2026.09.19 プレミアリーグ観戦記2026-27プレミアリーグ観戦記
【Brentford×Chelsea】CKから必然の失点!エース不在のチェルシー、収穫なき完敗!
シャビ・アロンソ監督は、ビーズのセットピースの脅威を把握していたのでしょうか。今季プレミアリーグのセットピースでのシュート17本と、ボックスに届いたロングスロー20回は、いずれもTOP。シャーデとカヨデはスローインの名手で、ダムズゴーのキックは要注意です。映像をチェックしていれば、インスイングでファーに入れてくると読めたはずです。
ヘンダーソン、ペドロ・ネト、フォファナはニアで余っており、小柄なバルコとチャバリアが競り合う逆サイドの劣勢は必然でした。プレミアリーグでは、20試合連続で失点を喫していたチェルシーは、1月にクリーンシートで勝っていたブレントフォードにリードを許してしまいました。ジョアン・ペドロとカイセドを欠いたチームは、ここで終わっていたのかもしれません。
オープンプレーからのオンターゲットは、10分にウェルベックのパスを直接叩いたペドロ・ネトのみで、30分のモーガン・ロジャースのFKはケレハーが悠々とキャッチしています。バルコとヘンダーソンの2センターは、パスワークのペースや攻めるエリアを瞬時に変える試みがなく、モーガン・ロジャースとコール・パルマーの見せ場は単独突破だけでした。
左のウイングバックに入ったチャバリアは、クロスを狙うか後ろに戻すかの二択で、ククレジャのようなラインの裏を突くスプリントがありません。右サイドのペドロ・ネトは、持ちすぎるシーンが目立っています。前半のシュートは7対4でブレントフォードが上回っており、後半開始から失点までの15分も、遠めからのシュート以外に希望はありませんでした。
68分のヘンダーソンのCKから、ゴール前に出たボールをコルウィルは枠に収められず。シャビ・アロンソ監督が動いたのは71分、フォファナとウェルベックを下げてクエンダとアチャンポンを投入しました。チームを落ち着かせるベテランが必要とクラブに提言した指揮官も、36歳のヘンダーソンと35歳のウェルベックを同時に先発させるつもりはなかったでしょう。
78分のヘンダーソンのクロスはクリアされ、こぼれ球を拾ったコール・パルマーが4人に囲まれながら強引に打った一撃は、シュスターにヒットしてCK。左右に出てクロスを放り込み続けたヘンダーソンが、味方に届けたのは1回だけです。打開策を模索していたベテランが、縦のボールをカットされたのは82分。ダムズゴーの絶妙なスルーパスで、シャーデがGKと1対1になっています。
左足のシュートを止めたエミ・マルティネスは、浮いたボールをタップしたイゴール・チアゴを見てお手上げのジェスチャー。今季プレミアリーグで5戦連続の複数失点となったアウェイチームは、94分に左からロングスローを入れたシャーデをフリーにしてしまいました。グラウンダーはアチャンポンのつま先に当たり、外から詰めたファビオ・カルヴァーリョが押し込みました。
ジョアン・ペドロのリタイアで崩れた前線のトライアングル、単調なプレイに終始した左右のウイングバック、カウンターに屈した最終ライン。セットピースにおける綻びは、コーチのオースティン・マクフィーが手を打つべきでしょう。16歳8ヵ月のマフディ・ニコル=ジャズリのプレミアリーグデビュー以外に、収穫なき完敗でした。
ブルーズの次節は、ヨーロッパリーグでレアル・ソシエダを下したボーンマス。開幕戦でマンチェスター・シティに残り5分までリードしていたチームも、エヴァニウソン、クライファート、タヴァーニアが仕掛ける速攻を許したらアウトです。シャビ・アロンソ監督は、試行錯誤を続けるしかないのでしょうか。5節までの2勝1分2敗は、マレスカの昨シーズンを下回っています。
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