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【Watford×MAN.UTD】圧巻の個人力!マンチェスター・ユナイテッドがワトフォードに4発快勝!

年末に向けて、スケジュールがタイトになってまいります。ミッドウイーク開催のプレミアリーグ14節、ワトフォードVSマンチェスター・ユナイテッド。土曜日はブライトンに辛勝だったモウリーニョ監督は、スタメンをいじってきました。デ・ヘアの前にリンデロフ、スモーリング、ロホの3バック。アウトサイドにバレンシアとアシュリー・ヤング、センターにはマティッチとポグバ。前線はマルシアル、ルカク、リンガードの3枚です。ヴィカレージ・ロードのゲームは、両者慎重なスタート。サイドを陥れようとするワトフォードに対して、赤い守備陣は冷静に対応しています。7分の右からのクロスはリンデロフがリシャルリソンをチェック。9分に左からリシャルリソンがゴールに向かうボールを蹴ると、スモーリングがアンドレ・グレイを抑え込みます。プレミアリーグ2位チームは、前節のブライトン線にも増してスロースタート。15分までの展開は、リシャルリソン、クレヴァリー、ドゥクレが元気なワトフォードペースです。

しかし19分、先制はマンチェスター・ユナイテッド。ブライトン戦で決勝オウンゴールを誘発させた男が、今度は有無をいわせぬ一撃を決めました。左サイドでキープしたルカクが最前線に流れてきたリンガードに楔を入れると、ラストパスを受けたのはアシュリー・ヤング。ボックスの左隅からの強烈なシュートがニアポストすれすれを襲い、GKゴメスは何もできませんでした。さらに25分、カウンターを仕掛けたポグバがボックス手前で倒されると、FKのキッカーはアシュリー・ヤング。右足で巻いたキックは完璧で、ゴメスはお手上げ。決まった瞬間、最も驚いていたのはモウリーニョ監督がいるベンチでした。昨季プレミアリーグでノーゴールだった左WBが突然の狂い咲きを見せ、マンチェスター・ユナイテッドはいつもの落ち着きを取り戻しました。

32分、3点めは縦パス1本から決まりました。クリアミスをリンガードが競り、後ろにいたルカクにボールが渡ると、中央から上がったマルシアルにラストパス。プリョードルを振り切った11番は、今季プレミアリーグ6発めを悠々とゴメスの右に流し込みました。相手のミスを見逃さなかったアウェイチームが、個人力でねじ伏せるように奪った3ゴール。ワトフォードの反撃はシュートにつながらず、41分のアシュリー・ヤングのFKは壁に当たってハットトリックはなりません。44分、左にいたルカクがドリブルで盛り込んで右足を振り抜くと、ゴメスが弾いたボールがリンガードの前にこぼれますが、ダイレクトの一撃は守護神がビッグセーブ。追加タームにキコのクロスを狙ったリシャルリソンは、ヘディングを枠に収められませんでした。前半は0-3。週末にアーセナル戦を控えるマンチェスター・ユナイテッドは、試合を殺しにかかるはずです。

プレミアリーグで先発3試合めのリンデロフが、笑顔を浮かべているのはうれしい限りです。53分、アウェイチームのカウンターは4対3。ドリブルで上がったマルシアルが右のルカクに預けると、ゴール前に転がしたラストパスにリンガードは触れません。54分、順調だったマン・ユナイテッドにアクシデント発生。ここまでフル出場だったマティッチが足を痛めたようです。代わって入ったのはアンデル・エレーラ。中盤の底の番人は、モウリーニョ監督とやりとりをした後、ドレッシングルームに引き上げてしまいました。

58分、マルコ・シウヴァ監督が動きます。プリョードルとハムストリングを痛めたヒューズを下げ、ロベルト・ペレイラとカリージョを投入。アーセナルとリヴァプールを苦しめたチームは、どこで牙を剥いてくるでしょうか。61分のドゥクレのミドルはバーの上。64分にリシャルリソンのヘッドが左に外れると、モウリーニョ監督はマルシアルをラシュフォードというルーティンともいうべき交代策を講じます。残り20分、アンドレ・グレイが下がり、トロイ・ディーニー登場。74分、敵陣でラシュフォードがインターセプトに成功すると、ゴメスと1対1になったルカクはすぐに打てず、GKをかわした後のシュートを枠に入ったDFにぶつけてしまいます。

77分、ロベルト・ペレイラのボールを後ろから獲ろうとしたロホのスライディングは不要でした。アルゼンチン人同士がもつれ、両者ともピッチに横たわるとジャッジはPK。ディーニーがあっさり決め、ギャップは2点に縮まりました。ワトフォードが1点差に迫ったのは84分。ロベルト・ペレイラのクロスをダイレクトで叩いたドゥクレをほめるしかありませんが、リンガードはマークを離してはいけません。しかし86分、リンガードは自陣から60メートル以上の超絶ドリブルを披露。絶妙なコース選択で4人を手玉に取り、あっさりゴールを決めてしまいました。最後はズラタン登場。ワトフォードの反撃は2ゴールまででした。マンチェスター・ユナイテッドが今季6回めの4発で、プレミアリーグ3連勝を決めました。

ひたすら個人力で重ねた4発。これだけ決めてくれたら、連携がないなどというクレームは封印します。ルカクの不振とマティッチの負傷が心配ですが、マルシアル&アシュリー・ヤングの左サイドの破壊力は、ベジェリンやカイル・ウォーカーを自陣に釘付けにすることができると信じましょう。モウリーニョ監督の3-4-3とリンガード起用はズバリ的中。観ていて気持ちのいい試合でした。プレミアリーグ14戦10勝2分2敗、得点32失点8。この数字は、例年なら間違いなく首位なんですけどね…。

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“【Watford×MAN.UTD】圧巻の個人力!マンチェスター・ユナイテッドがワトフォードに4発快勝!” への2件のフィードバック

  1. どーん より:

    ほんと例年なら首位レベルですし、攻撃の連携が酷いとはいえシティを除けばダントツで得点は多く、失点は少ないですからね…
    やはり2年目のモウリーニョは健在だなと思います。
    個人的にはリーグよりも一発勝負のトーナメントであるCLの方が躍進できる気がします。

  2. makoto より:

    どーんさん>
    CLは、パリとバルサにどうやって勝つかですね。いい試合と悪い試合の差が激しいのが気になってます。

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