2026.08.03 リヴァプールの話題
メディアの見出しは売却と負傷ばかり…イラオラとリヴァプールは1ヵ月で強化を完遂できるのか?
モー・サラー、イブラヒマ・コナテ、アンディ・ロバートソン、リース・ウィリアムズを失ったリヴァプールは、ブラッドリー・バルコラ以外に新戦力獲得に関するニュースがありません。FIFAワールドカップ2026で3ゴールを決めた23歳のウインガーは、ルイス・エンリケの新シーズンのスカッドに組み込まれており、売る気がないパリは法外な値段を突き付けています。
アレクサンデル・イサクを上回る1億4500万ポンドは、スペインの強豪も手を出さないレベルです。2024-25シーズンのリーグアンは34試合14ゴール11アシスト、昨シーズンは29試合11ゴール2アシスト。得点力が高いウインガーといえるスタッツですが、完全なる1強のリーグアンは、割引が必要でしょう。CLを見ると、2シーズンで33試合5ゴール8アシストという微妙な数字です。
「BBC」のトム・マッコイ記者は、「マージーサイドのクラブは、昨シーズンの公式戦でわずか13ゴールしか決めていない選手にイングランドのレコードとなる移籍金を支払うことには消極的だろう」といいつつ、注目すべき2つのスタッツを挙げています。90分あたりのドリブル突破からのシュートは2.06本で、欧州の5大リーグにおけるTOPです。
90分あたりの敵陣ボックスでのタッチ数は8.69回で7位に着けており、彼を上回るのはラミン・ヤマル、ヴィニシウス・ジュニオール、ジェレミー・ドク、クヴァルツヘリア、ムバッペ、ルイス・ディアスという錚々たる顔ぶれです。ただし「BBC」の記者も、「パリはリーグアンで圧倒的な強さを誇っており、プレミアリーグで再現できるとはいえない」と添えています。
リヴァプールが正式にオファーを提示すると報じられてから、そろそろ1週間が過ぎようとしています。この間のトピックスは、冴えない話ばかりでした。最初のターゲットだったヤン・ディオマンデは、レアル・マドリードとライプツィヒの交渉が停滞しているようですが、ハイジャックを仕掛けられる状況ではありません。
サンダーランドとのプレシーズンマッチでは、ジョー・ゴメスが負傷リタイア。肩を痛めていたジェレミー・ジャケは開幕に間に合いそうですが、移籍初年度を棒に振ったジョバンニ・レオーニはもうしばらく時間がかかりそうです。移籍の噂が絶えないフェデリコ・キエーザがいなくなれば、エキティケの穴はイサクとガクポだけでカバーしなければなりません。
ジェレミー・ジャケとともに、夏に加わったヴィクトル・ムニョスは、昨シーズンのオサスナしか実績がない若手です。1年前のヴィルツのように、プレミアリーグにフィットするのに時間がかかるケースを想定しておいたほうがいいでしょう。カーティス・ジョーンズにはインテルから声がかかっており、3000万ポンドを提示されたら売却が決まると報じられています。
イタリア人アタッカーとイングランド代表のMFに加えて、ハーヴェイ・エリオットの去就も不透明で、獲得をめざすターゲットより放出候補のゴシップのほうが多い状況です。リオ・エングモアとトレイ・ニョニが成長を遂げ、2年めのヴィルツ、フリンポン、イサクらが本領を発揮したとしても、最前線とサイドの層が薄いスカッドではリーグと欧州の両立は難しいでしょう。
バルコラの移籍金は、せめて8000万ポンド程度まで下げたいところです。ヴィクトル・ムニョスもバルコラも右利きで、両サイドをこなせるといってもメインは左サイド。オサスナから来た快足のアタッカーは、右ウイングでは1ゴールのみでした。サラーの後釜として、右サイドでも中央でもプレイできる選手が必要でしょう。エンベウモやコール・パルマーのようなタイプです。
地元メディア「リヴァプールエコー」のTOPページの見出しは、イラオラ、カーティス・ジョーンズ、バルコラで占められています。開幕まで3週間。ここからブーストするのでしょうか。新指揮官が戦力を見極めてから動くとしても、時間切れになるリスクが高まっているといわざるをえません。佐野海舟の入団を秘かに期待しながら、成り行きを見守るしかありません。
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