チェルシーがシャビ・アロンソと4年契約で合意に到達!ヘッドコーチじゃなくマネージャー?
1月にレアル・マドリードを離れ、フリーになっていたスペイン人指揮官が早期の契約締結に踏み切ったのは、ヘッドコーチではなくマネージャーとしてのオファーだったからではないでしょうか。ファブリツィオ・ロマーノさんは「既にサインしており、すべてコンプリート」「契約は7月1日からだけど、移籍関連の業務に携わるので即時就任する予定」と続報を流しています。
レアル・ソシエダ、リヴァプール、レアル・マドリード、バイエルンで15のタイトルを獲得したシャビ・アロンソは、ワールドカップとユーロでも優勝しているスーパーエリートです。リアム・ロセニオールに欠けていたキャリアと圧倒的な経験値で、選手たちを魅了するでしょう。トップリーグの監督としては3年半ですが、112勝37分24敗で勝率64.3%は秀逸な戦績です。
バイエル・レヴァークーゼンのオファーを受けたのは、2022年10月。開幕から不振だったクラブは、1勝2分5敗で17位に沈んでいました。監督としてのデビュー戦は、シェルケ04に4‐0で快勝。チームを立て直した40歳の若手指揮官は、ブンデスリーガで6位に引き上げ、ヨーロッパリーグはセミファイナルに進出しました。
圧巻だったのは2023-24シーズンで、ブンデスリーガは28勝6分と無敗で制覇。2位のシュツットガルトに17ポイント差とぶっちぎりの独走でした。DFBポカールも勝ち切ったレヴァークーゼンは、ヨーロッパリーグも9勝3分でファイナルに進んだのですが、最後はアタランタに3‐0で完敗。無敗の3冠という偉業は達成できませんでした。
ブンデスリーガの3年めは戦術を研究され、19勝12分3敗の2位で終わりました。このタイミングで、古巣のレアル・マドリードから声をかけられたら断れないでしょう。2025-26シーズンのラ・リーガで、開幕からの14戦で13勝。順調なスタートだったのですが、ヴィニシウス・ジュニオールを筆頭に選手たちとの関係が悪化し、1月に事実上の解任となってしまいました。
3-4-2-1がうまくはまれば、欧州の頂点に立ってもおかしくないシャビ・アロンソですが、失敗するとすれば「戦術と選手のアンマッチ」「経営ボードやスタッフとの確執」「若い選手たちの混乱」のいずれかでしょう。リース・ジェームズ、コルウィル、ジョレル・ハト、マロ・グスト、ククレジャ、カイセドらは、すんなり新システムにフィットしそうですが、問題は補強です。
5人のフットボールディレクターは、指揮官のオーダーに沿った補強を進めるのでしょうか。これまでのブルーコのターゲティングは、多分に経済合理性重視でした。揉める可能性があるのは、選手の売買だけではありません。マレスカ監督が退団を決断した最大の理由は、メディカルスタッフやバックオフィスとの対立だったと報じられています。
チームマネジメントにおいて気になるのは、レアル・マドリードにおける関係悪化のプロセスです。選手たちがストレスを溜めたのは、シャビ・アロンソが導入した厳格な規律と緻密な戦術トレーニング、大量の映像やデータを駆使したディレクションだったと伝えられています。「ここは幼稚園か」といわれたら、ワールドクラスの武闘派たちは黙っていないでしょう。
シャビ・アロンソとコーチングスタッフが閉鎖的で、選手たちとの間に溝が生じたために問題が深刻になったともいわれています。若いチェルシーは、わかりやすい確執より「アモリム現象」が起こる可能性のほうが高そうです。マンチェスター・ユナイテッドの選手たちは、アモリムの細かい戦術的な指示に戸惑い、敗戦を重ねるごとに自信を失っていきました。
2025-26シーズンは、ブルーノ・フェルナンデスやマグワイア、ヒートンらでリーダーグループを形成し、チームに一体感をもたらそうとしたのですが、うまくいきませんでした。彼らの問題はロッカールームにあったわけではなく、純粋に戦術理解の不足だったからでしょう。チェルシーがうまくいくかどうかは、現場のコミュニケーションとスカッドのポテンシャル次第です。
突然のニュースに触れて、あれこれ考えてしまいましたが、ブルーコがこれまで招聘した監督のなかで、最も期待値が高い逸材であることは間違いありません。「最後のプレミアリーグ制覇は、3バックのアントニオ・コンテだった」というのも、ポジティブなネタのひとつに加えてもいいでしょう。間もなくオフィシャルのアナウンスがあるはずです。いやー、速攻でしたね。
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なんと…今度こそレッズと思っていたのでショックです…
ヤングスター達を束ねてチームコンセプトを浸透させることができれば、ペップの去った後はチェルシーの時代が来るかもしれませんね