2026.04.29 選手トピックスマンチェスター・シティの話題
ペップとともに歩き続けた最後の創業メンバー。ジョン・ストーンズが退団を発表!
ペップ・グアルディオラがプレミアリーグに参入したのは、2016年の夏でした。最初のトランスファーマーケットで獲得した選手のなかで、今もプレイしているのはジョン・ストーンズだけです。エヴァートンで将来を嘱望されていた22歳の若手CBは、マンチェスターで数々のタイトルを獲得し、10年という節目で退団を決意しました。
ボールコントロールとパスワーク、フィジカルに依存しないクレバーな守備、先読みによるカバーリング。当時のイングランドにはいなかったタイプで、ビルドアップの質を求める現在の先駆けのような存在です。圧巻だったのは、トレブルを達成した2022-23シーズン。守備時は右のフルバックで、マイボールではロドリの脇に入る戦術に欠かせないタレントでした。
彼の最大の敵はリヴァプールでもアーセナルでもなく、度重なる負傷です。ハムストリング、外転筋、鼠径部、臀部…プレミアリーグで30試合以上出場したシーズンがなく、直近の3シーズンを足しても34試合に留まっています。31歳になった今季は12月から出場ゼロで、欧州のトップレベルで戦い続けるのは限界と考えたのでしょう。
それでもイングランド代表では87試合に出場し、ユーロの準優勝2回に貢献しました。代表チームではタイトルに届かなかったものの、エティハドで過ごした10シーズンでプレミアリーグ6回、チャンピオンズリーグ1回、FAカップ2回、カラバオカップ5回を制覇。トータルで19個のトロフィーを獲得しています。大きな決断のベースには、やり切ったという思いもあったのでしょう。
昨年の夏にケヴィン・デブライネ、カイル・ウォーカー、エデルソンがクラブに別れを告げ、2週間前にはベルナルド・シウヴァが今季限りの退団を発表しました。モー・サラーとロバートソンが去るリヴァプールと足並みを揃えるように、黄金時代を築いたクラブの世代交代は確実に進んでいます。ペップにとってジョン・ストーンズは、「最後の創業メンバー」です。
「ようやく3週間か1ヵ月ほど、ケガに悩まされずに過ごせたようだ。残念ながら、ここ2シーズンは苦しんでいたからね。彼はわれわれが最初に補強したプレーヤーだった。彼を抜きにして、ピッチの内外でこれほどの成功を収めることは想像しがたい。とても愛すべき存在で、トップクラスの選手だ」(ペップ・グアルディオラ)
ペップとジョン・ストーンズの関係を見ると、彼とアルテタも同じような道を歩けたのではないかと思ってしまいます。冨安健洋の負傷が、あれほど重くなければ…。あれこれと思いを巡らせながらも、目の前にあるハッピーな別れのレポートに、うなずくしかありません。最後のステージはエティハドか、ウェンブリーか。後方の美しいパスワークを見届けたいと思います。
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