2026.05.15 プレミアリーグ観戦記2025-26プレミアリーグ観戦記
【MAN.CITY×Crystal Palace】3発快勝、しかし…主力選手とスタッフの大量離脱で王国終焉の予感。
「テレグラフ」のジェームズ・ダッカー記者は、「マンチェスター・シティはプレミアリーグを諦めておらず、フィル・フォーデンはワールドカップを諦めていない」と見ています。確実にいえるのは、百戦錬磨の名将は週末のFAカップ決勝と来週のボーンマス戦を視野に入れており、マルムシュ、フォーデン・サヴィーニョで勝てると考えていたということです。
優勝争いのプレッシャーからか、アーセナルはゴール欠乏症に罹っており、ギョケレスやエゼ、サカ、トロサールを揃えても、直近のプレミアリーグ5試合のうち4試合が1ゴールです。唯一の快勝は、ウィルス感染で弱っていたフラム戦で、バーンリーとのホームゲームも接戦になってしまうかもしれません。対してマン・シティは3発快勝。フォーデンの底力を思い知った一戦でした。
まずは3つのゴールシーンを振り返りましょう。先制は32分。右サイドに出たベルナルド・シウヴァが中に絞っていたマテウス・ヌネスに戻し、縦パスがフォーデンに入ると、ラインの裏に出ようとしていたセメンヨを見ていたかのようなヒールパスが通りました。ディーン・ヘンダーソンのポジションと動きが見えていたウインガーは、悠々と左隅に流し込みました。
2点めが決まったのは40分。左から上がったグヴァルディオラがボックスの左に浮かすと、フォーデンが絶妙なタッチで右にいたマルムシュにラストパスを送りました。反転しながらタイリック・ミッチェルをかわしたストライカーが腰をひねって左に打つと、ディーン・ヘンダーソンの足に当たったボールがネットを揺らしました。
1年前のウェンブリーでマン・シティを1-0で下し、FAカップのトロフィーを獲得したチームに、あのときのギラギラ感はありませんでした。チャンスといえるのは、敵陣での奪い合いを制した33分のシンプルなアタックだけで、マテタが左に流したパスに走り込んだタイリック・ミッチェルのダイレクトショットは、ドンナルンマが冷静に右に弾き出しています。
63分にベルナルド・シウヴァの不用意なバックパスをカットしたイスマイラ・サールは、ドンナルンマが悠々とキャッチできるコースに打ってしまいました。クリスタル・パレスのオンターゲットは2本のみで、シティズンが焦るシーンはなかったといっていいでしょう。3点めは84分、ボックス右に入ったサヴィーニョに絶妙なスルーパスを通したのは、途中出場のシェルキでした。
マンチェスターダービーの手痛い敗戦の後、プレミアリーグで10勝4分。得意の追い込みでアーセナルと並んだマン・シティは、エヴァートン戦のドローが命取りになりそうです。ボーンマス戦とアストン・ヴィラ戦に連勝し、アルテタがポイントを落としてトロフィーが転がり込んできたとしても、彼らが最強とはいわれず、「ガナーズがコケたシーズン」として語られるでしょう。
ペップ・グアルディオラの下で、10年に渡ってプレミアリーグを席巻してきた王者は、ターニングポイントを迎えています。シーズンが終わるとベルナルド・シウヴァ、ジョン・ストーンズ、アカンジ、グリーリッシュが移籍し、ナタン・アケ、コヴァチッチ、レインダース、リコ・ルイス、サヴィーニョも新たなステージを求めるかもしれません。
バルセロナ時代からペップを支えてきたフィットネスコーチのロレンツォ・ブエナヴェントゥーラと、長きに渡ってGKコーチを務めてきたシャビ・マンシシドールは退団となるようです。ペップもクラブに別れを告げるのか。残り1年となった契約を全うするのか。現地メディアのなかには、王国の終焉を予感している記者もいるようですが…。
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