今季は既に5チームが監督交代を決断!プレミアリーグの「秋の解任」は成功か、失敗か!?
さて、ここからが本題です。「BBC」が話題にしているのは「結局、秋の解任はうまくいったのか」。監督があっけなくクビにされる風潮に異を唱えたいプレミアリーグファンとしては、戦績やポジションが下がっているほうに賭けたいのですが、過去10シーズンの新監督10人中9人が1試合あたりの勝ち点を増やしています。2008-2009シーズンに最下位だったファン・デ・ラモス監督からバトンを受けたハリー・レドナップ監督は、スパーズを8位にジャンプアップさせました。2013-14シーズンにイアン・ホロウェイ監督をフォローしたクリスタル・パレスのトニー・ピューリスは、1試合あたりの勝ち点を3倍以上に増やして19位から11位に躍進しています。
ビッグクラブでは、2015年の10月に解任となったブレンダン・ロジャースは10位でしたが、ユルゲン・クロップ監督に代わって8位フィニッシュ。2012-13シーズン、CL制覇から半年も経たないうちにクビを宣告されたチェルシーのディ・マッテオ監督は、プレミアリーグ3位につけながらのセンセーショナルな「Sacked」でしたが、後任のラファエル・ベニテスに2.0対2.1と僅差でかわされています。唯一失敗したのは、2009-2010シーズンにポール・ハート解任の後を受けたアブラム・グラント監督ですが、ポーツマスの順位は最下位のまま変わりませんでした。20位で引き受け、底に沈んだままでシーズンを終えた監督が3人いますが、それ以外の7つの例では3位のままだったベニテスを除く全員が順位を上げています。
全敗のチームを引き受けたロイ・ホジソン監督は、既に試合あたりの勝ち点数で前任者を上回るのは確定していますが、11人めの成功例となるためにはシーズン終了まで残らなければなりません。直近の10年でシーズン中に最も多くの監督が解任された月は、16人もいなくなった12月です。冬の移籍市場が始まる直前にテコ入れしようと考えるクラブオーナーが多いなかで、就任時よりも17位との差が開いているホジソン監督は「2人めだから安泰」とはいえません。レスターは18位から暫定11位に順位を上げていますが、モイーズ監督のハマーズは1分1敗と渋いリスタート。エヴァートンとWBAは、監督探しの結論がまだ出ておりません。それぞれの秋のジャッジは、先例の多くが示す通りに吉と出るのでしょうか。降格率は30%と、なかなかの高確率ですが…。
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今季既に5人ですか!多い、多過ぎる!
デブールはどうにも救いの言葉が見当たらないので正当な人事でしたが、その後にホジソンというリレーにはサポーターではない自分ですら当惑しました。
ビリッチ→モイーズも、上手くいけば劇薬になる可能性はありそうですが、エヴァートン時代の強面感もすっかり影を潜めて難しそうだなあと。
そんなエヴァートンにはモンクを据える手はいかがでしょう?と提言してみたくなります。
シーズン半ばに経験値が浅い青年監督は適してないかもしれませんが、アラダイスのような分かりやすい人材が果たして在野にいるのか…。
サウスゲイトをFAが抜擢したように、どうせなら思い切った若々しい人事を各クラブにはしてもらいたいものです!
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タムコップさん>
多いですよね。11月にもうひとり解任となれば、史上最速ペースです。マルコ・シウヴァのような人材がどれだけいるか。「クーマンがホジソンの後釜」「さらにホジソンがWBA」などとなったらめちゃくちゃですね。