落とすとCLの出場権獲得が厳しくなります。プレミアリーグ2025-26シーズンは、試合を重ねるごとに緊張感が高まっています。ガナーズ、ブルーズとも、ミッドウイークの29節も目が離せません。
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