2026.04.25 監督トピックス
今季プレミアリーグの監督交代は総勢10人!成功といえるのは…?
延べ人数が増えたのは、ノッティンガム・フォレスト、チェルシー、スパーズが複数の監督を解任したからです。いずれも厳しいシーズンとなったのは、2人めの人選を誤ったからでしょう。ヌーノ・エスピーリト・サントの堅守速攻がはまって、昨シーズンのプレミアリーグを7位で終えたノッティンガム・フォレストは、開幕から1勝1分1敗で解任せざるを得ない状況に陥りました。
ヌーノがチームを去った理由は、以前から犬猿の仲だったエディ・ガスパールとの確執です。ミケル・アルテタとタッグを組んでアーセナルを強化したグローバル・ヘッド・オブ・フットボールと、チームをヨーロッパリーグに導いた功労者は、補強を巡って揉めてしまいました。エヴァンゲロス・マリナキスオーナーが、彼らの関係を知らなかったということはないでしょう。
後任もエドゥと同様にギリシャ人オーナーの人脈で、アテネ出身のアンジェ・ポステコグルー。ヌーノとコンセプトが真逆の指揮官は、公式戦8試合で2分6敗とチームを混乱させただけでした。就任から39日で、あえなく終了。後を継いだショーン・ダイクは、リーグで6勝4分8敗と持ち直したのですが、17位というポジションにオーナーの納得感はなかったようです。
4人めのヴィトール・ペレイラの就任は2月15日。ウルヴスで解任の憂き目に遭った57歳のポルトガル人監督は、プレミアリーグは3勝3分2敗でひとつ順位を上げ、ELはフェネルバフチェ、ミッティラン、ポルトを撃破してベスト4に駒を進めました。昨日のサンダーランド戦は、0-5で圧勝。トップリーグ残留と欧州のファイナル滲出を果たせば、2年めに突入するでしょう。
トーマス・フランクを2月に解任したスパーズは、2人めのイゴール・トゥドールがリーグで1分4敗と炎上してしまい、18位でラスト4試合となっています。チェルシーでエンツオ・マレスカの後任に指名されたリアム・ロセニオールも、5勝2分6敗という冴えない戦績でアウト。チャンピオンズリーグの出場権獲得は絶望的で、経営ボードは責を負うべきです。
今シーズンの監督交代で当たりといえるのは、マンチェスター・ユナイテッドを3位に引き上げたマイケル・キャリックと、フォレストのヴィトール・ペレイラぐらいでしょう。19位に転落したグレアム・ポッターからバトンを渡されたヌーノは、17位でゴールに辿り着いたら評価すべきでしょう。戦力的には、もっと上でもおかしくないレベルですが…。
現在のプレミアリーグのなかで、長期的なチーム強化を見据えて招聘したといえる監督はペップとスロットぐらいで、アルテタ、エメリ、エディ・ハウ、キャリック、デ・ゼルビ、グラスナー、モイーズはシーズンの途中に招聘した監督です。トランスファーマーケットで過剰に投資し、サラリーが手頃な若手の監督を連れてくる風潮は、見直したほうがよさそうです。
暫定監督が指揮を執っているマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーは、代表チームやクラブで実績がある監督を獲得するのでしょうか。シャビ・アロンソ、ジダン、サウスゲート、レーヴ、ガジャルドらがフリーで、ワールドカップが終わればナーゲルスマン、トゥヘル、ポチェッティーノもターゲットとなる可能性があります。次こそはぜひ、長くまかせられる監督を。
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