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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

シャビ・アロンソですんなり決まるのか?チェルシーの監督として成功する条件とは?

欧州で指揮を執る監督の大半にとって、チェルシーは決して「憧れのクラブ」ではないでしょう。ロマン・アブラモヴィッチがクラブを買収した2003年7月以降で、延べ15人の監督と8人の暫定監督が招聘されているのですが、3シーズンめに突入したのはジョゼ・モウリーニョのみ。15人は1年も持たず、選手たちに別れを告げています。

リーグ優勝の経験がなかった監督で2年めを迎えたのは、熱狂的なファンがいたフランク・ランパードと、ウェストハムでアシスタントコーチを務めていたエンツォ・マレスカだけでした。ロンドンに縁がなかった若手監督は全滅です。来季の監督候補といわれている5人を見ると、オリヴァー・グラスナーとマルコ・シウヴァはロンドンを知っているという強みがあります。

フィリペ・ルイスは2014-15シーズンに在籍していたOBですが、南米出身の監督は成功例がないのが気になります。ボーンマスとの契約を終えようとしているアンドニ・イラオラは、未だトロフィーがゼロ。プレミアリーグのビッグクラブを仕切るとなると、これほど実績が乏しい監督は短命で終わるのが常で、数少ない例外は「クラブのレジェンド」「ペップの門下生」です。

チームづくりのための時間を取ってもらえず、結果が出ないと早々に解任されるのがチェルシーの監督という過酷な職業ですが、それでも中小クラブで自信を深めた監督にとっては魅力的ではあるのでしょう。グレアム・ポッターもリアム・ロセニオールも、オファーを受けた理由を聞かれて「断れない話だった」といっています。

視点を逆にしてみると、41歳のロセニオール監督を107日で見限ったブルーコは、若い監督にこだわり続けるのでしょうか。トッド・ベーリーとクリアレイク・キャピタルが契約した監督で、リーグ優勝の経験があったのはマウリシオ・ポチェッティーノだけです。新戦力の獲得を若手にシフトしたクラブは、選手も指揮官もサラリーを抑えたいのかもしれません。

さて、来季の監督選びはどんな条件になるのでしょうか。レアル・マドリードで解任の憂き目に遭ったシャビ・アロンソを最有力候補と報じているメディアもありますが、それなりのオファーを用意しないと話はまとまらないでしょう。レヴァークーゼンを率いていた2023-24シーズンに、51戦連続無敗でブンデスリーガとDFBポカールを制しており、実績は充分です。

プレミアリーグでプレイした経験をプラスと見るか、リヴァプールのイメージを懸念材料と捉えるかは、さほど議論になっていないようです。現役時代のチェルシー戦で事件を起こしたことはなく、ラファエル・ベニテスのような攻撃的な発言もありません。セスク・ファブレガスを熱望している一部のサポーターが難色を示す程度で留まるのではないかと思われます。

マンチェスター・ユナイテッドの選手たちは、ルーベン・アモリムが持ち込んだ3-4-2-1に戸惑いましたが、チェルシーはマレスカとロセニオールが攻撃時の布陣として組み込んでおり、スムーズに導入できるでしょう。チェルシーのスポーツディレクターたちは、レヴァークーゼンでフリンポンやヴィルツをブレイクさせたという事実も高く評価するはずです。

スペイン語、ポルトガル語、英語を話せるのも強みで、主力の大半と密なコミュニケーションを取れます。CLを知らないイラオラ、ビッグクラブの経験がないグラスナー、ギリシャスーパーリーグ制覇のマルコ・シウヴァより、サポーターの期待値は高まるでしょう。マドリードでの混乱を不問に付すなら、コモしか経験がないセスクを差し置いて最優先の候補に指名できそうです。

リヴァプールがスロット体制を見直すと決めたら、争奪戦は不利になりますが、イタリアやドイツからのオファーより好待遇でアプローチできるはずです。チェルシーは検討段階であり、絞り込みに時間をかけると伝えられていますが、いざ動けばすんなり決まる可能性があります。ヨーロッパリーグの出場権を獲得できるかどうかで、状況は変わるのかもしれませんが…。


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