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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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プレミアリーグの決定率は18位…リヴァプールはなぜ、ビッグチャンスでミスが多いのか?

昨シーズンの1点差のゲームは9勝3敗。今シーズンは8勝8敗のイーブンです。プレミアリーグで連覇をめざしたリヴァプールが停滞した理由のひとつは、決定力が低かったからです。イサク、エキティケ、ヴィルツにビッグマネーを投じて得点力の強化を図ったシーズンだっただけに、接戦でポイントを落とし続けたのは大きな誤算でした。

2025-26シーズンの1試合あたりのシュート数を見ると、1位はマンチェスター・ユナイテッドで15.9本。2位のリヴァプールは15.7本で、14.7本のアーセナルとマンチェスター・シティを上回っています。オンターゲットに目を移すと、マン・ユナイテッドは5.7本、マン・シティは5.2本、アーセナルは5.0本。リヴァプールの4.5本はボーンマスより低く、リーグ7位となっています。

オンターゲットのTOP3はビッグチャンスでのミスも多く、61回のマン・シティがワーストで、マン・ユナイテッドは58回、アーセナルは56回。決定機を創れるチームがミスも多いのは、当然でしょう。リヴァプールは55回で4位。この数字は納得できるのですが、「決定機のコンバージョンが32.9%でリーグ18位」は大いに気になります。

彼らより低いのは、ニューカッスルとアストン・ヴィラのみ。ワースト3の共通項は、夏のトランスファーマーケットで獲得した期待のアタッカーの不振です。イサク、ウィサ、ゲサンを足すと4ゴール。エリオットとエランガは未だノーゴールで、ヴィルツの4ゴールはもの足りない数字です。さて、リヴァプールの決定力が低い理由を、説明することはできるのでしょうか。

そもそも決定力について評価するのは難しく、素晴らしいラストパスがゴール前に届いても、タッチミスや神セーブで徒労に終わることもあります。ひとつ前のプレイの良し悪しがチャンスのミスに直結しないケースも多く、フィニッシャーの技術とマインドに理由を求めるのが適切なのかもしれません。それでも、決定力に関連性の高い数字から類推することはできそうです。

今季のリヴァプールの数字でいうと、「ゴールエリアからのシュート比率8%はリーグ17位」「センターからのシュート比率65%は18位」といったあたりが注目ポイントです。遠めからのシュートや、角度が厳しいエリアからのラストタッチが多ければ、決定率は低くなるでしょう。さらにもうひとつ、「エースの不振」は間違いなく全体の数字に影響を与えています。

昨シーズンのモー・サラーは、29ゴールとビッグチャンスミス24回がいずれも1位でした。今季は4ゴールしか決めておらず、決定機を10回も逃しています。ビッグチャンスミスのランキングでTOP20の選手のうち、ショットコンバージョンが10%を切っているのはサラーだけです。決められない焦りから、強引なシュートや微妙なキックミスが増えてしまったのかもしれません。

リヴァプールはチャンピオンズリーグにおいても、ここぞというシーンでミスを重ねています。ビッグチャンスミス41回は、バイエルンの34回を大きく引き離すワースト。xGは27.7で全体の2位ですが、24ゴールは8位です。大会最多の34ゴールをゲットしたパリ・サンジェルマンは、xGは25.2でリヴァプールを下回っています。

ユルゲン・クロップが去ってから、リヴァプールのビッグチャンスミスは増えています。ボールをロストした直後に囲い込んで奪い返し、一気にゴールに迫るショートカウンターがいかに効果的だったかを物語る数字といえるでしょう。イサクがフィットしたら、あるいはフリンポンとケルケズのクロスの精度が高まったら変わるのでしょうか。今後の戦い方に注目しましょう。


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