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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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就任からわずか44日…17位に転落したスパーズがイゴール・トゥドール監督を解任!

トッテナム・ホットスパーの公式サイトが、イゴール・トゥドール監督の退任を発表しました。トーマス・フランク監督の解任を受けて、スパーズの指揮を執り始めたのは2月14日。ノースロンドンダービーで1-4の惨敗を喫した後、フラム、クリスタル・パレス、アトレティコ・マドリードに負けて4連敗となったとき、既にこの結末は見えていたといっても過言ではないでしょう。

アンフィールドのリヴァプール戦も、終了直前まで0-1でリードされていたのですが、リシャルリソンのゴールで何とかドロー。敵地でゲットした1ポイントは、47歳のクロアチア人監督にとって唯一の功績です。CLのセカンドレグでは、シメオネのチームに3‐2で競り勝ったものの、トータルスコアは5-7。「スペインのクラブが悠々と逃げ切った」という表現が妥当でしょう。

解任を決定的にしたのは、残留を争うノッティンガム・フォレストとの直接対決で、ホームで0-3の完敗に弁解の余地はありません。プレミアリーグで17位に転落し、降格ゾーンのウェストハムと1ポイント差。サンダーランド戦までの20日間は、スパーズの経営ボードが新たな指揮官を探すための時間となっています。

就任からわずか44日は、プレミアリーグ史上4番めのスピード解任です。最短のレコードは、2022-23シーズンの残り4試合でリーズを救おうとしたサム・アラダイスで、残留という目標を果たせず30日でチームを去っています。ノッティンガム・フォレストで2分6敗のアンジェ・ポステコグルーは39日。2005-06シーズンにチャールトンを率いたレス・リードは41日です。

スパーズが解任を決断した理由については、「戦績」の2文字で終わらせても違和感はないでしょう。トゥドール監督が就任してからの6週間を「惨状に拍車がかかっただけだった」と振り返った「アスレティック」のティア・スピアーズ記者は、今のチームに対する最適解を持たない監督を招聘した経営ボードの責任と明言しています。

「スパーズに必要だったのは、統制が利かず規律を欠いたロッカールームの尊敬を集められる人物で、シンプルで基本に立ち返った思考と明快なアクションが求められていた。しかしトゥドールは試合に干渉し、混乱させ、不必要に複雑なフォーメーションと本来のポジションではない選手の起用で強引に試合を進め、選手たちを公然と叱責し、有望なGKのキャリアを台無しにした」

「ライアン・ノリスCROは、2週間前にテキサスを訪れる予定だった。スパーズがカルチャーにおける強者であること、現代のフットボールクラブのあるべき姿を再定義していることを語る講演は、結局行われなかったようだ。これは、ここ数ヵ月でクラブが下した数少ない賢明な判断のひとつといえる。既にこの件をネタにしたジョークが次々に生まれていた」

フォレスト戦の衝撃の敗戦から1週間が経ちましたが、未だ後任は決まっていません。2月までマルセイユで指揮を執っていたロベルト・デ・ゼルビは、「メイソン・グリーンウッドを擁護した監督は受け入れられない」と抗議した3つのファングループによって、ノーチャンスとなっています。弱者の戦術に徹するショーン・ダイクは、サポーターの支持を得られるでしょうか。

新監督の人選を続ける経営ボードは、代表チームに召集された選手たちがトレーニングセンターに戻ってくる4月上旬を目標としており、サンダーランド戦までの10日間を新体制の準備期間にしようとしています。クラブに愛がない「残留請負人」にとっては、リスクしかない仕事に見えるのですが…。どうなるか、見てみましょう。


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